2014年に一度リフォームのご相談を頂いていた方からのお電話。
ご主人に視覚障害があって、ご夫婦二人暮し。
8年前、リフォームのプランをいくつか作成いたしました。
仮住まいをするのに抵抗があるので、
ちょこっと増築をして、生活空間を確保してから、暮らしながら工事を進められる計画をしたのですが、
増築したいところに埋設物があって難しい…と言う展開になり、行き詰り、保留になったのでした。
そして、今回のお電話。
もう一度相談したいとのこと。
改めてお邪魔して、色々とお話を伺う。
ご主人の体力が低下してきたことで、問題点は以前とは内容が異なり、
奥様の中で色んなことが渦巻いていらっしゃる。
訪問介護・医療などは受けていらっしゃるようだけど、解決できない日常があれこれ。
そして、はたと気づく。
「手摺を付けましょう!」
8年前、ご夫妻と私は、増築や改修の話、問題点の色々を話するばかりでした。
手摺の取付について、話した記憶がない。
なんで、それに気づかなかったろうと、とても悔やまれます。
保留になって、空白の8年間も手摺が付いていたら、悩みが減っていたかも。
抱えていらっしゃることの少しは、手摺の取付で解決できそうな予感。
こうしたことは、一刀両断に行かないのが当たり前。
お話をしっかり伺って、少しずつでも早い改善に役立ちたいばかり。
@ふると