ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/2日 秋晴れの雨生山花巡り その5(最終記事):ムベ ミツバアケビ アイナエ ナンバンギセルなどを見て歩き納め。

2019-11-07 07:09:42 | 草花
11月2日に雨生山に行って、沢山の花を見て来たレポートは今回で終了します。
初めてこの山に入ってきたのは、今から14~5年前のことですが、初めて来た時にはムラサキセンブリだけが目当てでしたが、この山地に固有の植生の魅力に惹かれて、毎年この山に入ってくるようになりました。

そんな中で、あるときにはダニにこっぴどく取り付かれたり、またある時には藪漕ぎの中でスズメバチに長い時間つけ回さりたり、夜の真っ暗闇に山中を彷徨ったりしたこともありました。

この山とのお付き合いの中で、雨生山からは富士山が見えないとばかり思っていましたが、そんな先入観を取り払われたのはつい2年ほど前のことでした。
晴れて見通しの良い時には雨生山山頂から富士山が見えるということも教えてもらえました。

今回は時間の都合で山頂には行かずに山を下ることになりましたが、冬にもう一度この山に入って富士山を拝みたいものだと希望しています。

それでは最終部分をレポートいたします。
リンドウ ↓



この日がリンドウの花を見るための最良の日だと思いながら歩いて行きます。
日にちも時間も最良の時だったに違いありません。



ササユリの莢 ↓

この山は初夏にはササユリも咲くので、秋には種の莢が大きくなり、こんな微笑ましい姿も見せてくれます。



笹の間を下る ↓

時刻は午後2時少し前、日は西側に寄り始め、西日を背にして笹の道を下って行きます。



ユズリハ ↓

東三河の山ではユズリハの木をよく目にします。




ムラサキシキブ ↓

ムラサキシキブが藪の中でひっそりと実をつけていました。




ムベ ↓

林道沿いにムベの実を見ました。頑張って実を採り、皆さんにお裾分けです。
甘くてなかなか捨てがたいお味でした。



シラカシか? ↓

これはシラカシの実でしょうか。この実を食べる動物は居ますかね。



ヒサカキの蕾 ↓

ヒサカキの木には来春に咲く花の蕾がびっしり着いています。



もう一度ササユリ ↓

ササユリの種の莢をここでも見ます。種をこぼして、来春には発芽して欲しいものです。



ミカワマツムシソウ ↓

これがミカワマツムシソウの今回の見納めです。



ワレモコウ ↓

ワレモコウは小生的には撮るのが難しい花で、花の持つ雰囲気を上手く撮ることが出来ないでいます。




ネズミサシ ↓

ネズミサシの実をつけた姿を撮ります。この木はネズ、またはトショウ(杜松)とも呼ばれます。
この実を乾燥させると「杜松実(としょうじつ)」、「杜松子(としょうし)」あるいは「モロンジョ」という生薬になり、利尿、尿道炎、リュウマチ、神経痛、風邪等に効果があるとされるそうです。
ヨーロッパではヨーロッパネズの実を集めて蒸留酒に香り付けをしたものをジンと言ってカクテルのベースにするそうです。


ミツバアケビ ↓

美味しそうに口を開けていましたが、人間の方は時間の制約があり、指を咥えて通り過ぎました。



ハキダメギク ↓

下山して最後の部分を歩いています。田んぼの縁でハキダメギクをたくさん見ます。



アキノノゲシ ↓

これも山側の道端で見かけました。



お世話になりました ↓

最後のところで、思いもしない”事件”に遭遇してしまい。警察のお出ましとなりました。
警察官の大変親切な対応のお陰で、ぺしゃんこになった心が救われた思いになりました。



アイナエ ↓

田んぼの畦の中にこんな小さな花も咲いていました。花の直径は1ミリくらいしかありません。



ナンバンギセル ↓



山裾の草むらの中でやっと見つけました。



サワヒヨドリ ↓

花には遅かったのですが、それでも元気に立っています。




キセルアザミか? ↓

このアザミはキセルアザミ(マアザミ)でしょうか?キセルアザミは花が横か下向きに咲きますが、これは上を向いています。花の末期には上を向いて咲くようになるのでしょうか。
コメント (8)
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