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JFの法則4~未来予想図

2009-12-13 08:00:00 | 牝馬の法則
 あちこちのメディアが書いているように、馬場改修後の過去3年の阪神JFの1着馬であるウオッカ・トールポピー・ブエナビスタには、いくつかの共通点がある。
 いずれもキャリア3戦以下、1勝馬、そしてクラシック制覇している点の3つ。
なかでも注目すべき点は、東京芝2400mで行なわれるダービーとオークスを制覇したという点。しかも、ウオッカは先に同コースで行なわれたJCも制覇している。
 だが、もう一つ各メディアが気付いていないある共通点が存在する。

 それは、過去3年の勝馬の父は、いずれもダービー馬であるということ。
したがって、1着候補は以下の馬の中から選ぶことにする。

【スペシャルウィーク…98年1着】
☆ ⑦ラナンキュラス…×BT

☆ ⑧タガノエリザベート…×ストームバード

☆ ⑪ステラリード…×ザフォニック

☆ ⑬グローリーステップ…×デニーロ

【ネオユニヴァース…03年1着】
☆ ⑫タガノガルーダ…×トニービン

【キングカメハメハ…04年1着】
☆ ⑤サリエル…×ナシュワン

☆ ⑱アパパネ…×ソルトレイク

 で、何を選べばいいのか?それだけが問題だ。
とここで、参考までに今開催の阪神芝1600m血統傾向を再掲↓

 てっきり1番人気かと思っていた⑧タガノエリザベートだが、驚いたことに前日最終オッズで、単勝7.2倍の4番人気。ならば、鉄板予告が出ている母父ストームバード系を持つ同馬を素直に◎にしようかと思ったが、あろうことか成駿と水上学氏も同馬に◎。これじゃあ、もっと人気になるだろうし、人真似みたいで面白くない。

 よって、ここは一捻り。
ならば、キンカメ産駒のうち、過去3年の勝馬に共通する『キャリア3戦以下かつ全て3着以内』の⑱アパパネを、とも思ったが、よくよく見てみるとヤネは蛯名。新装なった阪神の芝1600mコースでは、内外の有利不利はなくなったようだが、実際には、やはり外枠は不利というデータをどこかで見た記憶がある。しかも、鞍上の蛯名には『ESP』という必殺技があることを忘れてはならない。不利といわれる大外枠で、ESPをぶちかまされた日には、ハイそれまでよ。とてもじゃないが、頭で勝負する気にはなれない。それにエリザベートより人気しているし△止まり。
 また、もう一頭のキンンカメ産駒の⑤サリエルの母父ナシュワンは、土曜日の5Rで2着の父になったバゴと同系のレッドゴッド系なので、こちらにしようかとも思ったが、同馬の前走はダート1200m戦。来年のオークス馬が、過去にダート戦を走っていたっていうのも、なにかシックリと来ない。

 どうやら行き詰ってしまったようなので、ここで掟破りの未来予想図を。
今年の出走馬の中にはウオッカ級はいないと思うので、オークスの血統傾向を参考にしながら、来年のオークス馬を探してみる。

 父SS系が2-4-3で、そのうち×ノーザン系が2-3-1。しかもスペシャルウィークが2勝。この傾向に合致するのは、残念ながらタガエリしかいない。やはり、ここはひねくれずに素直になってタガエリ◎が正解なのか?つまらんなあ。

 血統傾向を予想の根幹においている以上、水上氏と同じ◎は納得できるのだが、成駿と同じ◎というのが気に入らない。というのも、最近の成駿はどうも水上氏の◎と被るケースが多く、まさかとは思うが、そのまんま水上氏の◎に乗っかってるような気がしてならない。そして、そんなときは決まって両氏の◎は馬券対象外に消えるのである。エリ女のシャラナヤ、JCのコンデュイットのように。

 というわけで、もう少し重箱の隅をつついてみる。
今開催の傾向を見てみると、母父ではストームバード系をはじめ、ミスプロ系のジェイドロバリー、ティンバーカントリーといったダート型(パワー型)が目立つ。一方、父方では、マンカフェ、キンカメ、グラスワンダー、タニギム、プリサイスエンドと、長距離戦には欠かせないリボー系内包種牡馬の活躍が目立つ。ちなみに、前出のミスプロ系の2頭もまた、スタミナ豊富な血統である。つまり、今の阪神芝マイル戦には、ダートをこなせるパワーと長距離戦をこなせるスタミナが要求される馬場であるといえるのではないだろうか。

◎ ⑦ラナンキュラス…スペシャルウィーク×BT
 母父BTはリボー系内包馬でもあり、最近ではダート寄りにシフトしており、JFの傾向では、直仔のタイニギムの1着があり、コースの傾向にもロベルト系は合致する。また、同馬の母ファレノプシスの母父はストームバード系ストームキャットである。

 ○はタガエリに回すとして、単穴にはこの馬を抜擢。
▲ ⑫タガノガルーダ…ネオユニヴァース×トニービン
 コースの傾向には当てはまらないが、母父トニービンはスタミナ戦に強い。
父ネオユニは昨年3着のミクロコスモスの父でもあり、母父トニービンの属するグレイソブリン系は、06年、07年で連続して活躍していてJFの傾向には合致する。また、オークスでもグレイソブリン系は07年、08年で1着となっている。

 最後に特注でこの馬を。
★ ①メイショウデイム…マンハッタンカフェ×ヘクタープロテクター
 成駿の対抗馬だが、コース傾向からは押さえるべき1頭。
同様の理由で、1番人気だが⑯シンメイフジも忘れずに。

=つづく=