お気づきになっている方も多いかと思いますが、最近テレビで頻繁に流れているシオノギ製薬 セデスファーストのCMにクライスラー300Cが出ています。
クライスラー300Cはドラマなどではチラチラ見かけたり、一つの番組に結構長い時間出ていることはありましたが・・。これだけの数(3台)の、しかも繰り返し時間(GPR数)でメディアに露出するのは初めてではないでしょうか。
クライスラー・ジャパンができなかったこと(テレビCM)をいとも簡単に(笑)
クライスラー300C 動画。
明石家さんま シオノギ製薬 セデスファースト
クライスラー300Cはドラマなどではチラチラ見かけたり、一つの番組に結構長い時間出ていることはありましたが・・。これだけの数(3台)の、しかも繰り返し時間(GPR数)でメディアに露出するのは初めてではないでしょうか。
クライスラー・ジャパンができなかったこと(テレビCM)をいとも簡単に(笑)
クライスラー300C 動画。
明石家さんま シオノギ製薬 セデスファースト
さて新型クライスラー300は従来モデルのほのぼのとした角型スタイルから一歩進化して、よりスリムに洗練された造形に変化しておりますが、逆にそれ故「親しみやすさ」が薄れてお高く止まったムードに変わってしまい、「明石家さんまが布施明に変化した」ような違いが生じてしまったとは果たして天邪鬼な見方でしょうか?
クールな精悍さを身につけた新型クライスラー300Cは欧州市場でイタリアのランチア・ブランドをまとって、ゼニアのシート地で上質なエレガンスをアピールしていくべく企画されたことは明白です。そこで表現されるデザイン言語は「コカコーラ/幌馬車/カウボーイ」といった質朴なアメリカ文化とは好対照を成す「ミケランジェロ/ラファエロ/ミラノ大聖堂~ハイテク核兵器」といった冷徹さを湛えた美であり、それは欧州製ミサイルや戦闘機の機能美とも表裏一体に思えてなりません。
新世代に向けたアメリカ車生き残りの策に感服させられる一方で、アメリカ車の魅力は「ユルさ・不器用さ」故の一種不完全さが逆に憎めず、「弱者救済性」へとつながって判官びいき(「エース格」のドイツ車よりも「いまいち間抜けな」アメリカ車を応援したい、という心理)の対象になっていたのだなと考えるに、クルマの世界のparadoxに驚かされずにはおられません。
300Cは北のカナダで生産されていましたが、おっしゃるように、幌馬車、カウボーイなど米西部の開拓精神や、コーラと言えば、アトランタ。・・南部のドロ臭さを表現したかのような車ですね。
300Cは、すでに見飽きた人にはどうという事ないようですが、モデル末期(日本では)初めて見るような方もまだいるようで、今日も明日のオフ会を前にして仕事で愛知にいるのですが、スタンドやSAなど、見知らぬいろいろな人に話かけられます。
クライスラージャパンは初期に思い切って予算とって、テレビCM流せばよかったのに(笑)
アメ車の復活(これもおっしゃるように、よくも悪くも洗練されてしまいましたが)は顕著ですね。もともとQCも向こうから来た言葉ですし。
特にGMは中国市場での好調をテコに再び名実ともに世界一に躍り出ることでしょう。