アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第204回目「丹田圧縮でエネルギーを高める」12月20日
体は電気で動いています。生体電気といいます。18世紀にガルバーニという偉い学者さんが、解剖したカエルの足に電極をつけたらピクンと動いたのを見つけて、神経システムの研究のもとになりました。今日では神経麻痺で歩けない人のために、脳からの電気信号を直接、筋肉に伝えて歩行可能にする装置の開発もおこなわれています。
そしてこの生体電気は圧縮すると増幅が可能でもあります。圧電効果とかピエゾ効果といいます。代表的な素子は水晶クリスタルで、時計のクオーツに使われています。他にはコラーゲンも電気増幅する物質です。人間の骨はコラーゲンでできていますので、身体トレーニングで電気エネルギーを高めることができます。
合気道の達人が触れたら感電したみたくバチンと弾き飛ばされたとかありますね。気功を練習し始めたら、周囲の電気製品がなぜかよく壊れるとかいうのも聞いたことがあるでしょう。こういうのを一般常識的な人にいうと「ただの偶然だよ」とかいいますが、ミクロの世界では実のところ摩訶不思議な作用が平気で起こっています。
ヨガのクンダリニーやチャクラも電気エネルギーとして説明されることがよくあります。これを瞑想や呼吸法で下手に扱うとショートして危険なのです。有名なヨガマスターは「プラーナヤーマはしっかり体の基盤ができていないとやってはいけません」と言っています。
だからヨガはまずアサナで徹底的に体を鍛えるわけです。すると安全に生体エネルギーは高まります。それを踏まえて賢者カウンディンニャをやりましょう。
1)体のコントロールが身につくと、基本姿勢からフワッと足を浮きあげて下半身をひねることができます。これができたらもう十分に丹田力は強化しているので、日常での自分の在り方はとても楽しいものになります。
2)そして両膝をそろえて左上腕に乗せちゃいます。
3)両脚をそろえて左に伸ばします。
4)両手でマットを押しつけて頭を持ちあげます。両肘はビビーンと伸ばしましょう。これをやると強い心が生まれます。
5)最後に顔を上げて賢者カウンディンニャになります。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司