今年は寅年、長野県では7年に一度の御柱が行われる年です。
コロナで、長野県もまんぼうが適用されたり、と、どうなるのかと思っていたら、山出し、という、山で切り出した大木を里まで引いてくる山出しの行事が、なくなりました。密を避けられない、ということで。また、準備不足もあるようです。まんぼうの延長で。
なんとも、残念なお話です。
山出しがなくなった、ということは、上社と下社の木落とし、上社の川越しはなくなった、ということです。
非常に、簡素な催しになった御柱。
外だし、いいんじゃないの、と思うのですが、曳行ではかなりの密になりますし、クラスターでも発生したら諏訪大明神の信用にも関わりますから、止むを得ない決断でしょう。
それに、まんぼうの延長もあって、みんなで集まって練習、なんてできませんしね。
しかし、中止するわけにはいきません。戦時中の昭和19年にも行われた、という事です。が、戦時中であるこの年ですら、山出しが中止にはなっていません。山出しで町長さんが亡くなってしまった、という悲劇もありましたが、今でもこの事を教訓として、事故のないように気を引き締めている、ということです。
というように、御柱で山出しが中止となったことは、今までに無かった、ということです。それが感染症で中止とは、、、。どういう意味があるのでしょうか。本当に残念です。
今後は、無事に建て御柱が行われるよう、望んでいます。
御柱祭、山出しは車両で運搬。想定はしていたものの、いざ決まると、動揺する。かつて、12月に大八車で運んだと知ってはいても。
— ug (@ugskm) February 22, 2022
曳行に伴う諸々の技術、コミュニティの維持、1200年続く祭への誇り。何があっても、御柱は建てる、という意気だけはここにあるが。https://t.co/qP8UMtLCOl