吉田篤司:アレクサンダーテクニークとパワーヨガ

アレクサンダーテクニークとパワーヨガ、特殊呼吸法で全身躍動!脳が目覚める革新BODYワーク!

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第196回目「筋膜の2重らせん構造 その2」

2019-12-13 15:59:06 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第196回目「筋膜の2重らせん構造 その2」12月13日

2重らせん筋膜に働きかけるということで、ヨガには体をねじるアサナもたくさんありますが、ここでもやっぱり体を浮上させた状態でやると、効果はけた違いなのです。

 こうした複雑なポーズは13世紀ころにハタヨガが全盛期時代に編み出されたみたいです。クンダリニーのらせんモデルもやはりこの頃です。インドでは仏教は11世紀に滅んでしまったので、そうした思想の一部はかろうじてチベット密教にも伝わったようです。でも空海が日本に持ち込んだ真言密教は6世紀頃のインド密教が基盤になっているので、まだクンダリニーとチャクラの考えはなかったみたいです。

というわけで前回に引き続いて今回も苦行者ガーラヴァです。

1)まず三転倒立から始めます。

 

2)そして結跏趺坐、パドマアサナを組みます。

 

3)そして右ひざを右上腕にくっつけるんです。左ひざは浮かせたままです。

 

4)そして両手でマットを押しつけて頭を持ち上げようとするのですが、左右のひざのバランスが異なるので、下半身は振り回されることになります。

 

これが苦行者ガーラヴァの特殊性のあるアサナで、これと似たニワトリのポーズとは、かなりニュアンスが違います。

5)下半身はとても不安定ですが、ニワトリのポーズのようにがっちり身動きできないわけではないので、頭を持ち上げるのはだいぶ楽です。

 

6)両肘が全開で伸びて苦行者の完成です。片ひざは宙ぶらりんです。首は固めないでくださいね。

 

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吉田篤司


アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第195回目「筋膜の2重らせん構造 その1」

2019-12-13 14:56:01 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第195回目「筋膜の2重らせん構造 その1」12月13日

 

人間の筋肉は関連した筋肉どうしを筋膜でつなげています。縦のルートや横のルートの他に螺旋状の筋膜があります。その一部分は首の斜角筋や胸鎖乳突筋で、ミケランジェロのダビデ像でくっきり表れていますね。それがグルーッと胴体を回って足につながっているのです。

螺旋状といえばDNAを思い出すかもしれません。そしてヨガのクンダリニーも螺旋状のイメージでよく表されています。

賢者ガーラヴァのポーズは、2重螺旋の筋膜に強烈に働きかけます。左右非対称のたいへん不安定なアサナで、初めてやったときには体がグニャングニャンになってしまいました。初心者の人は、強引に頑張ってやらないで、途中まで楽にできるところで、ストップしておきましょう。繰り返しているうちに体が馴染むとやがて悪酔いなしに無理なくできるようになります。

1)まず基本姿勢

2)右手で左足をつかんで、右脚のそけい部につけます。

 

3)そして左ひざあたりが左上腕に、左足の甲は右上腕に乗せます。このとき手の置き場所をいろいろ変えてみて、最適なバランス位置を見つけます。賢者ガーラヴァのポーズはここが一番肝心なところです。

 

4)準備ができたら、右足を後ろに伸ばしていきます。

 

5)すると自動的に頭は持ち上がります。これが2重らせんの連動作用です。一部の筋肉に力を入れるのではなくて、全体の流れとつながりを重視しましょう。

 

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