アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第191回目「シールシャアサナで滑らかに足を上げるには?」12月8日
シールシャアサナはヨガの基本の逆立ちです。初心者の人でも一般のヨガ教室に3か月も通っていれば、だいたいできるようになります。最初は壁を使ってひざを曲げてやります。
上達すると、両脚を伸ばしたまま上げるように練習しますが、これがなかなか難しいのです。三転倒立の場合は両手でマットを押しつけてバランス移動できるので簡単なのですが、シールシャアサナは手を組んでいるので身動きがあんまりできないのです。
どうやったら弾みをつけないで静かに滑らかに足を上げることができるのかというと、背中を使うのです。肩甲骨の間に向かって皮膚を収縮させて、胸椎が体の中に奥まっていくようにするんです。背中の皮膚感覚が重要なのです。
このようにすると背骨の動きに変化が起こって、足は静かに持ち上がります。
1)まず指を組んで頭を囲むようにする。左右の肘はあんまり開かないようにします。また額ではなくて必ず頭頂をマットにつけます。この時点では背中はやや丸まっていますよね。
2)そこで背中にダイレクション、肩甲骨の間に向かって収縮するようにするんです。すると胸椎が奥に入って背中はまっすぐになります。足はそれに追従して持ち上がっていきます。なかなか難しいでし、奥が深いです。
3)足が上がったら開脚しましょう。このバランスを簡単に維持できるようになれば、かなり体の各部のコントロール力は身についています。
4)あとは足は自動的に上に行っちゃいます。
5)シールシャアサナです。
6)片脚を下げると、エーカパーダ・シールシャアサナです。
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吉田篤司