高松宮殿下杯が修理から戻って参りました。
台座がはずれそうになっていたものがしっかりと固定されたうえに、ピカピカに磨かれて帰って参りました。
もともとはこれほどまでに美しいカップだったということを初めて知りました。
スポーツの振興に尽力されていた高松宮殿下の杯です。
正式には高松宮宣仁(のぶひと)親王です。
大正天皇の第三皇子で、有栖川宮の祭祀や土地を継承されました。
カップの上部には、高松宮家の御紋があります。
やはりインターハイ総合優勝のカップには、他の大会のカップとは異なる重みを感じます。
高松宮殿下は、護国寺の隣の豊島岡墓地に埋葬されています。
今、優勝杯は殿下が眠っているところから一番近い学校にあるのです。
スポーツの振興に尽力された高松宮殿下杯の名に恥じぬクラブでありたいと考えています。
竹村知洋