ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/30日 鳳来寺山・棚山高原周回 その2:秋の深まった尾根道を登っていく

2015-11-07 07:11:04 | 草花
分類上は地衣類になりますが、イワタケ(岩茸)というものがあります。
昔から貴重な珍味として尊ばれてきたもので、立山のある芦峅寺ではこれを「一つ食べると寿命が十年延びる」と言われてきたそうです。
小生はこれの生える岩に時々出会います。奥穂高岳の最後の登り部分や、木曽御嶽でも見ています。
三河では愛知県民の森、棚山高原で見てきましたが、この鳳来寺山域でもそれを見ることができました。

もう50年ほど前の学生時代のことですが、埼玉県の両神山に行ったとき、宿泊した清滝小屋で番人の方から、「今度来るときに寝袋を買って持ってきてくれないか」と依頼されたことがあり、アメヤ横丁で買い求め、その週のうちに持って行ったところ、大層喜ばれて、その時、鍋一杯に煮た岩茸をふるまってもらいました。
同行の友達はその量の多さに参っていましたが、小生はそれを全部平らげてしまいました。
芦峅寺の言い伝えによれば、これできっと不老長寿の霊力を得たことになるかもしれません。
今回はそのイワタケに出会うあたりまでをレポートします。

ミヤマシキミ ↓



尾根歩き ↓

尾根道は岩の上を行くようになってきています。



昆虫 ↓

寒さの所為か、動きはとても緩慢でした。



眼下に街道筋 ↓

少し開けた場所に来ると、眼下に街道筋が見えていました。



古木のオブジェ ↓

山中ですので、これを見て、何かに喩えるような楽しいひと時も持てます。


クモラン ↓

これは驚きました。この尾根でクモランには気づきませんでした。しかも、この株はこの夏、花を咲かせた跡が見えます。種の莢がついています。



ソヨゴ ↓

ソヨゴの赤い実は、今の時季ですので、この付近ではよく見るものです。



小さい規模の紅葉 ↓

ごく小規模ですが、色づいた一本に出会いました。



サルオガセ ↓

岩にはサルオガセがついています。



アキノキリンソウ ↓

アキノキリンソウが出てきました。このあたりから岩稜歩きとなっていますが、危険を感じる箇所は今後も出てきません。


ホソバシャクナゲ ↓

岩稜歩きになって、名物のホソバシャクナゲが出てきます。花の時季は5月のGW付近となります。



棚山方面 ↓

岩稜歩きの左手には棚山高原が見えています。この山を登り切った後はあそこを目指して歩きます。



マメヅタラン ↓

マメヅタランも出てきます。これの花期は初夏となります。



イワヒバ ↓

イワヒバが出てきましたが、このところの乾燥で、葉を丸めてしまっています。



イワタケ ↓

本日の記事導入部で記述したイワタケが出てきました。これがたくさんあるということはこの地方の方たちがこれを食する習慣がないからでしょうね。
小生も見るだけにとどめておきます。



富幕山 ↓

稜線の右手、はるか奥に富幕山が見えます。空の濁りが、たかだか15kmくらいの距離をこんなにも遠くに見せてしまいます。



落ち葉の道 ↓

道の上に落ち葉が散り敷いていて、山歩きに奥行きを出してくれます。



ホオノキ ↓

落ち葉の中にあって、その大きさと、葉裏の白さが際立つのはホオノキの葉です。
コメント (6)
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