昨日は涼しくエアコンを使用しませんでした。
今朝も窓を開けて寝たら寒いくらいでした。
季節が早いのでしょうか?
秋めいたと言う感じの週末です。
「 道迷い遭難を考える 」
奥武蔵に行くようになったころ、日本アルプスや八ヶ岳などメジャーなコースより道迷いになる危険が高いなと思いました。
里道、作業道、などの脇道が多く、道標も完備とは言い難く迷いやすい場所がたくさんあるからです。
遭難の本はたくさん読んでいますが、最近道迷いを重点的に読み直したり新しく買って読んでいます。
迷った時の原則 解かっていたところまで戻る と 谷に下らない です。
道に迷ったら引き返す、これ落し物をしたら落としたところへ戻る みたいで実際は大変難しい事です。
谷に下らない は道迷いから滑落、転落になる場合は非常に多いです。
沢登りをしていた経験から、この滝を登ったら後戻りはできないなと思ったり、まき道も滑落の危険があるなどと思う事は普通の事でした。
沢を下れば人里に出る、と思いますけど滝があったり崖があったりしたら終わりですし、沢筋では携帯も通じなくなる可能性が高いです。
尾根に出たら道がある場合も多いし、携帯が通じる可能性が高いので発見される可能性も高くなります。
本を読んでいると、装備が整ったベテランの場合もありますが、軽装の場合も多いです。
日帰りでも最低限の装備として コンパス、地図 はもちろん、携帯電話、雨具、非常食(カロリーメイト、ソイジョイ、スニッカーズ など)、レスキューシート、火打ち道具(ライターなどを含む)
パーティの場合、ツエルト、ロープ、救急用品、アマチュア無線機 など共同の非常装備。
アマチュア無線は 無線従事者の免許(国家試験)を取って局免許申請しコールサインを持たなければ使えませんが、不特定多数に非常通信を送ることが出来るので山をやろうとする人は使い慣れておくのも安心です。
私の場合登山届の非常装備に アマチュア無線機144&430 と書いて非常時は(非常呼び出し、非常通信周波数の)433待機 と書いています。
携帯電話の普及でアマチュア無線の免許を取る人は減っていますが登山をする人こそ活用してもらいたいと思っています。
そして 出来れば 山岳地図入りのGPS、現在地を示す山岳対応のアプリを入れた携帯とかタブレットがあり、それに使い慣れていると現在地が確保できるので有効だと思います。
ただ、入れておけばいつでも現在地を確保できると思わないで下さい。
ちゃんと使えるには読図能力は必須です。
机上で解かっていても実際の場所に行くと初心者ではどこにいるのか解からないです。
方向感覚といつも地図で現在地を把握するトレーニングは必要です。
オリエンテーリングの基本テクニックですけど 地図の正置(地図の北を実際の北に向けて持つこと、ただし、真北に対して磁北は西側に7度程度ずれているので(場所に寄って少しずつ異なる)地図には磁北線を入れておくのが良いです。
国土地理院の地図サイトで磁北を示す線を入れるオプションがあります。
設定で磁北線を選択して出力しましょう。
ただ、国土地理院の地図では登山ルート、ハイキングコースは正確とは言えません。
等高線、広い道、高圧線、池、その他のあらゆる特徴物の情報を参照しなければなりません。
歩いている時いつもコンパスを確認し、地図で現在地を親指の先で押さえておく(親指読み。サムリーディング)地図は紙のままだとすぐぐちゃぐちゃになってしまうのでチャック付のビニール袋に入れて置くと良いです。
いつもと言ってもずっと指を動かし続けるのではなく、道の分岐、とか特徴的な地形とかチェックポイントでチェックです。その時地図は正置し、周りの地形もチェック、あの尾根はこれだなとか、こっちに谷があるななど全体として地形をチェックするのです。
こうやってチェックしていても(オリエンテーリングでも)錯覚して迷う場合があります。
そういう時 読図能力のある人にとってGPSやアプリは強い味方となります。
これ、強く主張します。
山域、経験度関係なく 道迷いはおこります。
高齢者はしだいに近郊の山になって行きますけど道迷いは多いことをいつも頭に入れて現在地の確保技術を磨きましょう。
これから特に高齢者が近郊の低山に降りてきた場合道迷いは確実に増えます。
奥武蔵、奥多摩、丹沢でも道迷いが多発し、亡くなるかたや行方不明者がいることを肝に銘じておきましょう。
( 追記 )
「 ニャンの飼い猫暮らし 」
ニャンは朝の準備をしていたら自分でキャットドアから帰って来て今は椅子の上にいます。
昨日は仕事があり、午後の物件は久しぶりに徒歩でやってきました。
やはりしばらく外出していなかったのできつかったですが何とかやってきました。
今日は高校野球のベスト4を決定する試合があるのでそれでも見ようかなと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます