吉田篤司:アレクサンダーテクニークとパワーヨガ

アレクサンダーテクニークとパワーヨガ、特殊呼吸法で全身躍動!脳が目覚める革新BODYワーク!

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第201回目「腸腰筋のストレッチ」

2019-12-19 18:05:12 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第201回目「腸腰筋のストレッチ」12月19日

 

孔雀や賢者ポーズは腸腰筋を圧縮してエネルギー増幅をしますが、逆にストレッチで腸腰筋を伸ばすアサナもあります。柔軟系のポーズで「アルダ・マツイエンドラアサナ」というのが初心者でもチャレンジできます。

なんでもヨガの修行をしていた魚のポーズなのだそうです。「そんな魚いるのかよ?」と思うのですが、古代インドともなるとやっぱりいたんです。そのころはガンジス川もきっと五十鈴川のように清らかだったことでしょう。

それで腸腰筋というのは骨盤底にあるたいへん重要な筋肉グループで、一番大きいのが大腰筋です。胸椎12番から始まって股関節まで伸びています。これをストレッチしてみようというのが今回のテーマです。

 

1)まずアグラになってから、左足を右大腿部の向こう側に置きます。股関節が固い人は、この時点でもう難しいかもしれません。無理なら止めて他のアサナをやった方がよいです。柔軟系ポーズというのは、頑張ってやっても後々かえって筋肉を固めるので、そこそこほどほどにやりましょう。

 

2)次に右上腕を左ひざに引っ掛けます。これがなかなかややこしいのです。左腕と間違わないでください。

 

3)そして右ひざをつかみましょう。この時点ではお尻の大殿筋が強くストレッチします。

 

4)そこから目を先行させて頭を左に向けます。すると胴体がねじられて腸腰筋のストレッチができます。

 

5)余裕があったら右手で左足をつかみましょう。

 

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司 


アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第200回目「孔雀でプライマリーコントロール」

2019-12-19 12:38:19 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第200回目「孔雀でプライマリーコントロール」12月19日

 

生きた人間の体は単なるオブジェクトとは違います。刺激に対して常に反応を表して、より効率の良い動きやバランスが見つかると脳神経はすぐにそれを採用して身に着けます。自転車乗りが好例でしょう。

ところが生活環境が複雑になると、一時しのぎのためかその場でうまくいくと、たとえ体に悪い動きでも、OKにしてしまうことも多々あります。変な姿勢やぎこちない動きでも、とりあえず自転車に乗ることはできますからね。でもその結果、体の機能は低下してしまうことになります。

レクサンダーテクニークでは、そうした悪い動きを止めて、プライマリーコントロールという体の自動調整作用を引き出すことが目的です。プライマリーコントロールが働いていれば、ダンスや発声、楽器演奏やスポーツ、日常生活の多くのパフォーマンスが向上するというわけです。

プライマリーコントロールとはどんなものなのかというと、

1)頭から首、背中にかけて一連の流れが表れている

2)頭は前に上に行って胴体はそれに追従する

というのもで、特に首の押し潰しは悪いことの代表と考えています。それを習得するために伝統的なレッスンでは、イスから立つ座るのチェアワークをしていましたが、アレキサンダーヨガでは孔雀や賢者といった、浮上系ポーズでそれを引き出します。

初心者の人はいきなりポーズ完成は無理ですから、初歩的な動きから順番に練習します。今回は特に「頭が前に上に行って、胴体が追従する」ということに注目しましょう。

1)指先を後方に向けてマットに手を置きます。左右の手の間隔は3センチくらいが適当です。そして両肘をおへそ付近に当てます。頭をマットにつけて脚を伸ばすとスタンバイです。

2)ここで足のつま先に注目しましょう。背伸びするように足首を動かすんです。すると体は前に行って頭はマットの上を滑って前方に送り出されます。そして前腕は前に傾斜しますね。そうしたら足首をもとの位置に戻します。すると体は後方に帰っていき、前腕は後ろに傾斜します。この動きを数回繰り返しましょう。初心者の人は、これがスムースに楽しくできるよう練習しましょう。毎日ちょこちょこやっているとできるようになります。

3)次は頭をマットから持ち上げてみます。それで足首の動きで体の前と後ろの動きを繰り返します。これができれば体が浮上するのはもうすぐです。

 

4)体を前にできる限り送り出すと、両足は自動的に持ち上がります。これが頭が前に上に行くという意味です。

 

5)このとき重力反射によって腸腰筋が強烈に働きます。これが丹田力になるわけです。そして背中には一連の流れができあがりプライマリーコントロールが顕現します。

 

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司