神戸電鉄粟生線の存続と公共交通の充実
神戸電鉄粟生線の存続問題について、現在国庫補助を活用した車両更新をすることで、議論が一旦収まっている状況です。しかし、神戸電鉄の利用者は昨年比で三木市内の駅だけで、1日あたり600人の利用者が減少しています。
神戸電鉄の利用者は減少しているが公共交通のニーズは高まっている
新型車両に更新することで、消費電力を60%軽減させる等の節約となり、神戸電鉄の経営改善に大きな役割を果たしていると思われます。
しかし、この国庫補助もいつまでも続くわけではありません。
神戸電鉄の利用者減に歯止めをかけなければなりません。
これまで、神戸電鉄の利用者の多くが神戸方面への通勤者で、神戸経済の低迷、神戸電鉄以外の通勤方法、神戸市西区、三木市、小野市の人口減少等により利用者の減少が続いています。
三木市として何が出来るのかを考える必要があります。人口減少に歯止めをかけることが何よりも大事ですが、短期的な成果が見込めないのが現実です。
一方で、高齢化社会の中で、運転免許証を返納しなければならない人が増え、公共交通(※特にバス交通)の充実を求める声が増えています。
車がなくても便利な三木市へ!
駅まで行けば電車とバスで市内どこでも行けるバスのルートを整備し、神戸電鉄の駅とバスの接続を良くして、神戸電鉄を使いやすい電車にしていくことで、利用者を増やすことが出来るのではないかと考えます。
また、公共交通にかかる負担を軽減していく必要があります。平成27年10月からバス料金の市内200円均一制度が始まりました。これを神戸電鉄にも適用すべきです。そして、将来的には、市内何処でも公共交通を利用したら200円で移動できるようにして「車がなくても便利な三木市」にすべきです。