アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第203回目「丹田圧縮が自分の壁を超える」12月20日
ヨガというと、グニャグニャした柔軟系のポーズを思い浮かべる人が多いと思いますが、それと対極にあるのがパワーヨガの浮上系ポーズです。人の体の在り方は皆それぞれです。柔軟系が得意で好きな人もいれば、もっとエネルギーアップをするのが好きという人もいます。
浮上系ポーズは、アドレナリン&ドーパミン放出のハイテンションなエクササイズです。
柔軟系ポーズは、セロトニンが多く出て静かでリラックスしたエクササイズになります。
どちらをメインにしてやるかで得られる効果、人格形成、オーラと雰囲気はずいぶん違ってきます。
本番前の不安緊張やアガリ症、心がふさいで陰気になりがちの人は、エネルギー増幅のパワーヨガをやると、たくましく変身します。問題はそういう人は、強いエネルギーに直面すると圧倒されて敬遠してしまうことです。
アレキサンダーヨガでは、最初はラジオ体操程度の動きから始めますので、誰でも楽しく実践できます。そして一つずつ動きやバランスを身に着けていくと、やがて体は浮上するようになります。初めて体が上昇したときの感覚は、まるでスカイダイバーにでもなったかのような、スリリングかつ感動的体験なのです。その最高レベルにあるのが、片足鶴のポーズです。
1)マユーラアサナや賢者カウンディンニャができるようになると、体には浮上力が身につきますので、日常生活でも身軽な動きが自然に出るようになります。フワッと舞い上がって、スタンバイになります。
2)ここからがたいへんなところです。呼吸を静かに落ち着けます。息を吸ってグッとお腹に力を入れます。クンバカといいます。そして両手でマットを押しつけて頭を持ち上げます。
このとき悪い考えがうっかり出てくると必ず失敗します。雑念は禁物です。上昇することだけを考えましょう。もっとも最初のうちは失敗を何度も繰り返しますが、事故が起こるようなものではありませんので、負けないで立ち向かってください。それが丹田力を開花させるんです。毎日ちょこちょこやっているとできるんです。
3)頭が持ち上がったら、そこでも気を抜いてはいけません。今度は頭を前に送るように腕を伸ばしていくんです。ここもまた失敗しやすい難関部分です。しくじると悔しいです。エネルギー全開でいきましょう。
終わったら部屋の中をズンズン歩きましょう。アドレナリン&ドーパミン放出で、勝ち誇った無敵の自分になります。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司