ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/30日 鳳来寺山・棚山高原周回 その6:瀬戸岩から山寺(副川の)寝観音まで下る

2015-11-11 07:16:24 | 草花
棚山(棚山高原)は遠くから眺めても、特徴のつかみにくい山で、何度もここに来ている小生も、いったいどこを山頂として良いのか、未だに把握できないでいます。

地図の上では760mの地点が2ヶ所あり、それは約430メートル離れています。
そのほかにも高原上に758m、752m、750m、741m、740mと突起が5か所もあり、見る位置によってはそういうほかのところが一番高く見えたりすることでしょう。

実際に鳳来寺山の瑠璃岩から見た時に、眼前の棚山のどこが最高地点になるのか判断できませんでした。
そのくらいですから、棚山を指して、「棚山高原」というのもうなずけることとなります。

戦時中は深刻な燃料不足を補うために、松根油(しょうこんゆ)を採取するべく、この高原に生える松まで、その標的にされたという話も聞いたことがありますが、戦闘機に、それを使うまでには至らなかったようですね。

今回は、高原の一角にある、露岩の「瀬戸岩」に立ち寄り、それからあと、高原から下りて行き、寝観音に至るまでのレポートを致します。

瀬戸岩の手前 ↓

瀬戸岩に着く手前にもテラスのような露岩があり、そこにリュックを置いて、瀬戸岩には空身で行くことにします。



瀬戸岩を見る ↓

その露岩から、すぐ目の前に、瀬戸岩の岩壁がそびえて見えます。



小さな紅葉 ↓

瀬戸岩に取り付いたところに、小さなツツジの株があり、それがきれいに紅葉しています。



瀬戸岩 ↓

瀬戸岩の先端ですが、空に飛び出しています。




眼下の景色 ↓

眼下に街道筋を見ます。



吉祥山と海水面 ↓

左の山は吉祥山で、その右側で光る海面は、どうやら三河湾内のようです。



樹間の紅葉 ↓

樹間にこんな紅葉も、たまには出てきます。瀬戸岩を下りて、高原内を進みます。



下降点 ↓

高原から大石集落に向けて下る、取付き点に来ました。この道の途中で、崩落個所があるので、一般的には通行止めとしているようです。
覚悟をして、自己責任でこの道を使います。



休憩施設 ↓

道は頻繁に人の通りは無い様ではありますが、以前はそれなりの利用があったようで、こんな施設もその名残をとどめています。



崩落個所 ↓

崩落個所に差し掛かりました。どうやら、大雨によって沢筋が崩れたようです。



イワタバコ ↓

その崩れた沢で、岩に付着したイワタバコを見つけました。



キジョラン ↓

崩落個所を気を付けて通過します。これ以降は危険個所はなかったように思いましたが、使われなくなった道はだんだん荒れていきそうです。
この道は、是非、修復してもらい、気軽にハイキングで歩いてもらいたいところだと思います。
キジョランはアサギマダラの幼虫の食草でしたね。葉の丸い穴は食べられた痕でしょうか。



キツネノカミソリか? ↓

寝観音の参道に入りました。参道といっても山の中のことですから、細々とした道ですが、この草はキツネノカミソリでしょうか。道の両側に並んで生えているのは、人為のためでしょうね。


オモト ↓

今は廃れてしまった建物は、社務所でしょうか。その前の小平地に、オモトが植えられています。


石仏群 ↓

崖の下の窟屋には、石仏群が立ち並んでいます。



不動尊 ↓

寝観音に近づくために、手前の小さな橋を渡ります。そこには岩壁があり、水の滴下があります。
これを滝と見なせば、このお不動様もその意味が頷けます。
岩場にある寝観音に近づくのに、最後は、鉄製の階段を登っていきます。



寝観音 ↓

あたりが薄暗くて、フラッシュを焚きますが、それによって、石に刻まれた観音菩薩がわかりにくくなってしまいました。
鉄格子で隔離されていますので、まるで囚われの身のようですが、観音様は左を向いていて、彫刻は製作途上ですね。顔の部分と、足先、手の先が彫られているだけです。
上の岩盤が邪魔をしているので、石像は寝た姿になります。


由緒 ↓

由緒書きを読んで、戻ります。



境内の地面 ↓

境内の地面にたくさん銀杏が落ちています。どれも粒が大きいのですが、だれも拾った跡がありません。
小生が拾っていくことにしました。これも何かの功徳になることでしょう。



収穫 ↓

幸い、ビニール袋を持ち歩いていましたので、軍手をはめて拾っていきます。
重さは一貫目ほどになりましたでしょうか、山行の翌日、さっそく処理したところ、三合ほどの収量となりました。
コメント (2)
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