Full-Tone

女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

場所の力

2013-08-26 23:39:02 | 日記・エッセイ・コラム

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昨日、十和田市主催で開催された、建築家・隈研吾氏の講演会へ行ってきました。

現在十和田市で建設中の(仮称)交流プラザの設計監理をされています。

隈氏と言えば、なんたって今を時めく「歌舞伎座」・・・。

個人的には、訪ねたことがある「馬頭広重美術館」や「根津美術館」が

http://blog.goo.ne.jp/c-fulltone/d/20100812

馴染み深いのであります。

が、しかし、やっぱり思い出されるのが「M2」。

https://www.google.co.jp/search?q=m2+%E9%9A%88%E7%A0%94%E5%90%BE&hl=ja&rlz=1T4WQIB_jaJP546JP547&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=gWcbUpepI4mdkQWq44HYCA&ved=0CC0QsAQ&biw=1280&bih=591

冒頭では災害と建築についてお話されて、

甚大な災害の後に街や建築が発展していくのだと。

世界的な都市が大災害から発展したことを例に、3・11からの復興への強い思い。

人ってさ、うまくいっている時には変わろうとしないけど、

大きな壁にぶつかったとき、変わらなくちゃいけないって思うでしょ・・・って☆

街も人も同じなんだそう・・・、なるほど!

(いつも壁にぶつかって、変わりたくても変れない私ですが・・・汗)

「M2」から、のちに自然素材を活用した建築への変遷が、

このくだりに暗に込められているように感じちゃったのは、

私だけではなかったはずです。

今流行っているものは、5年・10年先には古いデザインになっちゃうんだから、

長く愛される物を造る(作る?創る?)・・・、どの漢字が適切だろう?

その場所に昔からあったもの・使われてきたものを活用した建物。

その場所に溶け込む建物。

その場所のルールを守る建物。(法規と言うことではなくて、風土とか風習とか)

その場所の景観を生かす建物。

時にはその場所の人たちが忘れていたり、何気ないことだったりするのかも。

世界的な建築家と町の設計屋の考えはそう遠くないのかもしれない!

とか思いながらも、その企画も手法も詰め方も、到底敵うものではなく、

やっぱりすごい・・・、かっこいい・・・、と思ったのでありました。

・・・なんちゃってなレポートでした~(^_^.)

@ふると

コメント (4)
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