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女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

最近読んだ本 3月の①

2021-03-23 16:04:20 | 日記・エッセイ・コラム

【兄の終い】 著・村井理子

最近と言っても、もう、ひと月ほど前に読んだ本。

タイトルに惹かれて、図書館で借りてみたのだけど、

昨年、かなり話題になっていたらしい。

それほど本を読んでもいないけど、

もしかしたら、今まで読んだ本の中でも、

ベスト3くらいに入るんじゃないのって思うくらいの衝撃作。

読み始めて数ページで、「ん、実話か?」と気付く。

臨場感と言うか、迫ってくる表現力が半端ない。

「一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。」って、

亡くなられたお兄さんを荼毘に付してと言うことなのです。

絶縁状態だったとしても、身内の死をそんな風に表現できるってスゴイ。

恨みつらみもあったんだろうけど、むしろ、潔さや爽快感を感じてしまった。

ページ数は少ないし、行間は広いし、一気に読み終えられます。

身内と仲良しの方も、蟠りがある方も、

読んでおくといざと言う時の気持ちの整理と、

社会的な手続き諸々の参考にもなるかも。

@ふると

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