アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第186回目「内臓の袋:腹膜の圧縮でエネルギーアップ その1」12月4日
内臓は袋に入っているのを知っていますか?胃腸や肝臓、すい臓などの内臓を頑丈な膜で守っています。腹膜といいます。病気で腹膜炎というのがあるので、名前は聞いたことがあるでしょう。
この腹膜をヨガのアサナで圧縮させると、胃腸の蠕動運動が活発になり、肝臓にもマッサージ作用があるので、強いデトックス効果が表れます。また腹膜を圧縮させるということは、下腹部の丹田強化になるので、元気エネルギーでいっぱいになります。
ヨガには体をねじる柔軟系ポーズがありますが、もっと強烈な圧縮作用をもたらしてい即効で元気になりたければ、筋反射を起こす浮上系アサナが最適です。
中でもダントツでお勧めなのが、賢者カウンディンニャのクロスレッグです。ポーズ完成までいかなくても十分な圧縮作用があるので、初心者でも簡単にできます。まあ簡単といっても、ちゃんとプロセス順に取り組んでもらわないといけません。やればすぐ効果を体感できます。
1)まず基本姿勢です。
2)右側に3歩ほど足を移動していきます。
3)左ひざを右肘に引っ掛けます。初心者の人はまずこれをできるようにします。時々できないという人がいますが、それは手の置き場所が悪いからです。ひざがうまく引っ掛かる手と足の位置を見つけてください。
4)うまく左ひざが引っ掛かったら、右足を上げて後ろに伸ばしてみましょう。
5)次は左足を持ち上げてみましょう。ここまでくるともうかなり腹膜を圧縮することができます。実際のレッスンでは私が手を使って指導するので、自分意はできないと思っていた人もちゃんとできます。この講座を見ながら自分でやるなら、もっと頭を使わなくてはいけませんね。
6)さらに両足を持ち上げます。これがたとえ一瞬でもできると、筋反射がバリバリ起こりますので、元気エネルギーは爆発的に高まります。初心者の人は、ここまでできるように毎日練習するとよいです。繰り返してやっているうちに体が馴染んで、また脳の学習機能が働くのでできちゃうもんなのです。
7)さてここからは上級です。左右の足を開きながら頭を持ち上げます。つぼみが開いて花になる感じです。
8)そして賢者カウンディンニャ・クロスレッグの完成です。腹膜はめいっぱい圧縮して丹田にエネルギーの玉が出来上がります。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司