海商の館 旧亀井邸
東北を代表する総合商社、株式会社カメイの初代社長亀井文平氏の建てた邸宅。
大正13年創建。
塩竈神社の東参道の途中にありました。
まあまあな階段の参道です。
和洋併置式と呼ばれる、和風建築と洋風建築がひとつの建物の中に存在するスタイル。
まず、中に入るとガラス窓が多いことに気が付きます。
アルミサッシに替えられているところはあるけれど、どうやら建てられたままの様子。
当時、ガラスはとても貴重な物だったし、
贅沢に使用する際には、十分な検討を行ってしっかりと造られたのでしょう。
また、地形を生かした造りで、内部の廊下はスロープ状。
生活し辛かったのではとも感じました。
豪華さとは違うんだけど、奇をてらってない上品さが漂う空間でした。
@ふると
手摺りは当初から付いていた物なのでしょうか。
当時の人々は、身体が動けなくなるまで寿命があることはあまりなかったのでしょうね。
ですよね。
写真を見ただけで、びっくりしちゃう傾斜。
もしかしたらなのですが、1階と2階にある続き間を来客のためのおもてなしに使って、傾斜のある廊下の先のお部屋は使用人用とか。
実際にここに住んでいたわけではないんじゃないかと、帰ってきてから考えていました。
ちゃんと説明を聞いてくるんだったわ。