ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/30日 八ヶ岳北部の8つの峰を訪問 その5:坪庭で個性的な景観を楽しんでから、山裾の道を森林浴展望台まで進む。

2018-07-07 07:09:47 | 草花
「坪庭」とは・・・本来的な意味では、塀や垣根、建物で囲まれ、建物の内部に光や風を採り入れるためにつくられた、比較的狭い庭のことで、古くは、町家づくりにおける母屋と離れの間にある庭を指したようです。

しかし、北横岳の山裾に広がる地名としての”坪庭”は上記の意味を援用していますが、ここでは固有名詞として使われていて・・・・・・
八ヶ岳最後の噴火で出来た溶岩台地で、すり鉢状の地形が織り成す場所を指します。
背後の北八ヶ岳の山々をバックにして独特の景観を創っています。

溶岩がむき出しの大地に、長い年月をかけて植物が少しずつ根を張り、自然らしさを回復しつつある、その様子は造園業の方に良きアイディアをもたらしていることでしょう。

今回は山の景色ばかりに目を取られていたので、どこから坪庭に入っていたのかうっかりと見落としてしまいましたが、この記事ではすでに坪庭の中に入ってきていたようです。

ミヤマハンノキ ↓

実がついていますが、古いようです。



銘木? ↓

庭木に植えたら「ン百万円」もしそうな立派な枝ぶりの木がぞろぞろと出てきます。背後は天池山。



ハクサンシャクナゲ ↓

坪庭に下りてきても、ハクサンシャクナゲの木は出てきています。



縞枯山 ↓

手前にハイマツ、背後に縞枯山が見えます。



キンロバイ ↓

ただ一度だけ見たキンロバイでしたので、この写真を出すことになりましたが、花びらがすでに2枚欠落しています。ここでは種小名の標示板があって助かりますね。(画角にはそれを入れませんでした。)



超簡易舗装 ↓

道をモルタルで舗装してくれてあり、長いこと岩のごろごろした道を歩いて来た身にとって、これは有難味があります。



坪庭内 ↓

坪庭の代表的な景色を撮ろうと心がけますが、広すぎて完全にウロウロしています。



ミヤマニガイチゴ ↓

これも種小名の表示板に頼りました。こちら向きの花が無くて残念です。



今度は小砂利敷き ↓

超簡易舗装の道は終わり、今度は小砂利の敷かれた道になります。



”タンポポ” ↓

八ヶ岳の山域ですのでヤツガタケタンポポかと思いましたが、これはミヤマタンポポのように思いました。
まさかセイヨウタンポポが侵入して来ていないことを祈ります。



クロマメノキ ↓

これは柵のロープの少し奥で咲いていました。



チョウジコメツツジ ↓

こんな名前は初めて聞きましたので、記念に撮りました。花が咲いているともっと印象が深く残ったことでしょうね。



山頂駅 ↓

ロープウェイの山頂駅が見えますが、あそこまでは歩いて行くつもりです。



山の端に ↓

縞枯山の稜線の上に、ちょこんと顔を出しているのは、南八ヶ岳の最南部付近にある西岳でした。
こんなに近くまで来ても、南八ヶ岳の峰々をついに一度も見ることなしに、山を下りてしまうことになります。



駅舎 ↓

山頂駅の駅舎の前に来ましたが、中に入る必要はありませんので、下山口に到る道を探します。



分岐点 ↓

ここが帰路の分岐点となっています。



平原内の木道 ↓

歩き始めは、広々とした原の中に渡してある木道歩きです。



ロープウェイの施設 ↓



駅舎と支柱を横から見て、そこから離れていきます。



樹林帯に入る ↓

樹林帯の中でも木道は続きます。凹凸がなくてとても歩きやすく感じます。



ハリブキ ↓

いかめしくもトゲトゲの葉に守られて、地味な花をつけています。



森林浴展望台 ↓

「森林浴展望台」と表示のある場所に着きました。西側に開けていたので、天気が良ければ、高ボッチ山方面が見えるのでしょうか。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/30日 八ヶ岳北部の8つの峰を訪問 その4:北横岳南峰と北横岳北峰に行き、坪庭に向かって下って行く。

2018-07-06 07:04:37 | 草花
先に、今回の山行では、峰々の高度差が少ないことを記述していましたが、この山行の特徴は、小さい凹凸に終始しているということでした。
この記事では、終盤で、その中にあって一番大きな高度差を下ることになりますが、それでも、北横岳北峰(2480m)マイナス坪庭のロープウェイ駅前(2223m)間の高度差は、257mでしかありませんでした。

こういう標高差の上下だけで、高山帯の雰囲気を堪能できるのも、この山域の特徴ではないでしょうか。

北横岳ヒュッテ ↓

小屋の裏手に木製のベンチが沢山置かれていて空いていましたので、ここにリュックを置いて、必要なものをナップザックに入れて、それで北横岳を往復することにします。



北横岳の南峰に向かう ↓

人が楽にすれ違えるくらいの、広い山道を登って行きます。



木段 ↓

木段の上が明るくなっていて、山の際の感じがします。



北横岳の南峰 ↓

”雲霧霞雨左衛門”が山の頂にやって来ました。相応しい空模様が用意されています。
すぐに、北峰に向けて歩き出します。



殆んど「連絡通路」的な道 ↓

南峰と北峰の距離は150mくらいしかなくて、高度差も8mちょっとしかありません。山道とは言いますが「連絡通路」みたいに感じました。



木の上に人 ↓

木の上に人が乗っているように見えて、少しだけ意外感がありましたが、あそこが頂上のようです。



北横岳の北峰 ↓

2480m。今山行の最高地点に着きましたが、眺望が得られませんので、これといった感動・感激が湧いてこないのが残念でした。
天気が良ければ、凄い景観があるようです。
そこに居合わせたグループの方から写真を頼まれましたので、それに応えたのが一番の出来事でしたでしょうか。



ハイマツ帯 ↓

すぐにヒュッテまで下ることにしました。「連絡通路」の両側にハイマツが茂り、高山帯の雰囲気を感じます。



ハクサンシャクナゲの新芽 ↓

そうと分かっていても、これがどうしても花のように思えてしまいます。



ミツバオウレン ↓

ミツバオウレンが群生している場所もありました。



南峰 ↓

南峰に戻ってきても、眺望が得られないので、誰も滞在していません。



ダケカンバ ↓

視線の先に、ダケカンバがやや矮小化した林があります。



木段を下る ↓

この段を下りると、亜高山の樹林帯に入って行きます。



ツガザクラ ↓

来るときにはこの花を見落としていました。



北横岳ヒュッテに戻る。 ↓

ヒュッテのベンチで休みを入れていきます。
後から気づいたことですが、ここで休んで以降、車を駐めた所までは、休憩を取ることは無かったように思います。 特に坪庭から先は、随分ニートな道が続きました。



分岐点まで戻る道 ↓

亜高山帯の雰囲気が色濃い道を戻ります。


三ッ岳と坪庭の分岐点 ↓

分岐点に戻ってきました。ここで右の道を採り、坪庭を目指して下って行きます。



木道下り ↓

流石に人気の山域だけあって、手入れの行き届いた道でした。



背丈の低い針葉樹 ↓

このあたりでたくさんの登山者・パーティーにすれ違うようになりました。土曜日の人気スポットですので、当たり前のことかもしれませんね。



縞枯れの山肌 ↓

視線を山に向けると、縞枯れした山肌が見えています。



こちらは天池山 ↓

天池山も縞枯れしています。



縞枯山 ↓

”本家本元”の縞枯山の方は、見る位置と角度によって、却って天池山の縞枯れに負けているように見えます。



パノラマで ↓

向かって左が天池山で、右側は縞枯山になります。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/30日 八ヶ岳北部の8つの峰を訪問 その3:三ッ岳で岩のⅠ峰・Ⅱ峰・Ⅲ峰を歩く。

2018-07-05 07:01:42 | 草花
今回の山歩きで、始めに八ヶ岳の北側の八つの峰を歩いたとしましたが、この岩山の三つの峰(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ峰)も一つずつを数のうちに入れました。
この3つの頂きを持つ岩山は縞枯れ山の下り道でチラリと見た時に実に素晴らしい、胸のすくようなフォルムを見せてくれました。

その時に写真を撮っておけばよかったのですが、手前の木の枝が邪魔していたので、もっと良く見える場所があるに違いないと勝手に決め込んで、写真に収めなかったのは残念の極みでした。
その後は、三つの岩峰を、纏めて写真に収めることのできる場所に恵まれませんでした。

この岩山を三つこなせば、今回の山歩きの8座のうちの、6座までが完了したことになります。

天池山の池 ↓

三ッ岳に取付いてある程度の高さになった時、後ろを振り返ると、池が見えています。あの高さにあるので、あれが天池山の池だと思います。
天池山の山頂からでは、木が邪魔をして行くことができませんでしたが、そうと分かった今は、次なる機会があれば、あのそばに行って見たいと思いました。



稲含山(いなふくみやま=1370m) ↓

この山も秀でた姿を見せていました。あれは西上州の群馬百名山の一つだそうで、高さこそ大したものではありませんが、そこからの展望は素晴らしいものがあるようです。 



岩場の道 ↓

三ッ岳Ⅰ峰への登りが始まり、このあたりからは、大岩を捕まえてよじ登るようになってきます。



ハクサンシャクナゲ ↓

”シャクナゲ”の花が、時々咲いた姿を見せて来ます。



三ッ岳Ⅰ峰 ↓

岩を攀じて、大岩の間の道を詰めると、まずはⅠ峰に着きます。 次なるⅡ峰目指して精力的に歩きます。



ハイマツ ↓

雄花が咲いています。


こちらはハイマツの球果です。



岩を攀じる ↓

鎖場が何度か出てきますが、鎖を使うことなく歩こうと決めています。



イワヒゲ ↓

岩に着いたこんな小さな”樹木”もあります。
Ⅰ峰からⅡ峰まで大岩がごろごろ転がった、実に歩きにくい通り道となっています。(これは道なんかではありませんよね)



これ見よがしに ↓

岩がこれ見よがしに招き寄せています。
このあたりで足を滑らせ、大岩にゴツンコして、顔面打撲します。



コメバツガザクラ ↓

コメバツガザクラは、雪が融けると、一番先に花を咲かせる高山植物かもしれません。雪が解けて、もうだいぶ日にちが経っていますが、花が残っていてくれました。



三ッ岳Ⅱ峰 ↓

Ⅱ峰に着きました。これで8つの峰のうちの5つを歩いて来たことになります。



Ⅲ峰を望む ↓

ズームアップするとⅢ峰の頂上標示が見えています。そこまでも大岩がごろごろした、実に歩きにくいルートを進んでいきます。危険は感じないのですが、一歩一歩の歩運びに気を遣い、煩わしく感じます。



天の鉾 ↓

来た道を振り返るときりっとした岩の鉾がありました。高さは5メートルくらいあったように見ました。



鎖場 ↓

ここでは通り道の岩という岩にアイゼンのひっかき傷が無数についています。
冬山で人気のコースなのでしょうね。冬晴れの日の岩稜上からの絶景はさぞかしと推測します。



ツガザクラ ↓

この極小低木にも優雅に花がついています。



コケモモ ↓

この花を見て、秋の実りを想像してワクワクします。



三ッ岳Ⅲ峰 ↓

ここまで来ると、あとは岩峰から注意深く下ることになります。



岩のヘツリ ↓

鎖やロープに触れずにこの岩山を歩こうと思いましたが、このヘツリだけはそれに頼ろうかという気持ちが一瞬だけ湧いてきました。



ハクサンシャクナゲ ↓

こういう花が出てくると、気持ちが随分落ち着きます。



イワヒゲ ↓

これが最後に見たイワヒゲとなりました。これからは岩場はなくなります。



三ツ岳と坪庭の分岐点 ↓

ここを直進して、北横岳の南峰と北峰を歩き、再びこちらに戻ってきます。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/30日 八ヶ岳北部の8つの峰を訪問 その2:ハイマツが現れ、立ち枯れの樹木の間を歩いて縞枯山、雨池山に到る

2018-07-04 07:05:08 | 草花
縞枯山(2403m)の名前の由来は、山体を覆う針葉樹林が横縞状に帯のように枯れることからついた名前です。
これは山から少し離れて見た時にしっかりと確認できる場合があり、「なるほどそういうことか」と合点がいく場合もあります。
しかし、眺める場所や角度が変わると、そのことを確認できない場合もあります。

今回は山中の稜線を歩きますので、そのことが十分に体感できるかどうか気がかりでしたが、すでに茶臼山あたりからその兆しが表れてきて、縞枯れ現象を存分に実感することができました。

ミツバオウレン ↓

この後何度も出てきた花ですが、始めの一輪はややみすぼらしいものでした。



周りの木が枯れている ↓

茶臼山のうちから早や、周りの樹木が枯れ始めています。



縞枯れ現象の中 ↓

直立できずに倒れている樹も当然混じってきます。ここはまだ茶臼山の中で、本丸の縞枯山ではないのです。



茶臼山と縞枯山の鞍部 ↓

鞍部に下りてきて、これから縞枯山に取付きます。



ツマトリソウ ↓

ツマトリソウは前夜の雨粒が未だ花に残っています。



ハクサンシャクナゲの新芽 ↓

かなり明るい色の部分は葉の新しいところのようです。遠くから見た時に花のように見えました。



ハイマツが出てきた ↓

標高が2400m近くになり、ハイマツが出てきました。



ミヤマシグレ ↓

これはミヤマシグレのようです。



縞枯展望台の分岐点 ↓

展望台に行きたいところですが、天気がこうですので、眺望が望めず、行くのを止めます。



ここでも枯れ木の山 ↓

縞枯れ現象の核心部に来ています。歩きながらどうしてこうなるのかをいろいろ考えますが、自分を納得させる結論が出ません。
この山域のここにだけ、どうしてこういう現象が起こるのでしょうか。
ある地層の特定の部分に樹木を殺す毒成分でも含有しているのでしょうか。
根がそこに到達したとたんに枯死が始まるとか・・・・。



バイケイソウ ↓

蕾はついていましたが、花を見ることはありませんでした。



縞枯山の山頂 ↓

山頂に着き、ここでもひと休みを入れていきます。ストレッチも欠かさず、入念にやります。



天池峠まで下る ↓

天池峠に下る道も枯れ木の中の岩ゴロゴロの道が続きます。とにかく歩きにくい・・・・。



天池峠 ↓

天池峠は広々とした開放感のある場所でしたが、ここでは休みを入れることなく通過します。



”リンドウ” ↓

”リンドウ”の元気な草姿を見ていきます。



”シャクナゲ”の蕾 ↓

こちらは”シャクナゲ”の蕾です。この山中ではハクサンシャクナゲばかりを見たように思います。



天池山山頂 ↓

天池山の山頂に着きました。山名に”池”があるので、それを探そうと思ってきました。
しかし、周りの樹木があまりにも密生しているのでその意欲は削がれてしまいました。
この山頂も通過してしまいます。



天池山と三ッ岳の鞍部 ↓

どこかで強制的に休まねばならないと感じながら歩いて来ましたが、この鞍部で、風が静かで、落ち着けそうでしたので、ここで休みを入れます。
これから三ッ岳の岩山に入って行きますので、ストックなどはリュックに括り付けます。



”イワカガミ”

三ッ岳Ⅰ峰の登りに掛かります。三ッ岳の岩山をチラリとだけ見る機会がありましたが、惚れ惚れとするような切り立った岩山が三つ続き、こちらから歩く順にⅠ峰・Ⅱ峰・Ⅲ峰と名前がついていて、とても魅力的な部分でした。

”イワカガミ”の花には少しだけ遅いような気がしましたが、それでもきれいな花を見せてくれます。
また岩に着いた株でも葉が艶々してとても見ごたえがあります。



コケモモ ↓

コケモモの花も盛んに顔を見せてくれます。



遠くに御座山 ↓

雲が切れて、遠くに印象的な山姿がありました。家に帰ってから調べると、あれは御座山(おぐらさん)2,112mで、長野県南佐久郡の山だそうです。群馬・埼玉の県境に近い山でした。
雲の状態や霧の状態はこの山行中はつねに気まぐれで、山の眺望はほとんど得られないままに終始しました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/30日 八ヶ岳北部 麦草峠より北に位置する8つの峰を訪問 その1:まずは国道歩きから始めて茶臼山の山頂まで。

2018-07-03 07:01:27 | 草花
ネットのお友達が、八ヶ岳北部の山行記を書いていましたので、興味深く読んでいるうちに、小生もその山域を歩いて見たくなりました。
自分の中では麦草峠から北の八ヶ岳はまだ歩いていないからなのです。

ただ、蓼科山だけは例外的に二度歩いていますので、その山は除外して、他の山を歩こうという考えに固まりました。

歩きたい峰の候補を順に挙げて、数えてみるとこうなります。
1.茶臼山 2.縞枯山 3.雨池山 4.三ッ岳Ⅰ峰 5.三ッ岳Ⅱ峰 6.三ッ岳Ⅲ峰 7.北横岳南峰 8.北横岳北峰とちょうど? 八つの峰数(八ヶ岳?)になってしまいました。

これが、他の山域でしたら日帰りするのはちょっと無理に思えますが、距離を測ってみると、そう大した距離ではなくて、何よりも高低差が少ないことは、身体の負担に感じない筈と思い、周回するコースに決めました。

実際に歩いて来て、今感じていることは、岩がごろごろしてとても歩きにくい場所もあった・・・ということでした。
これは今まで持っていた八ヶ岳北部は「針葉樹林と苔生す道」という概念とは違う部分もあったということになります。

今回はシリーズ化して六回に分けてレポートします。
位置図 ↓


行程鳥瞰図 ↓

図面では「登山者駐車場」とありますが、正式には「麦草峠公共駐車場」となっていました。
ここには公衆トイレもあり、大変助かりました。

実行図 ↓

「登山者駐車場」(正式には上述の通り”麦草峠公共駐車場”)から反時計回りで周回しています。

断面図 ↓


駐車した場所 ↓

ここに前夜明るいうちに着き、テントを出して横になりましたが、寝入る間際に雨が降り出し、フライシートを持たない超安物故に、すぐに寝袋が濡れだしましたが、そんなことにはお構いなく寝付いてしまい、朝起きたら枕はグッショリ濡れ、寝袋も家に帰ってから2日間干さねばならない程濡れていました。
でも、横になって寝られたお陰で、体調は悪くはありません。



国道歩き ↓

目指す麦草峠には国道299号線・・・俗称”メルヘン街道”を200m足らず歩く事になります。



登山口 ↓

このあたりで標高2,127m。麦草峠の直近で左に曲がる登山道があり、そちらに入って行きます。

今回の山歩きではそれほど沢山の高低差があるわけではなくて、ここから最高所の北横岳北峰(2,480m)との間ではたった353mほどの差でしかありません。



茶水の池 ↓

天気予報では天気の回復はゆっくり目・・・・ということでしたが、この空は今にも雨粒を落としそうな気がして、諦めの境地で歩きます。
まことに自称”雲霧霞雨之介”を地で行くようです。



岩がごろごろ ↓

道に岩が露出しているこんな道が続きます。



木道 ↓

時にこういう木道が出てくると、歩きやすさに感謝します。



又岩のごろごろ ↓

まだ歩き始めで元気がありますので、歩きづらい岩ゴロでも辛抱できます。



大石峠 ↓

最初のチェックポイントの大石峠は笹の中でした。



中小場 ↓

中小場もどんよりとした中で通過します。




歩きにくい ↓

八ヶ岳の生い立ちは火山の山で、流れ出した溶岩が長い年月をかけてこのような地面を作るのでしょうね。
このゴツゴツした道はどこまでも続きました。



針葉樹の新芽 ↓

針葉樹の葉先にまるで花の蕾のように見えているのは新芽でした。樹種はオオシラビソあたりかもしれません。



ゴゼンタチバナ ↓

やっと”高山植物”らしい花が出てきました。



”イワカガミ” ↓

コイワカガミとする場合が多いのですが、その区別点が良く判りませんのでカギカッコ付きの”イワカガミ”としておきます。



マイヅルソウ ↓

どんどんそれらしい花たちが現れるようになってきました。



石を越えて ↓

岩のごろごろ道を丁寧に歩いて行きます。



茶臼山山頂近し ↓

2,384mの山頂が近づいてきました。



茶臼山の山頂 ↓

目指す8つの峰の第一番目に着きました。ここで、休憩を入れます。
今回は強いて、こまめに休みを取り入れて歩いて見よう、と最初から決めています。



オサバグサ ↓

この山行では随分たくさんオサバグサに出会っていますが、この茶臼山の山頂で見た株が一番良い見栄えでした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする