ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/9日 (金山と)雨生山(うぶさん)を周回 その3:東屋周辺の花を見て、山中に入り、中腹の林道を歩く。

2018-07-13 06:09:02 | 草花
この時の山行では、前日まで、長く雨が降っていましたので、地面が柔らかくなっていて、それを地面掘り返しの好機到来とばかりに、盛んに掘った痕があります。
これは猪の仕業なんでしょうね、堀り返し痕が新しいので、イノシシに出遭わないかと、ちょっと心配でもありましたが、あちらさんは夜行性ですので、まず、出遭うことは無かろうとタカを括っている部分もありました。

ところが、予定とはだいぶ違って、周回するのに随分時間を食ってしまい、下山のために林道を歩いていたのは午後8時頃になっていました。
ヘッドランプを点けて歩いていた時に、前方に”大岩”があるのを見た時に、「ハテナ?・・こんなところにこんなに大きな岩は無かったはずだけれど・・・?」と思いつつ近づくと、その岩が動くではありませんか!!!
なんと!!!・・・それは猪の成体であり、子供も3つ連れていました。

山の笹藪の中では見ずに、林道の開けたところでこういうものを見るのも不思議なことですね。
夜の林道歩きでは、このほかに、道の上部空間を飛び交う蛍も見ています。
しかし、上の二件のいずれも写真を撮ることはできませんでした。

プチ道祖神 ↓

大岩の洞に非常に小さな”道祖神”が置かれています。どなたが置いたのかは分かりませんが、年月が経てば、これがきっとお地蔵様のような見方をされることでしょうね。



東屋 ↓

東屋に着きました。ここからはちょっとした良い眺めがあると同時に、この周辺は草花の探勝スポットにもなっています。



吉祥山 ↓

この日の空模様はずっとこんなものでした。



田園風景 ↓

麗しい田園風景は、ここに来た時のご褒美みたいなものですね。



ユウスゲ ↓

この一輪もこの夜のステージで輝くことでしょう。



オケラ ↓

オケラは花の”骨組み”が見えてきています。



ナガコガネグモ ↓

もう世代交代は済んだようで、ここでは小さな後継ぎさんが巣を見せてくれました。



アキカラマツ ↓

歩きながらこれの花の前段階のものを見てきましたが、ここにきて、やっと花を見ました。



”ギボウシ” ↓

”ギボウシ”の種の同定はできませんが、涼しげに咲いているところを眺めていきます。



雨生山方面 ↓

雨生山の山頂方面を眺めます。この時にはまだ、あそこまで行くかどうか、決めていませんでした。
目的とするコオニユリの花を見たら引き返するつもりでいました。



クサギ(の蕾) ↓

山道は、再び山の茂みの中に入って行きます。林縁にクサギが出てきました。



樹林の中 ↓



やや暗い感じのこういう道を歩きます。



エビネ ↓


イナモリソウ ↓

この場所で毎年見かける、エビネとイナモリソウですが、株に勢いがなくなっています。
このまま進めば姿を消してしまいそうです。



中腹の林道 ↓

歩いて来た山道が、中腹の林道に出会います。この時の時間が思いのほかに遅くなっていて、午後5時17分でした。
そんなに遅くなっていたので、金山の山頂まで行くのは諦めました。 この林道を歩いて、雨生山に行くように予定変更します。



ニガクサ ↓

道の端にこんな草も出てきます。



稜線に乗り上げよう ↓

林道歩きは単調でつまらないので、県境稜線に乗り上げよう・・・・と考えを変え、ここから入って山の斜面を直登するようにしました。



キジョラン ↓

キジョランの艶のある葉を見ます。三河の山ではまだ、これの花を見ていません。
アサギマダラの幼虫の食草ですが、アサギマダラはまだこちらには渡って来てはいませんね。



タマゴタケ ↓

ザクザクの斜面にタマゴタケが4ツほど出ていましたが、菌の終末期の状態で、二つはダラダラに崩れていました。
この一つだけを持ち帰り、翌日の味噌汁の種にしました。
食感はぬめりがあり、歯ごたえもそこそこにあってなかなかのものがありますが、味が今一つという感じでした。
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7/9日 (金山と)雨生山(うぶさん)を周回 その2:一旦山を下ってから、別の登山口から入り直す。

2018-07-12 07:02:20 | 草花
蛇紋岩の裸地で花探しをしてから、一旦、山を下ります。
そして、別の登山口から、もう一度山に取付き直します。これは山裾の道沿いにも良い花模様があることと、山の中腹にも眺望に優れた箇所があると同時に、花探勝の良いスポットがあるからなのです。

ソクシンラン ↓

裸地での探勝を終えて、一旦、山を下ることにしました。道端にソクシンランが出て来ましたが、今度は風に揺れていません。



ネジバナ ↓

平地では花が終わりましたが、ここではまだ残っています。



サルトリイバラ ↓

季節は進んで、サルトリイバラの粉を吹いたような実が見えるようになっています。



リンドウ ↓

この山ではリンドウをよく見ますが、その秋の花の準備が始まっています。



ユウスゲ ↓

良い姿のユウスゲが出てきました。時刻は午後4時を少し過ぎています。夕刻が近づくと花も開花してきます。



田んぼまで下る ↓

この田んぼの縁には秋にタムラソウが群生していましたが、最近模様が変わり、その群生もなくなりつつあるようです。あたりは雨のために土が柔らかくなっているので、イノシシがそこらじゅうを掘り返した痕があります。



トノサマガエル ↓

久しぶりでトノサマガエルを見ることができました。最近は家の近所の田んぼでもほとんど見かけなかったものです。



ウツボグサ ↓



道の脇ではウツボグサの青紫色の花と、花後の枯れた穂が立っています。



ユウスゲ ↓

池の下側の斜面ではユウスゲが8輪ほど、まとまって花を開いています。



シモツケ ↓

同じところで、ピンクのきれいな花が出てきました。



コマツナギ ↓

ここでは水の流れの近いところで咲いています。



ネジバナ ↓

他の草に交じってネジバナも健闘しています。



ヒメヤブラン ↓

ヒメヤブランはここでもきちんと花を開いていません。



世界桜の園入口 ↓

世界桜の園の入り口に来ました。ここから再び山に入って行くことにします。



ナワシロイチゴ ↓

足元にナワシロイチゴの実を見ます。



山に取付く ↓

山に取付いた最初はこんな道です。



ノギラン ↓

ノギランの花が足元に咲いています。



オオバノトンボソウ ↓

笹をかき分けて歩いていると、こんな野生ランを見つけました。



シモツケ ↓

ここでもシモツケのきれいな花を見ます。以後、この花を繰り返し見ることになります。

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7/9日 金山の一部と雨生山(うぶさん)を周回 その1:梅雨明け後の一日目、蒸し暑かった!!・・・・

2018-07-11 07:08:45 | 草花
東海地方も他の地方と同じに7/8日が梅雨明けと発表されました。
長雨にくさくさしていたので、さっそくその翌日に新城市郊外の里山に出かけました。
本当はもう少し遠いところに行こうという気持ちもあったのですが、そこへ行くまでの道路がまともに機能しているかどうか心配でしたので、そういう心配のない里山に行くことに決めました。

家を出たのが午後二時頃で、これは遅すぎる時間の出発でしたが、それには訳があって、主目的にしたのが夕刻に花を開くユウスゲの花を見ることでしたので、こういう時間になりました。
また、コオニユリの花も見たかったのですが、こちらの方は笹をかき分けて探し回ったにもかかわらず、一輪も花を見ることができませんでした。

笹をかき分けて花探しをするということで、毎回この場所では手ひどくマダニの洗礼を受けていますので、今回はレインウェアを上下に着込んで完全装備で、望みましたが、その甲斐あって(?)歩き始めた途端に汗を掻き始め、大変暑い思いをしました。

夜間、結構遅くに家に帰ってから持ち物を調べると、びっくりするくらい大きなマダニが二匹見つかりましたが、身体には着いていなくてほっと(HOT?)しました。

位置図 ↓

金山・雨生山(うぶさん)は弓張山系の一員で、新城市の南端に位置し、その稜線は愛知県と静岡県の県さかいをなします。

実行図 ↓

林道入口駐車場に車を置いて、時計回りで歩きました。

断面図 ↓

この図面では左側から右側に歩いています。

吉祥山 ↓

車を置いた場所から吉祥山を眺めると、空には雲が多くて、とても梅雨明けしたとは思えないような様相を呈しています。



歩き始め ↓

午後3時30分少し前に、ここでレインウェアーで身を包んで歩き始めます。



ノアザミ ↓

ノアザミの美しい花を最初に見ました。



シマジタムラソウ ↓

ナツノタムラソウ、アキノタムラソウと似たものがありますが、これはシマジタムラソウのようです。



ソクシンラン ↓

写真に撮りにくい、長い茎に小さい花のソクシンランが出てきました。おまけに風に揺れて、困りました。



コガンピ ↓



蛇紋岩地の地面に背丈の低い、まるで草のような低木が花をつけています。



ヤナギノギク ↓

晩秋にも花を見るヤナギノギクですが、気の早い株が花を咲かせています。



ユウスゲ ↓

この山でユウスゲの種を採り、我が家に播いて発芽させた株は、やっと、花芽を立ち上げてきたところですが、この山のものは大分進んできています。
この分なら花が開いたものに行き会えそうだ、と期待が膨らみました。



クマヤナギ ↓

クマヤナギは花の蕾をつけています。



ヒメヤブラン ↓

ヒメヤブランは未だ蕾のようです。



花後のユウスゲ ↓

昨晩に開いて、今朝萎れたユウスゲの花が出てきました。これなら花を見ることは確実になりました。



ユウスゲ ↓



上の蕾は今日中に開きそうです。 下のものはついに花を開いて、もう少し花を拡げるところです。



ズミ ↓

ズミに青い実がなっています。 一つを取って噛みつぶしますと、かすかな酸味と、渋さを感じました。



蛇紋岩の風化した裸地 ↓

こんなところを、花を探してウロウロします。



吉祥山 ↓

レインウェアーを着ているので、まるでサウナに居るように内部発汗しています。
少しだけ高度が上がったので、吉祥山は山裾からしっかり見えています。



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大災害と大きな出来事などが、次々に・・・・・

2018-07-09 07:05:38 | 草花
長い雨の日々が続きました。
大雨で災害に遭われた方たちに心からお見舞い申上げます。
亡くなられた方のご冥福を祈ります。

日本国内で大雨が続いている間に、国の内外で大きな出来事が続きましたね。
タイの洞窟に閉じ込められた少年たち13人の無事が確認できてほっとしましたが、脱出方法が決まり、昨晩現在で、まず4人が救出されました。
残る9人も無事生還出来て、全員が元の生活に戻れることを願いたいと思います。

オウム真理教関係七人の死刑執行も衝撃的なニュースでした。
彼の教祖は結局肝心なことは何も話すことなく、この世からオサラバとなりましたが、そのことが実に後味の悪い決着となった感じです。
一般的には、物語の決着は、悪いことをやった人間が、罪を悔いて謝罪し、赦しを請い、そのことにより、読み手は納得し、寛大な気持ちになり、決着する・・・・という筋書きでなければならなかったはずでした。
このストーリーが始まらないうちに物語が打ち切られてしまったという感じが否めませんでした。

死刑廃止論が叫ばれる世の中ではありますが、犯罪抑止に効果がある方法として死刑があるのでしょうか。
それとも被害者側の遺族の感情として、懲らしめのための死刑があるのだとしたら、もっと過酷な刑があっても良かったかもしれませんね。
江戸時代のように拷問・市中引き回し・はりつけ・百叩き・毒を飲ませる・辻に曝して罵詈雑言を浴びせ、石礫を投げつける・土に埋めて顔だけ晒す・・・など懲らしめや、仕返しの方法などをここに書いているだけで気持ちが悪くなりました。

しかし、あのカルト教団はそういうことを市中で、実際に民間人相手にやってしまったのです。
民間人ばかりでなく仲間さえも抹殺していたのですから、恐るべき行為でした。
連合赤軍事件や9.11同時多発テロ事件を彷彿とさせるようなむごたらしさに何故行きついてしまったのか?
しかも、いまでもその流れを継承する教団が存在しているのですから、再発防止の観点に立って考えた時に、
よく使われる「安心・安全」という言葉の意味からは程遠い現状ではないかと感じてしまいます。


画像ネタが枯渇しましたので、庭の花などを、蒸し返しを織り交ぜて、撮りました。

フウラン ↓



時期的に今年の見納め感が強まりました。



オニユリ ↓



庭のあちこちで咲いており、この色ですので、これから暑くなると、暑苦しく感じます。



マンリョウ ↓



マンリョウの花は知らぬ間に咲き始め、もう、峠を越えているようです。



ナンテン ↓



花が咲いたけれども、この長雨でしたので、うまく受粉できたかどうか・・・。
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6/30日 八ヶ岳北部の8つの峰を訪問 その6(最終記事):巻き道を歩き五辻・出逢いの辻経由して下山。国道歩きで駐車場所に戻る

2018-07-08 06:55:51 | 草花
八ヶ岳北部の峰歩きのシリーズはこの記事で最後となります。
天気に恵まれなかった山旅でしたが、日光直射がない分だけ、全行程を通じて、涼しく歩けたことは、唯一幸いなことだったかもしれません。

次にこちらに来る機会が得られたとしたら、その時は是非快晴の空の下で、心行くまで山岳景観を味わいたいものだと思いました。
そんなことを前向きの宿題に捉えて、心の片隅にしまっておくことにします。

森林浴展望台からの眺望 ↓

森林浴展望台からは、眼下に少しだけ眺望が得られます。



木道歩き ↓

再び針葉樹林帯を、木道に従って歩いて行きます。



今度は笹原 ↓

針葉樹林帯歩きはずっと続くのですが、時にはあたりが開けて笹原になることもあります。



水が湧く ↓

道の脇に水の湧き出すところがありました。
この水は、歩く道の上を流れるようになりました。



五辻 ↓


五辻は笹原と針葉樹林の境目にありました。ここからまた針葉樹林に入って行きます。



五辻の東屋 ↓

針葉樹林を少し行くと東屋がありますが、別に休憩を必要としないようですので、休みを入れないことにしました。



シロバナヘビイチゴ ↓

東屋の裏手にシロバナヘビイチゴが群れて咲いています。


出逢いの辻に向かう ↓

出逢いの辻に向かう道に目新しい橋が出てきました。全体的に道の手入れは良くされていると感じました。



ズダヤクシュ ↓

今回この花に初めて気づきました。実際にはもっと前から見ていたのでしょうが・・・・



ぬかるみあり ↓

木道がなくなると、道にはぬかるみが出てきます。



ゴゼンタチバナ ↓

亜高山帯の植物がまた出てきました。



木の根 ↓

木の根が露出していますが、こういう光景はこの道ではそれほど見なかったような気がします。



マイヅルソウ ↓

マイヅルソウは花のひとつずつが小さくて、小生的には撮りづらい花です。


出逢いの辻案内板 ↓

立派な案内板が建っているこの場所が出逢いの辻のようです。
この案内板は林野庁と茅野市の両方が設置したもののようで、自然休養林の保安林整備事業を説明したもののようですが、随分大掛かりだな‥‥と感じました。


出逢いの辻 ↓

小生的にはこれだけあれば十分なんですが・・・・・・。



広くて平 ↓

道は広くて平坦になっています。



ツマトリソウ ↓

花びらが6裂のツマトリソウです。基本は7裂なんですが・・・。



下山 ↓

登山口に降り立ち、これにて山道は終わります。



国道歩き ↓

国道歩きに入ります。ここから1.2kmほどで、60mほど高度を上げるような緩傾斜ですが、アスファルトの照り返しがあり、ややきつさを感じます。



茶臼山 ↓

朝一番初めに歩いた茶臼山がやっと見えました。



あと少し ↓

先方で車の出入りがあるようで、あそこが駐車場になるようです。



帰着 ↓

予想よりも大分早い時間に戻ってきました。
車での帰路は、途中で、”しの付くような”雨に遭ったり、名古屋に入るあたりから渋滞に巻き込まれてしまいましたが、無事に山行を終えることができました。
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