コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

ガンダムエース2023.09 No.253

2023年08月25日 | ガンダムエース
〈月刊ガンダムエース2023年09月号〉



□機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
 MATERIAL-Z137[THE CONCLUSIONS]

ミナレットを巡る戦闘から5日後。
リミアは、ボロボロになったレッド機を見上げています。
レッドが現れ、ミナレットは、木星に沈めることになったと話します。
3ヶ月後に出航するヘリウム採掘船団に便乗する形になるそうです。
準備など諸々は、テミスが担当するようで、作業に追われています。
リミアは、行くんでしょ?と訊ねると、レッドは、ああと答えます。

茨の園──
ゴップ議長は、オクスナーたちに、ミナレットの処遇を伝えます。
オクスナーには、大統領になり、もっと世界を見るべきだと。
次の任期を目指すには、準備不足なので、3年後に向けて準備しろと。
オクスナーは、自身の判断ミスで、復習装置を作動させてしまったと。
ゴップ議長は、大分肝を冷やされたが、各サイドで対処ができたと。
ただ、新サイド5のコロニー1基がダメになったとも。
幸い放棄されていたため、人的被害は無かったようだがと。
で、大統領になり、そこへ視察に行きたまえと。
自分が目指した世界の欠片を見てくると良いと助言します。
また、FSSは、存続させたいと思っていると話します。
ディドコット大尉は、ジルに、暫くフーバーのままだなと言います。
ジルの名前は、中世期に情報を一手に握り、悪事を働いた男が居て、
戒めとして、その人物と同じ名前を名乗っているんだそうです。
ゴップ議長は、ジョン・エドガー・フーバーかと言うと、
ディドコット大尉は、そうです。殊勝なヤツなんですと答えます。
件の人物は、FBIの初代長官で、盗聴などの不正な方法を用いたとか。
と言っても、フーバー姓のみなので、ここの意味がよく判らなかった。

スウィートウォーター──
シャア大佐は、善処してみたが、復習装置は、諦めてくれと言うと、
ホルストは、当初の予定通り、地球寒冷化作戦を遂行しましょうと。
ホルストは、シャア大佐を見送り、願わくば、キャスバルたらん事をと。

リミアは、調整中に脱走したハロを追い掛け、ユーマと会います。
リミアは、ルナツーで、シミュレーターの仕掛けを調査しに行く予定。
ユーマは、これを聞き、「君の帰還を歓迎する」ってヤツ?と言います。
リミアがどうして知っているのか?と不思議な顔をしていると、
ユーマは、自分たちは、技術試験隊だったため、色んな基地に呼ばれ、
その先々で、シミュレーターを見掛けたら、インストールしてたそうな。
ジョニーを見付け出すためのモノで、同じ数値を出すヤツがいたら、
オレが実戦で試すことになっていて、負けたら偽、勝ったらジョニーだと。
ジャコビアスは逆に、ジョニー狩りをしていたと話します。
彼は、ミナレットの再起動を恐れていたんじゃないかと推測します。
リミアは、一連の話を聞き終え、ルナツー行きを中止し、本来の仕事に。

レッド、ユーマ、ジョニ子、ジーメンス、エメ、クリストバル?は、
3ヶ月後の出航まで、過密なスケジュールで、評価試験を行うそうな。
で、リミアの掛け声で、第26次MSV運用評価試験が始まります。

来月号からは、大河原さんの最後の新連載と銘打った、
MSV-Rのシーズン2(0079~0091)が始まるとのこと。

□機動戦士ガンダム ピューリッツァー ─アムロ・レイは極光の彼方へ─
 Report16「ベルトーチカ・イルマ(中編)」

ベルトーチカは、海岸を散歩しながら、アムロのことを語り始めます。
当時、カラバの一員として、アウドムラのヒッコリーへの誘導を任され、
私なりの決意があり、アムロ・レイを本気で助けたいと思っていたと。
アムロと直接会ったのは、あの時が初めてだったけど、その7年前、
両親がコロニー落としで亡くなり、哀しみの底にいた私にとっては、
連邦軍のプロパガンダ放送で見たアムロは、まさしく英雄だったと。
アムロの活躍を知り、幼い私は、前向きに生きようと思うことができたと。
その後、資産家だった義父母に引き取られ、教育を受ける機会を得て、
ジャーナリストを目指したのも、アムロへの憧れと無縁じゃなかったと。
駆け出しの頃から何度も取材を申し込んで、全部が断られたけど、
アムロへの関心は尽きることはなかったと語ります。
勿論、「英雄」が都合の良い一面を切り取られたモノだと理解しているが、
それでも、幼少期の私が救われたと感じた思いもまた真実だと言います。
で、アムロを、私が助けるんだって思い至ったそうです。

英雄のアムロが、戦えない程に疲れているなら、「女」を使ってでもと。
キッカは、子供ではないので、続きを聞かせて欲しいと申し出ます。

□機動戦士ガンダム ウェアヴォルフ
 case-03[吊るされるべき者]

ラセッド中尉は、密室状態のコックピットで他殺体となって発見されます。
ロビンソン大尉は、被弾はなかった筈だと、コックピットに向かいます。
アジャク軍医もコックピットを覗き込み、救命処置って段階じゃあと。
ラセッド中尉の遺体は、コックピットから運び出されます。
軍医の取り敢えずの視診によると、胸部の銃創が死因ではないかと。
助手のマリット・ネウリアン衛生士も合流。狼……、ネウリアン……。
軍医は、密室殺人、旧世紀のミステリ小説みたいだねと不謹慎なことを。
パイロットのヴァーリ・キドゥ少尉は、工作員が入り込む機会もないと。
同じくクロコッタ・ムアサド少尉は、この艦にいる誰かに殺されたのよと。
レト・シーア少尉がコックピットなどを調べていると、騒ぎ声が。
ヴァーリ少尉が、整備士のマカミ・タルボット軍曹に詰め寄っていました。
ヴァーリ少尉曰く、マカミ軍曹は、ラセッド中尉から暴力を受けていたと。
漂流中、エースのストレスが解消できれば安いものだと思っていたそうな。

レト少尉が声を掛け、コックピットの開閉ログを調べると、
帰艦してから私たちの目の前で開かれるまで、一度も開閉していないと。
ヴァーリ少尉の言う通りなら、ログが残る筈だと説明します。
開閉記録は計3回で、36分前の出撃時と死体発見時、その11時間前。
その時間は、前回の就寝時間中で、誰でも開閉ができると話します。
そこへ、艦長のリュコス・フレイバーグ中佐が、
副長のオクリーヌ・ワーグ少佐を伴って現れ、憶測による私刑はダメだと。
ゼブラ・ゾーンからの脱出時に、保安部全員が亡くなっているため、
艦長は、12時間後に全員による投票で、最も疑わしい者を軟禁拘束すると。

艦長が自室で、シャワーを浴びていると、副長が訪ねて来ます。
艦長の背中には、左肩胛骨を横に、さらに下に伸びる傷跡があります。
副長は、誰か適当なひとりを生贄にし、有耶無耶にすることを疑問視。
艦長は、戦争をやっているの。たかがひとり位、そう思わない?と。
エースを殺した「犯人」を皆で吊るし上げたという共犯意識が、
安心と団結を生むでしょうと話します。これ以上殺人が起きなければね。

レト少尉は、マカミ軍曹を自室に呼び、彼が窮地にあることを伝えます。
ヴァーリ少尉は、軍曹には動機があると触れ回っている筈だとし、
一介の整備兵の軍曹は、ヘカーテに必須な人材ではないとも言います。
レト少尉も実は、ラセッド中尉からハラスメントを受けていたようで、
証拠を抑えようとした最中、敵襲があり、そのまま亡くなったんだと。
人に相談したりもしたので、同じく投票先にされかねないと話します。
レト少尉は、12時間以内に真犯人を見付けようと軍曹に持ち掛けます。

アクシズのクラート・ニクスは、捕捉しているヘカーテの動きを見て、
まるで漂流しているようだと評します。
副官は、ガンダムを乗せて?まるで伝説の木馬ですなと返します。
クラートは、同じ位の価値がある獲物であることを願おう、
槍を交える時が楽しみだよと言います。格納庫には、ギャン改の姿が。

□デベロッパーズ 機動戦士ガンダム Before One Year War
 Project.ex 潜入! ホシオカの秘密

U.C.008年。
一年戦争が終結し、グラナダ条約により、ジオン共和国は、
兵器保持を制限され、大手軍事企業は、アナハイム社が買収。
ホシオカ社は、一年戦争前に公式工場から外され、対象を逃れる。

求人募集を見て応募した、アラン・ブッシュネルが訪ねて来ます。
ミオンが丁度トレーラーで通り掛かり、アランに声を掛けます。
ホシオカ社は、機械製造の会社だったのですが、グラナダ条約の所為で、
国から目を付けられていて、あれはダメ、これは禁止とうるさくて、
今は、事実上スクラップの解体屋なんだと、アランに説明します。
ただ、近々機械製造の話があると、ミオンは、嬉しそうに話します。

アランは、連邦軍の伍長で、ホシオカ社がジオニック社の下請で、
MS開発に携わり、戦争前に公式工場から外されたとは言え、
テオ・パジトノフというジオニック社の元社員が、最近になり、
頻繁に連絡を取っているらしく、彼は、真相を突き止めることに。
また、監査局による高感度マイクで盗聴したところ、不鮮明ながら、
アクシズという言葉が会話に出てきたそうな。

アランは早速、ゲンザブロウ社長とテオに出会し、社長室に聞き耳を。
で、社長はくしゃみが止まらないらしく、アックシズとくしゃみを。
アランは、アクシズという言葉の正体がこれかと肩を落とします。
そこへ、ヤスが駆け込んで来て、回収した荷の中に核ミサイルがあると。
テオは、出所の詮索は後回しで、新政府に連絡し、引き取って貰おうと。
が、作業員が不発弾だと思い、触ってしまったため、時限装置が作動。
残り時間は、20分強しかない状態になります。
アランは、退役軍人と言うことで、時限装置の解除を頼まれますが、
起爆装置は、コンペイトウの軍事教練で少し扱った位で……と不安気。
同時進行で、外郭の隔壁まで続いている工業施設用の搬入通路を用い、
核ミサイルをコロニー外に出そうということになります。
ミオンとテオは、MS-04を使い、核ミサイルを搬入通路まで運搬します。
アランは、登録されていないMS-04を見て、ホビーMSじゃないと指摘。
テオは、MS-04は、完全な人型汎用作業機で、兵器ではないと否定。
ミオンもザクシリーズは、目的に応じ、装備を変えれば、何でも使える
作業機器で、戦争しかできない連邦のガンダムと一緒にしないでと。
第8地区から無理を言って扉を開けて貰い、搬入路へと進入します。
搬入路は、総延長36km。コロニーの外郭シャフトに沿って造られた、
工業用コロニーの動脈的な部分で、リフトに乗れば、端から端まで10分。
丁度中間地点にいるので、外までは、約5分程。制限時間は、5分24秒。
ミオンは、ミサイルに点火し、ザクで姿勢制御しつつ外壁を目指すと。
ミオンのザクは、頭部を通路に擦り、飛ばしながらもミサイルを外へ。
ミオンは、無事にミサイルをコロニー外へと搬出し、爆発させます。
テオは、アランがソロモンのことを、コンペイトウと呼んだことで、
彼の正体に薄々勘付いていたようで、隠しごとができないホシオカ社と、
ジオン軍の残党でも組みたがりませんよと、アランにやんわりと伝えます。

ややあって。今回の事件は、輸入管理局が話の不備と言うことで落着。
テオと数人の同僚が、新規事業の設計技師として、トルロ社に引き抜かれ、
ホシオカ社は、トルロ社の協力会社になり、通称ミニMSを造ることに。
テオの指し示したモニターには、トルロ100という機体がありました。
アランは、即日辞表を出し、上官にも残党とは無関係だと説明し、
彼らは、ただの宇宙開発屋。デベロッパーズってとこですねと結びます。

複刻掲載で、Project.01と02も載っていました。新装版も出るそうな。

□機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
 第4話

テロリストと思しきMS部隊が、ECMジャマーを稼働させつつ進攻中。
そこへ、アノクタが現れ、迎撃をものともせず、華麗に躱して行きます。
アノクタは、導雷ブレード型ガンビット「ナルカミ」を展開させ、
指揮車両に突き立てると、周囲に電撃が走り、部隊は、潰滅します。

アノクタのコックピットには、幼い女子がいて、楽しそうに機体を操縦。
身体への負担を考慮しているためか、制限時間が設けられていて、
女の子は、アノクタとの接続が切れ、ツマらなそうにしています。
そこへ、先生と呼ばれる人物から通信があり、任務の達成を労います。
女の子は、ヨシカと呼ばれ、キユウのことを知っているようです。
先生は、3日前にバハ・カルコのトレーラーステーションでの映像を出し、
キユウのジウが映っていたことを、ヨシカに伝えます。
彼女たちは、キユウたちを追っているようです。

WEBによると、アノクタは、地球製のガンダムタイプで、
ルブリス・ジウの実戦型とも言えるべき性能を与えられた。
武器は、導雷ブレード型ガンビット「ナルカミ」です。

□機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
 第22話

ウミト曰く、核攻撃は、1週間以内に行われるとします。残り6日。
エクリプスのOSは、専用のもので、自壊プログラムが組み込まれていて、
1週間ごとにマスタープログラムから再インストールしないと、
機体のシステムそのものが自己崩壊するようになっているのが理由です。
ミヤビは、タツミの1号機も同様で、そのことが気になっていたようです。
が、タツミは、保安上当たり前のことだと、特に気にしていない様子。

2号機が大西洋連邦に核攻撃を行えば、間違いなく戦争が起こり、
その主戦場は、オーブになると。ケンは、オーブ国籍で、しかも氏族。
ミヤビは、テロ組織に奪われたと説明すればと言いますが、
ウミトは、中立国家を標榜しながら、先制攻撃可能な、核動力機を
有していれば、それだけで、正義の戦争という大義が成立すると。
ただでさえ、連邦のタカ派は、停戦を良しと思っていない、開戦の、
否、再戦の機会を狙っていて、国内外のハト派も黙らせることができる。
先の大戦で、親オーブ派だった国々でも動きづらくなり、結果、オーブは、
プラントに助けを求めざるを得なくなると、ウミトは予想します。
プラントも開戦を望むタカ派が、オーブを助けるという大義名分で、
武力介入する可能性さえあるとも。ミヤビは、無理筋だとしますが。
正確に言えば、オーブ国内のコーディネイターを助けるためという、
前議長の意志を継ぐと称する者は多く、停戦に従わない脱走者もいると。
先の大戦の復興も進んでいないオーブは、今度こそ滅びるだろうとも。
タツミには、表向きODRのバイトなので、無理強いはしないと話します。
タツミは、エクリプスを止められるのは、エクリプスだけだと。
ウミトは、タツミがやると言い出すと始めから判っていたんでしょうね。

で、1号機の修理が始まり、モルゲンレーテ社のスタッフなども参加。
ウミトは、フリーダムを匿っていることをネタに、依頼したそうで、
フリーダムを基に造られたエクリプスの部品として、フリーダム用に
製造していた部材を途中で変更させ、1号機に流用するそうな。
それでも足りない部材は、DSSDなどにも一生懸命にお願いしたそうな。
エクリプス用に開発していたマニューバストライカー(仮)も投入。
また、ウミトは、ミヤビの問いに対し、使える手は何でも使ったとし、
アンティファクティスは、6日後までは動けない、否、動かないと断言。

ボズゴロフ級で逃亡しているケンは、とあることに思い当たり、
そのことを急ぎ、ヴァレに、自分たちが泳がされていたと伝えます。

□機動戦士ガンダム 赤い三巨星
 EPI.05 火照の大虎

ラルフ中尉たちは、先の戦闘から一夜明け、束の間の休息中。
オト少尉は、相変わらずノーマルスーツで、夕飯作りの真っ最中。
ウィリアム軍曹は、マロビ曹長との腕相撲に負け、
隊内の仲間内からは、宇宙人は、弱いなと陰口を言われていました。
ラルフ中尉は、新装備のガトリング・リボルバズに付いて訊ねられ、
色んな種類の連結榴弾を回転式弾倉に込め、回転式の多銃身で連射する。
要は、高速で弾種の使い分けをやると、表向きの説明をします。
本当は、マロビ曹長が格好良いと言う理由。バルン社長も理解を示す。

先程陰口を言っていた隊員が、ウィリアム軍曹がサイド3出身で、
ラルフ中尉は、大変だろうと嫌味を言います。
それを見ていたマロビ曹長は、彼らの小隊長に詰め寄り、注意します。
ウィリアム軍曹は、何時ものことだとマロビ曹長を制止します。
ラルフ中尉も、マロビ曹長に対し、言葉が過ぎるぞと窘めます。
マロビ曹長は、しぶしぶ相手の小隊長に謝罪します。

夕食が出来上がり、ラルフ中尉たちも呼ばれます。
ラルフ中尉は、戦闘機乗りの間では、火照の大虎と呼ばれてるそうな。
マロビ曹長とウィリアム軍曹、バルン社長は、皆とは離れて食事。
マロビ曹長は、ラルフ中尉を薄情だと怒ります。ウィリアム軍曹は、
サイド3生まれなのですが、両親が離婚し、彼は、母と地球に来たそうな。
父親の方にも子供が居るので、前回のトマス軍曹かも。顔が似てたし。
が、今は、地球の人間からすれば、ジオンは殺し合う相手なので、
隊長は、そう言うのを判った上で、和を保とうとしたと理解を示します。
それでも、ウィリアム軍曹は、マロビ曹長が怒ってくれて嬉しそう。
気の済むまで付き合ってやろうと、コーヒーを淹れます。ここも似てる。
そこへ、また陰口のふたりがやって来て、ウィリアム軍曹をからかいます。
食堂の方では、強かに酔ったラルフ中尉の前で、小隊長も似たようなことを。
見ていたオト少尉は、ボルン社の社員たちを食堂から退避させます。
ラルフ中尉は、宇宙人なんて言葉が過ぎると、小隊長を伸します。
そのまま食堂の外に出て、マロビ曹長たちの方へ力強く歩いて行きます。
マロビ曹長が気付き、ウィリアム軍曹に後を任せ、バルン社長と退散。
ラルフ中尉は、陰口のふたりを鉄拳制裁し、よれよれの小隊長を、
ウィリアム軍曹の前に突き出し、彼は、オレの仲間だ。謝れと言います。
ラルフ中尉は、小隊長が謝ると、横へうっちゃり、ウィリアム軍曹にも
鉄拳を喰らわせ、そのままその場に倒れ込み、寝てしまいます。

□機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争
 CHAPTER:13「決死の攻防」

キリングは、核爆弾をグラナダに持ち帰ることが、真の使命だと告げます。
ハーディーは、セルヒーイとカヴィに応答を求めますが、通信はなく。
続けて、イゴール、アンドリーヒ、ヴィロディ、アーガイルにも通信。
イゴールから返信があり、止めようとしても無駄だと言って来ます。
ハーディーは、作戦があるとし、とある計画を彼らに指示します。

セルヒーイの旧ザクは、ヒート・ソードを構え、一気に詰め寄り、
ワトソン(女性)のジムの右腕を、下から上に斬り上げます。
さらに斬り掛かろうとしますが、ジムのビーム・サーベルに防がれます。
ジムは、旧ザクに蹴りを入れ、距離を取り、僚機と共に銃器を掃射します。
旧ザクは、撃破されますが、コクピットからセルヒーイは、脱出し、
駆け付けたサイクロプス隊のワッパに飛び乗り、バズーカを放ちます。
ジムがやられ、ガンキャノン2機と、半壊のジム1機のみになります。
ワッパ隊は、第14話「時間よ、とまれ」のように小型爆弾を設置します。
爆弾は、火器やギリースーツを燃やし、ガンキャノンは、それらをパージ。
2機のガンキャノンは、胸部に増設された機銃で、アンドリーヒ機を撃墜。
ワッパは、山肌に隠れようとしますが、逃げるヴィロディ機が撃墜されます。
セルヒーイが同乗するワッパも捕捉されますが、ザクが援護に現れます。

□機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
 第16話 壊れた歯車(前編)

アルマ少尉たちは、北米キャリフォルニア基地に無事に到着します。
時期は、11月下旬のようで、南米ジャブロー基地への攻撃の準備中。
ノイジー・フェアリー隊は、北米グレートキャニオンの物資集積所で、
敵の本格的な侵攻の前に、物資と人員を回収する任務に就きます。
ミア技術少尉は、ガウ級に乗れると言うことで、大昂奮していました。
この付近で、友軍が消息を絶ったという報告が何件かあり、彼女たちは、
護衛役として、回収部隊に付いていくようです。
また、バルバラ中尉曰く、集積所を指揮しているプレモンス大尉は、
非常に軍規に厳しく、アルマ少尉たちにくれぐれもと注意を促します。
回収班は、サンドシープぽいザクタンクが担当するようです。

アルマ少尉たちは、回収班と共に、集積場近くに降下します。
渓谷には、先方の砂漠用ザク、ザク、グフなどが待機していましたが、
アルマ少尉は、友軍ではあるが、嫌な感じがすると、彼らを警戒します。
次の瞬間、隊長機と思しき砂漠用ザクが銃撃を始め、待機していた僚機に、
かかれ!と合図を送り、複数樹がノイジー・フェアリー隊を襲います。
バルバラ中尉は、彼らに呼び掛けますが、応答はなく、敵性と判断し、
アルマ少尉たちに、砂漠用ザクたちの排撃を命じます。
アルマ少尉は、同じジオン兵の可能性がと言いますが、やむなしと。

アルマ少尉樹は、覚悟を決め、回収のための道を作ると、斬り込みます。
ミア技術少尉樹は、高台に陣取り、砲撃による煙幕を展開します。
ヘレナ曹長樹は、ザクタンクの護衛と誘導を任され、その支援として、
ミア技術少尉は、高台からヘレナ曹長機の目になります。
グフがザクタンクを捕捉し、アルマ少尉は、照準を覗きますが、逡巡。
代わって、ヘレナ曹長機が、対峙するドム・キャノンを蹴り飛ばし、
その勢いのまま、グフにタックルを浴びせ、そのまま両腕を斬断します。
一応、ザクタンクによる回収作業は完了しますが……。

バルバラ中尉は、砂漠用ザクに、プレモンス大尉と呼び掛けます。
プレモンス大尉は、自軍の現在の状況を鑑みた上で、
部下たちを生きて、本国に返してやりたかったとだけ答えます。
そこへ、ブラックドッグ隊が現れ、手を抜いてんじゃねぇぞと牽制。

□機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE
 覚醒前夜編(7)

U.C.0088年03月 サイド5 暗礁宙域──
シロッコの信奉者(クラン)の拠点「嵐の庭」。
フィオリーナとコンチェッタは、タリスマンの輝きに何者かの接近を感知。
コンチェッタは、味方で、木星から資源衛星を曳いて来たと言います。

ハイファンは、木星から曳いて来たアンブロージアを切り離し、
オルフェウスに組み込むことで、グリモアを介し、素体を同調させれば、
NT数千人分の思念波を生み出すことができるとします。
トニオは、シロッコ亡き後、その力を正しく扱える者はいないと反論。
ハイファンは、零号素体を白のグリモアに感応させれば、シロッコの
ライフログと力を引き継ぎ、宇宙世紀の救世主が復活すると答えます。
トニオは、シロッコの複製に過ぎず、別人として、暴走する危険もと。
ハイファンは、あの方の遺志を継ぐこの私がなと。また、師父と呼べと。

トニオは、シャマール(零号素体)の元に行き、守ってみせると。
お前たちを、野望の道具にさせないと誓い、オーヴェロン完成を急ぎます。

□機動戦士ガンダム0083 REBELLION PLAYBACK
 第4回 MAX-03R アッザム・リペア

全高:不明
全幅:55.9m
本体重量:不明
全備重量:不明
装甲材質:超硬スチール合金
推進機関:ミノフスキークラフト
出力:不明
固定武装:
 2連装メガ粒子砲×6(上部×4、下部×2)
 大型メガ粒子砲(前部)
 ザク・バズーカ(旧ザクの携行武装)

大戦時からアフリカ方面軍のキンバライド基地にも配備されていたようで、
ラサ基地のアプサラス計画の設計図も極秘に入手し、独自改修されている。
外郭は、一回り大きく、装甲も強化され、機体下部には、アプサラスIIと
同型の大型メガ粒子砲が配されている。出力が足りず、電力を補うため、
基地とケーブルで直結されている。そのため下部後の火砲が外されている。
火器管制のため、旧ザクが組み込まれているが、砲手は、アッザム側にも。
0083年、星の屑作戦を支援するため、未完成のままアルビオン隊と交戦。
ガトー少佐を宇宙に上げる目的は果たせたが、機体は、破壊されている。

□機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE & PIECE
 U.C.0113───再会

アプリコット・スキーマは、10年前、ディミアン・カラスと出会い、
彼女の人生に強い影響を与え、今年から教職員になったそうな。
そんな彼女がは、喫茶店で紅茶を嗜むカラスに偶然出会い、
彼から今の所属を訊かれ、教職員になったことを伝えると、彼は、驚愕。
また、自分の元にいなくとも、グレイ・ストークに預けてさえおけば、
彼女を必ず強い戦士に育ててくれると思えばこそ、手を引いたのにと後悔。
彼女は、このような人を増やしてはいけないと教師として意志を固めたと。

で、彼女の名は、0123年のコスモ・バビロニア建国戦争の際、
生徒をクロスボーンにも連邦軍にも渡さなかった女傑として記憶されます。

□機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ
 #43「大きな後見人」

U.C.0099年、ジオン共和国の自治権放棄を翌年に控えたこの年。
ロナ家と木星船団、コロニー公社の出資により、ある実験が実施されます。
その目的は、特異な能力を持つ女性たちに、天才たちのDNAを注入し、
受精卵に遺伝子操作を施すことで、行き詰まった宇宙世紀を再編する、
英雄(ニュータイプ)を生み出すことだった。フリーメイソンぽい印。
彼らは、人類全体がNTにならないなら、NTを生み出してしまえばいいと。
生み出された人造NTたちは、人類で最初に宇宙に出た者の名を冠し、
ユーリィと名付けられた──。たちは、って複数人いたのかな??

ディル少尉は、ユーリィ・ミノフスキーという名に心当たりが……。
サイファーは、君の真の名を思い出せと、ディル少尉に迫ります。
愚民を善導するために生み出されたユーリィたちの最高傑作!と。
死んだギデオンから聞かされていなかったのか?と心を揺さ振ります。
サイファーは、同じ遺伝子を持つ兄弟につれないなと動揺を誘い、
自分もユーリィのひとりだとし、人の革新を齎す洗礼者だと嘯きます。
ディル少尉機は、サイファー機に、トリムールティから引き離されます。
ディル少尉機は、ミノドラで戻ろうとしますが、サイファー機が掣肘し、
ユーリー・ミノフスキー計画は、アクシデントにより中断され、
その開発データは、永遠に失われたが、その理想を引き継ぐのが、
子である私たちの為すべきことだろう?と、サイファーは、続けます。
ディル少尉は、これまでの惨劇を回想し、こんな人殺しの連鎖が、
理想であってたまるかよ!と、加速し、サイファー機の胸部を袈裟斬り。
サイファーは、一年戦争の流血の中から、アムロ・レイが現れ、
30バンチの虐殺は、カミーユ・ビダンを生んだと、詭弁を弄します。
また、連邦とジオンの双方を滅ぼし、地球圏の人工を整理するとし、
ハウゼリーもドラグンも、そのための呼び水に過ぎない!と言い切ります。
そして、サイファーは、ディル少尉に、同志になれと呼び掛けます。
それは、我らが同志、パッツィ・アンゲリカの望みでもあると言います。

エイジャックスは、F90FFのAIが警告するパイロットの異常を感知。
脈拍呼吸が上昇し、脳波異常も確認され、NTによる精神攻撃だと判断。
ミズマは、ディル少尉と共鳴を起こし、救われたとし、自分だったら、
ディル少尉の魂も引き戻せるかも知れないと、救援に向かいます。

サイファーは、ディル少尉に否定されようと、精神攻撃を続けます。
母親が幼い君を戦場に誘った理由、それが生み出した結果!と。
君こそが計画の到達点。最期まで計画を遂行し続けた、母の愛の結晶だと。
ミズマは、ディル少尉に呼び掛け、ヤツの言葉に耳を貸すなと警告し、
君のやるべきことを思い出せ!そのための時間は、自分が作る!と。
サイファーは、家族の間にはいるなと、F90FFのファンネルをジャックし、
ミズマ機を攻撃します。左手を動かしたのは、MGキュベレイみたいな理由?
同じ頃、トリムールティも乗っ取られ、ヴェスバーが起動します。
F90FFのサイコミュは、サイファー樹に掌握されてしまいます。
ランディ艦長は、万策尽き、神をも欺くもう一手があればと悔やみます。
ここに手はあるぜ、艦長。あんたが最初に打った、始めの一手がなぁと、
満身創痍のギデオン中尉樹が駆け付け、サイファーの手練手管を咎め、
オールドタイプの間じゃ、そういうのは判り合うって言わねぇんだよと、
渾身の右拳を、サイファー機に喰らわせます。

月刊モビルマシーン縮刷版 VOLUME12
RGM-86R ジムIII(ボッシュ・ウェラー専用機)

U.C.0088年8月29日。
ネオ・ジオンのライン・ドラグンとルイ・バザールの降下部隊に、
西アフリカ方面に進出していた、ボッシュ・ウェラーがジムIIIで交戦し、
1樹のガルスJを撃墜した。ベルトーチカ・イルマによる発表。
無論、これは、確認された最初のジムIIIの交戦記録ではない。
ボッシュが搭乗していたのは、ジムIIIのG型(外観の差異はほぼない)。
G型は、ビークラブ70のジム系解説に出て来る表記で、詳細は不明。
ハマーン戦争中は、明灰と薄緑に塗装された、カラバカラーのジムIIIで、
欧州~アフリカ方面のネオ・ジオン、ティターンズ残党との戦闘に従事。
U.C.0090年3月21日。
エグムやNSPに対抗するため、外郭新興部隊ロンド・ベル隊が再編され、
ボッシュとジムIIIは、地上部隊に再配属されたブライトの下へ転属。
この時期の配色が、サイドエフで販売されている限定品になります。
カラースキームは、RGM-79GS、RMS-179に用いられた白と赤の、
所謂宇宙艦隊色に変更されている。この配色は、ロンド・ベル隊内では、
90年から93年前後に使われていたと推定され、96年に同隊に所属する
アイリッシュ級オアシスに配備されていたRGM-86は、カラバのものに
近しい配色になっている。星月の欠片のドゥーエとダニーの機体かな?
ボッシュ樹は、既に老朽化していたが、幾度かのオーバーホール時に、
彼の個人的なコネにより、アナハイム社の試作機用パーツを入手し、
関節部に組み込むなど、彼好みの強襲型に特化した調整が行われている。
こうした個人的改造は、連邦軍の内規に背くものだったが、その任務の
特性上、彼に限らず、特化した改修機を持つパイロットが多かったそうな。
何よりも彼らの絶対の王と言うべきアムロがその様な人物だったため。
また、連邦軍には珍しく、パーソナルエンブレムを描き込んだ機体が、
多く記録されているのも同じ理由からだと思われる。
U.C.0092年12月22日。
スウィートウォーターが占拠されると、ボッシュは、ブライトと共に、
新造艦ラー・カイラムに転属になっている。
U.C.0093年3月3日~4日。
ボッシュは、5thルナ落としの阻止に出動し、1樹のギラ・ドーガを撃墜。
が、ギュネイのヤクト・ドーガに撃破されている。
U.C.0093年3月6日。
ボッシュは、ロンデニオンで、ジェガンを受領し、乗り換え。そのまま
12日のアクシズ落とし阻止作戦に参加することになる。
U.C.0147年2月23日 ディナ・キム・ギンザエワ

□機動戦士ガンダム0079 エピソード ルナツー
 第9話「ガンダム発進」

ブライトたちがWBで作業をしていると、ワッケイン司令が制止に来ます。
ブライトは、反逆罪は覚悟の上だと、ワッケイン司令を説得します。
通信で、軍人が軍規で死ぬのは勝手だが、民間人が巻き添えになるのは、
理不尽でないかと、ミライがワッケイン司令に訴え掛けます。
彼女の傍らにいる病床のパオロ艦長も、ワッケイン司令を説得します。
ワッケイン司令は、パオロ艦長の言葉に、やっと説得され、許可します。
アムロたちは、ガンダムの解放する作業を急ぎます。

シャア少佐たちは、ムサイに帰艦しつつ、ザクの準備を急がせます。

ガンダムの封印が解かれ、アムロがガンダムで出撃します。
リュウは、コア・ファイターで続けて出撃します。
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ガンダムエース2023.08 No.252

2023年07月28日 | ガンダムエース
〈月刊ガンダムエース2023年08月号〉


□機動戦士MOONガンダム
 episode 58(後編)

レイメルは、物語には、意図的に削除された冒頭の一節があるとし、
「昔、光族とアルツトは、ひとつだった。
彼らは、ムーン・ムーンに流れ着き、協力して、この緑なす楽園を築いた」
そして、楽園を担保して来たのが──、毒煙の木だと話します。
この危険な葉を高く買ってくれる者が「外」にはいる。
それが判っているから我らが祖父アルツトは、「外」で禁じられている
この木を生み出し、ムーン・ムーンの大地に植えた。
メディシンと呼ばれる「外」の者たちを仲介し、この葉を売り、
引き換えに必要な物資を手に入れる。そうすることで、ムーン・ムーンは、
不可侵の地として存続を許され、自治独立の権利も守られたと。
ただ、祖父は、このヒッピーの村を守りたくて、策を弄した訳ではないと。
宇宙世紀という新たな節目を迎えながら、旧態然とした人類に目覚めを促す
大いなる真理の光と一体になり、次なるステージへ人類を導くためと。

リュース少佐曰く、ドラッグでハイになったヒッピーらしい戯れ言だと。
ここで生産されるハイ・コカインが齎す精神的覚醒状態と宇宙という
新しい環境のコンボが地球では得られない知見を彼らに与えたとも。
後の初代アルツトの長になる男は、光族一党に反旗を翻し、
自らを王と称するようになり、その主義思潮は、まるでNT論だと。
この男は、医学生崩れのヒッピーで、あだ名がアルツト(お医者さん)。
で、長は、秘薬による教理を説き、結局は、集団自殺に至ります。
一部の狂信者は、高濃度のハイコカを水源に流したため、光族と対立。
光族は、アルツトを子捨ての森に追い払い、現在の領分になったと。

アルフォンソは、メディシンとの折衝は何とでもなるとし、
リナートに、レイメルを斬れと命じます。
レイメルは、話の途中だと、アルフォンソの言葉を遮ります。
ムーン・ムーンは、放射線対策が不十分なため、
生来の病を患った者が生まれ易く、彼らは、子捨ての森に捨てられ、
アルツトの民が彼らを育てて来たのだと、サラサに訴え掛けます。
さらに、スペースコロニーという人工物に住みながら、反機械主義を唱え、
己の良心を満足させる欺瞞に満ちた生活の矛盾の総てを押し付けて来たと。
レイメルは、光族を偽善者と呼び、古今ムーン・ムーンを支えて来たのは、
世界中に中毒者を出している麻薬なのだと断じます。

□機動戦士ガンダム ウェアヴォルフ
 case-02[The first Victim](後篇)

U.C.0087年10月──
《ヘカーテ》からロビンソン大尉が率いるペイルライダーDII小隊が出撃。
ガザCのナックルバスターに対し、クロコッタ少尉が接近戦を挑みますが、
死角からガルスJが現れ、クロコッタ少尉機を殴打し、頭部を破壊します。
アクシズ側は、地球侵攻の次世代機の試験も兼ねているようです。
ラセッド中尉は、命令を無視し、暗色のガンダムMk-IVで出撃します。
ガンダムMk-IVは、ロビンソン大尉機に迫るガルスJを砲撃で掣肘します。
さらに、次弾を発射し、1機のガザCの左腕部を破壊します。
ガンダムMk-IVは、ガルスJに組み付き、その頭部をもぎ取ります。
クロコッタ少尉は、機体から脱出し、無事に回収されます。

エンドラ級のクラート艦長は、得物の質を見誤ってたとし、後退を指示。
艦長は、Mk-IVを紺黒の魔狼──いや、むしろ人狼と呼ぶべきかとし、
次は、自らが狩場に赴く必要があるなと、一定の評価をします。

Mk-IVは、帰艦しますが、ラセッド中尉は、コクピットから出て来ず。
リュコス艦長は、念のため、格納庫に医療班を向かわせます。
整備士のマカミ軍曹が、機外からMk-IVのコクピットを解除すると、
血塗れの状態のラセッド中尉が、操縦席に座っていました。
《ヘカーテ》の乗組員は、直感的に理解します。
これは、不慮の事故でも、敵機の攻撃が引き起こしたものでもないと。
殺人。恐らくは史上初のMSのコクピット内で発生した『密室殺人』──。

□機動戦士ガンダム0083 REBELLION PLAYBACK
 第3回 MA-06 ヴァル・ヴァロ フルミッションモード

分類:宇宙用モビルアーマー
全長:不明
全幅:46.0m
全高:22.5m
本体重量:不明
全備重量:不明
主動力:熱核融合炉
ジェネレーター出力:26,030kW
スラスター総推力:不明
固定武装:
 大型メガ粒子砲×1(機首部)
 110mmバルカン砲×4(機首下部)
 対空ビーム・ガン×2(側部)
 大型クローアーム×2(側部)
 2連装ミサイルランチャー×2(後部)
 プラズマ・リーダー×3(後部?)
 拡散ビーム砲×8(後部)

ケリィがフォン・ブラウン市の最下層で改造していた機体で、
茨の園で更なる強化を受け、フルミッションモードになっている。

□機動戦士ガンダム ピューリッツァー ─アムロ・レイは極光の彼方へ─
 Report15「ベルトーチカ・イルマ(前編)」

キッカは、ア・バオア・クー戦でのアムロを導いたことを回想し、
死して尚語り掛けてくる人の意思をあり得ないと言い切れないとします。
一年戦争後、飼い殺しにされたアムロに想いを馳せていると、
カレン・ラッセルなる人物からメールが届き、彼に付いて知りたいなら、
南米ブラジル地区リオデジャネイロまで来られたしと書いてありました。

約2週間後、キッカは、南米リオデジャネイロ国際空港に到着し、
カレンことベルトーチカと合流し、ホテルに移動します。
ベルトーチカは、何故連絡をくれたかという問いに、半分は仕事だと。
カラバは、ハマーン戦争後、武装組織としての使命を負え、軍人なら
そのまま軍に戻ればいいが、民間出身の構成員は、身の振り方を考え、
彼女は、ジャーナリストに戻るか、政権に食い込み、公職に就くか。
カラバ時代の人脈も活かせる、フリーランスの情報屋になったと。
で、ハヤトの義娘がカイの弟子になり、アムロの後を追っている。
こんな面白そうな子と繋がりが持てるならと、先行投資をしたと。
キッカは、カイの弟子なんて買い被りすぎだと答えますが、
ベルトーチカは、ジャーナリストに取って情報源は大事なもので、
それをタダでくれるなら、期待されていることだと言います。
キッカは、仕事が半分なら、もう半分の理由は何ですか?と訊ねると、
知りたいのよ。一度は愛した人だもの。彼の行方を……と答えます。

□機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
 第3話

新しい街に到着し、キユウは、写真を撮って来ると出掛けて行きます。
ヴィルダも遅れて合流し、バラックを借り、簡易的な診療所を開設します。
安価ながら丁寧な治療で、見る間に行列が出来ます。
が、ヴィルダは、栄養の偏りによる神経障害と病気の原因が判っていても、
貧しさそのものを改善できる訳じゃない、所詮は、医療の押し売りだと。
カルド先生が目指した、医療の未来とは程遠いと落ち込みます。
それでも、GUNDが描いた理想のため、キユウの呪いのためにもと。
治療をして貰った人の子供たちが詰め掛け、人形を治して欲しいと。
助手を自称するキユウが向かうと、祭り用の巨大な人形が壊れていました。

治療を続けていたヴィルダは、キユウが帰って来ないことを心配してると、
ロトモア社の社員を名乗る人物たちが、診療所を勝手に開いては困ると。
曰く、居着く気がないなら、偽善だと断じ、出て言ってくれと。
ヴィルダは、一時だけの施しでは、寧ろ悪影響になると、
ロトモア社の提案を受け入れようとした瞬間、ジウが起動します。
ジウは、巨大な人形を組み立てますが、なかなか巧くは行かず……。

ロトモア社のひとりが、機体を「ガンダム」と呼びます。
ヴィルダは、知っているのかと、ロトモア社の人間を警戒します。
ロトモア社の人間は、ヴィルダを社長の元に案内し、GUNDの義肢を見せ、
古傷から進行した病気で動けなくなり、5年前に施術をしたと説明します。
その後、ヴァナディース事変があり、補修が受けられなくなったようです。

□機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE & PIECE
 第3片 クレッセント・ムーン & ペイル・ルージュ(3)

カグヤは、攻撃したくないが、薄紅姫の機体に狙われて仕方なくと。
ピエトロ市長は、ビッグデータに対応策を聞き、敵機は、牽制に注力。
薄紅姫は、カグヤ機の脚部にヴェスバーが装備されていると説明し、
出力を絞り、ビッグデータを攻撃すれば良いとします。
が、薄紅姫は、正確なビッグデータの場所を聞かされていらしい。

ビッグデータは、カグヤが薄紅姫と申し合わせた上での狂言だと解答。
ピエトロ市長は、外向的な問題もあるとし、薄紅姫機のみに攻撃を集中。
カグヤは、こうなったら、ビッグデータに自分の位置を聞こうと提案。
薄紅姫は、直に聞けば、セキュリティーが動くかも知れないとし、
現在地点から位置情報を、このモバイルを起動した地点まで遡ればと。
位置が確定し、薄紅姫機は、変形したカグヤ機を保持し、砲撃します。
砲撃は、ビッグデータに命中し、機能は完全に停止します。
爺は、両腕の拘束を解き、ピエトロ市長に一撃を加え、豚王に通信。
市長が作ったシステムは、豚王が出資した洗脳システムではないとし、
出資していたことがバレれば、木星での立場が無くなると話します。
通信が終わると、爺は、ピエトロ市長の左胸を拳銃で撃ちます。
カグヤは、通信を入れ、爺の無事を確認し、母船で合流することに。
ややあって。ピエトロ市長は、胸に入れていたモバイルで救われます。
市長は、意見を仰ごうとする部隊に、自分で判断しろと一喝します。

爺は、カグヤの強かな成長に、今後の成長も楽しみだとします。
が、カグヤは、母船には戻っておらず、爺は、驚かされます。
で、カグヤはと言うと、薄紅姫と共に、航宙艇で脱出していました。
カグヤは、薄紅姫に、このままふたりで旅に出ようかと提案します。
薄紅姫は、それは本当に楽しそうだと言いつつ、錠剤を口に含み、
カグヤに口付けし、自由は、辛いことも多い。挫けるなと伝えます。
カグヤは、睡眠薬により昏倒してしまいます。
薄紅姫は、任務が終了すると、一番強い暗示である記憶消去が働き、
記憶を消すための薬を飲むことになっているんだそうな。
薄紅姫は、その通りに錠剤を飲みますが、与えられた4つの命令、
ビッグデータの破壊、カグヤの作戦参加と保護、女スパイらしい振る舞い、
そして、カグヤを逃がさないことの中で、最後の命令を拒んで見せます。
女スパイは、最後に独りで出て行くものだから、仕方ないだろうと。
口紅で「Good Bye」と書き、トゥエルブに乗り、航宙艇を後にします。
ややあって。カグヤは目を覚まし、初恋と失恋を同時に経験します。
薄紅姫は、記憶が消えて行く中、カグヤに良いことが何かひとつでもと。

□機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
 MATERIAL-Z136[RETURN OF THE JOHNNY RIDDEN]

シャア大佐は、ジョニ子のヘビーガンダムに、カミーユを感じます。
ゼータに搭載していたシステム、そのものを引き摺り出してきたのか?と。
射出されたビットが動き出し、キマイラ隊は、NTの存在を疑いますが、
クリストバルは、単調な動きから、ランダム軌道だと断定します。
ジーメンスは、回避を優先させつつ、各個に撃ち落とせと命じます。

レッドは、ニカーヤのレーザー通信を仲介し、アイシュワリヤに連絡。
アスタロスの打ち出しを統括している中枢システムの位置を調べろと。
ヒュー大佐は、ミナレットの中枢とは、別にしている筈だとも。
アイシュワリヤは、自信満々に2分くださいと、位置の特定を始めます。
ニカーヤには、ハイパー・メガ・ランチャーを指定空域に射出しろと。
その様子をデブリから見ていた、レズン少尉のバウが照準に捉えますが、
フィーリウス中尉のガルバルディは、部下にヴァースキ大尉を捜させ、
レズン少尉機と対峙し、サーベルで斬り付けつつ、防盾で突撃します。
レズン少尉のバウは、衝撃で分離機構が復活し、分離して離脱します。
ニカーヤは、レッドから座標が送られ、メガ・ランチャーを射出。
レッド機は、射ち出されたハイパー・メガ・ランチャーを受け取ります。
で、アイシュワリヤからの情報を基に、アスタロスのシステムを狙撃。
「子供たち。未来を受け取ってくれ」と。
アスタロスのシステムが停止し、楽しかった?とのメッセージを表示。
爆発に巻き込まれ、レッド機は、四肢を失いますが、レッドは生還。
フレデリックさんのゲルググみたいな姿勢ぽい。四肢はないけど。
レッドは、コクピットの扉を外し、機外に脱出します。
シャア大佐は、人の世界へ帰ってやりたまえと遺し、宙域を離脱します。
ユーマのゲルググと、ジョニ子のヘビーガンダムが駆け付けます。

□機動戦士ガンダムNT
 第49話『もう一度……』

ビアギッテ曹長機は、動かないフェネクスを前に、眼下に漂っている
ビーム・サーベルの柄を手元に引き寄せ、刀身を発振させます。
ゾルタン大尉は、その様子を見て、俺が望んでいた存在だと独り言ち。
ビアギッテ曹長機は、ビーム・サーベルを番え、フェネクスに突撃。
それを、マリク機が飛び掛かり、制止し、両機は対峙します。
マリクがビアギッテ曹長に呼び掛けますが、取り付く島もなく、
チカラトツヨサ ソレイガイ ヒツヨウナイとマリク機に斬り掛かります。
躱されると、ビアギッテ曹長機は、光弾を放ち、マリク機の左肩を破壊。
メリ姐に斬り掛かるなんてどういうつもりだと、シーク機が組み付き、
アンタはまだ、あたしたちの部隊なんですからね!!とお説教をします。
両機は、組み合ったまま、そのままフェネクスから離れていきます。
これを見ていたゾルタン大尉は、雑魚に構うなと、俺の傍に居て……と。
そして、再起動しようとするフェネクスの息吹きを感じ取り、
指部の有線を無数に伸ばし、フェネクスの頭部と四肢を捕らえます。
その有線を光弾が破壊し、ヨナ少尉のナラティブが現れます。
ゾルタン大尉機は、今度は有線をナラティブに向け、放ちますが、
ヨナ少尉機は、NT-Dを発動させ、それら総てを斬り捨て、
バルカンで破壊し、フェネクスにいるリタの元に急行します。
ゾルタン大尉は、オレハモウイチド……と。フラニーを思い浮かべます。

□新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
 静寂の終曲(フィナーレ)

M.C.-0022 SECOND SUMMER──
ヒイロが帰宅し、リリーナを呼びます。
リリーナは、裏庭からお帰りなさいと答えます。

ややあって。ヒイロが草むしりをしていると、
リリーナが、ヒイロ、お茶が入りましたわと声を掛けます。
ヒイロは、溜息を吐き、オレは、その名を捨てたいんだが…と。
リリーナが理由を訊ねると、今は、第3代大統領補佐官が名乗っていると。
リリーナは、大統領は、2代目の筈でしょ?と言うと、
ヒイロは、アイツは、アイツなりにお前に敬意を払っているんだろうと。
リリーナが、ヒイロと呼んではダメ?と訊ねると、
ヒイロは、暫く回想し、好きにすれば良いと答えます。

ヒイロは、リリーナが入れた紅茶を飲み、熱いと感じます。
熱い、そんな感覚が残っていたのかと、ヒイロは、微笑みます。
リリーナは、カテリナお婆さんのレシピの手作りクッキーを出します。
ヒイロは、カテリナは、ドクターJの初恋の相手だから送ってやろうと。
リリーナは、ドクターJがまだ存命なのかと驚きます。
ヒイロは、確か今年で99才、あの分だと後100年は生きるだろうと。
リリーナは、ヴァンピル・ウィルスに感染したのか?と訊ねると、
ヒイロは、カトルやヴァンのようにではなく、
単に『憎まれっ子世に憚る』というヤツだと答えます。

M.C.-0022 FIRST SPRING──
リリーナは、ヒイロから結婚して欲しいとの手紙を受け取ります。

戻りまして。
ヒイロは、リリーナがピースクラフトの呪縛から解放され、
今は…、いや、これからもずっと自分だけの幸せを求めてくれと。
それが何れ、火星に住む人たちの平穏に繋がっていくんだと話します。
そして、A.C.180年発行のオレの出生届が見付かったと書類を見せます。
母親は、アオイとあるが、父親は、空欄になっていると。
オレたちは、戸籍の上でも歴とした夫婦になれるんだと話します。
リリーナは、私は、書類上のことを気にしていないと言い掛けると、
ヒイロは、オレたちの子供が出来た時、出生届の父を空欄にしたくないと。
リリーナは、照れながらありがとうと、ヒイロに言います。

リリーナは、ヒイロに見せたいものがあると、庭園に案内します。
ヒイロは、種々の白薔薇で飾られたローズガーデンに見惚れます。
火星の北半球の夏は、地球の2倍近くあり、驚く程成長が早いそうな。
ヒイロは、この薔薇園は、火星で一番美しいと言います。
リリーナは、宇宙で一番とは言ってくださらないの?と。
ヒイロは、オレは、宇宙すべてを見て回ったことがないからだと。
この場で、嘘を吐きたくないと生真面目に答えます。
リリーナが、ヒイロの意地悪……と言うと、
ヒイロは、意地悪なのは、オレをヒイロと呼び続けるお前の方だと。

□機動戦士ガンダム BATTLE OPERATION Code Fairy
 第15話 落日のティルナノーグ(後編)

リリス少尉は、レナート中尉の戦い方を見て、軍人の戦い方ではないと。
それを聞き、バリー大尉は、そう思えるなら、お前はまだ引き返せると。
見ておけ、軍人の皮を被った化け物、戦争という大義を得た殺人鬼をと。
リリス少尉がそうなっていたかも知れない姿だと忠告します。
レナート中尉のブラックドッグ隊は、アルマ少尉たちを狩り立てます。
突出したヘレナ曹長機を、有線ミサイルが狙いますが、アルマ少尉機が
割って入り、有線を斬断し、レナート中尉機と斬り結びます。
ティルナノーグから非戦闘員の退去が完了し、爆破準備に入ります。

70%の所で、連邦軍の増援が確認され、バルバラ中尉は、苦悶します。
キリー少佐は、アルマ少尉に増援のタンク型を無力化するように命令。
ティターニアの機動力と突破力を活かした、アルマ少尉しか出来ないと。
全員が不安気な表情の中、アルマ少尉は、笑顔で了解します。

レナート中尉は、アルマ少尉機が突出し、増援を叩くと察知し、追撃。
それを足止めすべく、ミア技術少尉機、ヘレナ曹長機は、銃器を掃射。
アルマ少尉機は、2機のガンタンクの砲身を無事に斬断します。
同じ頃、ミア技術少尉機とヘレナ曹長機は、洋館に帰還します。
レナート中尉の怒りは、残ったアルマ少尉機に向かいます。
ブラックドッグ隊の僚機がアルマ少尉機の動きを止めると、
レナート中尉は、その僚機ごと、アルマ少尉機を攻撃します。
その間に、アルマ少尉機は、隔壁から洋館に辛くも帰還します。

レナート中尉機が洋館を攻撃しようとすると、バリー大尉機が現れ、
洋館は、接収し、調査するという指示が出ていた筈だと制止。
レナート中尉機は、バリー大尉機に銃口を向け、邪魔をするなと。
その時、地下で爆発が起こり、周囲の地面が崩落します。
燃え上がる洋館から、アルマ少尉たちを乗せたシルフが飛び立ちます。
アルマ少尉たちは、思い出が残るティルナノーグに別れを告げます。

バルバラ中尉は、自分たち6人が写る写真を、キリー少佐に渡します。
そして、あの家が想像以上に好きだったみたいだと涙を流します。
キリー少佐は、バルバラ中尉の決断が私たちを救ったのだと慰めます。
バルバラ中尉は、シルフの窓から夜闇を見詰め、去就を自問します。

□機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
 第21話 2号機の真価

タツミは、特殊な培養液と信号により、治癒力を促進するという
試験中のメディカルシステムに漬けられ、輸送ヘリに乗せられます。
ウミトたちも同行し、その間、2号機に付いての話になります。
ザフトのニュートロンジャマーがあるが、2号機は、核動力だと。
どういう経緯かは知らないが、ニュートロンジャマーを無効化する
技術ってものがあって、連合は、大戦末期に手に入れたと話します。
そして、戦後、オーブもその技術を、とある筋から手に入れたと。
ただでさえニュートロンジャマーの影響下で、電子索敵や誘導兵器が
弱体化している現在では、通常の対空兵器での撃墜は、不可能だと。
通常の航空戦力では、MS相手には打撃力が不足し、近年では、
大気圏内での飛行が可能な機体も配備されているが、追撃は不可能。
ニュートロンジャマーキャンセラーにより、核の脅威が再び訪れると。
で、アンティファクティスの目的は、地球上の何処かへの核攻撃だと。

同じ頃、ケンは、2号機のシミュレーターで、82%の適合率を出します。
因みに、ヴァレは、60%に届かなかったそうです。
結構な好成績なのですが、ケンは、俺では、これが限界かと消沈します。

SEED journal Mobile Suit Research Division: 06
MVF-X08R2 エクリプスガンダム2号機
固定武装:
 PS-02 ビームシールド×2(腕部)
 専用シールド×2(腰部ラッチ)
 R2-W2 実体剣(右腰部ラッチ)
 R2-W1 ビームライフル(左腰部ラッチ)
 72式ビームサーベル(???)

計画当初、エクリプスは、戦略核攻撃機として開発が進められていたが、
紆余曲折を経て、超高速飛行が可能な可変機にコンセプトを変えている。
諸勢力の技術が惜しみなく注ぎ込まれ、C.E.72年時は、ザフト、連合の
どちらの勢力の機体にも標準装備されていなかったビームシールド、
加えて光学迷彩機能を付与するミラージュコロイド・ステルスを装備。
その反面、多くの電力を消費するため、バッテリー搭載型の1号機は、
可動時間の短さが大きな弱点になっている。
これは、本来は、核エンジンによるエネルギーの供給を前提にしていた
機体であることの証左で、そう言った意味では、核エンジンを搭載した
2号機こそ、真のエクリプスだと言える。
この高性能を追求した設計は、パイロットの身体を全く考慮していない
点が問題となり、高機動戦闘で発生する強烈なGに対応できるのは、
強靱な身体能力と高度な操縦技術を持ったパイロットのみとなっている。
適合するパイロットが搭乗し、初めてエクリプスは、開発された本来の
目的である敵基地先制攻撃が可能になる。
2号機は、政治的理由から生産が中止され、OSすらインストールされず、
1号機の予備部材として、ナウル島に保管されていた。

□機動戦士ガンダム ヴァルプルギス EVE
 覚醒前夜編(6)

ハマーンが戦死してから数日後。
セラーナは、プロトタイプ・ディマーテルで、NT能力の訓練中。
ファンネルは、1基のみの起動ですが、攻撃は、目標を捉えることなく。
結局、ファンネルとのリンクが切れ、制御圏外へ漂流してしまいます。

行動を起こすべきだとする急進派と、戦力の乏しい散発的な攻撃では、
決定打になり得ず、戦力の拡充を図るべきだとする穏健派に二分されます。
その席にいたホルストは、同じく同席しているセラーナを窺います。
会議後、部屋に残ったセラーナに、艦長が声を掛けます。
武官の多くは、即時戦闘の再開を主張する者が多く、主戦論者が優勢。
艦長も武人として、本音を言えば、彼らの心情がよく判ると言います。
セラーナは、テロ紛いのゲリラ戦であれば可能だが、それでは、
スペースノイドの自治独立という大元の大義は、実現できないとします。
と、説いた所で、自分は、戦から逃げたため、彼らの耳には届かないと。
地球にコロニーを落とすという姉さんを、私は、どうしても許せなかった。
が、私情で、艦を降りた私が、今更父の名代なんてと、気弱になります。
艦長は、力ならば、先の戦いで示されたと、セラーナを励まします。
セラーナは、あの時は、姉さんが一緒に飛んでくれていたように思うと。
もし、あの力が自在に使えたら。ひとりでも飛べるようにならなければと。

セラーナは、ディマーテルの古巣であるニタ研と連絡を取りたいと。
ローレンと面会し、強化人間として、別人に成り代わりたいと話します。
ローレンは、貴女は今、重要な立場の筈、ましてやカーン家の息女に、
そんな乱暴なことを?と、彼女の提案に対し、非常に戸惑います。
セラーナは、私には、カーン家に生まれた者の責任があるからこそだと。
ネオ・ジオンを導く者、ハマーン・カーンに生まれ変わると言い切ります。

□機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争
 CHAPTER:12「譲れぬ矜持」

連邦軍のジム×4、ガンキャノン×2の部隊が侵攻。
隊長は、ジオンに協力する者は、民間人でも容赦するなと。
部下のひとりは、やり過ぎでは?と疑問を呈します。
また、ある部下は、神よ…あの者達の魂をお救い賜えと十字を切ります。
隊長は、ここの連中は、例のものをジオンに渡したという報告があり、
その罪だけでも、極刑に値すると。その罪は、贖って貰わねば…と。

キリングは、ハーディーに向けた銃口を、自らのこめかみに向けます。
この戦争で、オレクサドルは、妻と息子を亡くしている。
ヴィロディは、両親を。アンドリーヒは、3歳の娘だと言います。
失われた者達の無念を晴らすためにも、この戦争は、勝たねばならん。
そのためなら、私は、自分の命も捧げるつもりだと芝居じみたことを。
アンディは、落ち着いて…、銃を下ろしてください…と説得すると、
キリングは、机に銃を置き、これ以上部下を死なせたくないと言います。
ハーディーは、銃を拾い上げ、判っていますと、銃を手渡します。
キリングは、改めて、サイクロプス隊は、月面グラナダに帰還すると。

量産型ザクが連邦軍の部隊を捉え、実弾式の長銃で狙撃します。
十字を切っていた人物(リッパー4)のジムに命中し、爆発します。
僚機は、熱源を走査し、敵機の位置を発見し、全機とリンクします。
量産型ザクは、一斉射撃を受け、長銃を失うも、無事に撤退します。
セルーヒの旧ザクが背後から現れ、リッパー2(ジム)を熔断します。

ハーディーは、オレクサドルに、自分がここで指揮を取り続けるとし、
お前は、キリングを連れ、ガルシア達と月面グラナダに帰還しろと。
キリングは、オレクサドルとアンディを連れ、ザンジバルに向かいます。
ミーシャは、ザク・キャノンの中で、呑んだくれていました。
キリングは、この地域は、宇宙世紀以前、共産主義連邦のひとつで、
この街は、その連邦のミサイルサイロを無数に保有していて、
ジオンがその核爆弾を彼らから買い取ったと説明します。
これを月面グラナダに持ち帰ることが、サイクロプス隊の真の使命だと。

□機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ
 #42「ファステスト・フォーミュラ」

ハウゼリーは、責任者として、トリムールティの管制室に留まると。
ハウゼリー曰く、ジオンも連邦もない新たな宇宙世紀が始まるとし、
この戦いには、我らの命を賭ける価値があるとします。
ディル少尉は、エイジャックスの医務室で、マトリカの声を聞きます。

トリムールティ近海──
ギデオン大尉のF89は、サイファーの0120と激闘を繰り広げます。
カナタ少尉たちのトリムールティ突撃隊は、ドラッツェやリゲルグを
薙ぎつつ向かいますが、謎の巨大MAがトリムールティに取り付きます。
ディル少尉は、ヘルプが修復した3号機で出撃することになります。
3号機は、これ迄のデータを基に、3号機のAIが算出した最適仕様です。
幾つかのオプションを混合させた、番外タイプFFと呼んでいました。
ヘルプ曰く、F90の真価は、パックとAIにだけある訳じゃない、
ガンダムを信じろ!そうすれば、最後まで思いに答えてくれると。
ディル少尉は、ヘルプに、ありがとう、ずっと尊敬してたよと。
あんたは、本当にF90のことが好きなんだな──と言い、出撃します。
ヘルプは、俺はただ、お前たち母子が幸せであればと、ただそれだけで。
FFの突撃隊と、レガシィの主力艦隊が対峙しますが、護りは、厚く。
そこへ、ディル少尉が戦線に復帰する旨が、通信で報されます。
作戦は、極々単純で、ディル少尉機による単機での艦隊突破です。

ディル少尉機とカナタ少尉機は、レガシィの旗艦グワダン級を砲撃。
グワダン級は、5機程のティグリスを展開させ、進路を阻みます。
ディル少尉は、試作型のミノドラをニトロのように使い、一気に加速。
エンドラ級を破壊しつつ、トリムールティの目前に迫ります。
同防衛部隊のシャルルが、ディル少尉たち援軍に感謝を通信します。
そこへ、サイファーの0120がホーミングミサイルを撒きつつ現れます。

月刊モビルマシーン縮刷版 VOLUME11
AMS-119S ギラ・ドーガ改(シャルル機)
頭頂高:20.2m
本体重量:21.2t
固定武装:
 ビーム・キャノン×2(背部)
 AMS-09R 対艦ミサイル×2(背部)
 インコム×2(背部)
 AMS01H 12連装ミサイルランチャー×2(背部)
 隠し腕×2(前腰部)
 ハンドグレネード×4(腰部)
携行武装:
 ビーム・ライフル
 ビーム・ランサー
 メガ粒子砲内蔵型シールド
 ※ハイド・ボンブ装備

0147年代、連邦軍の教導団は、XM-05Bを複数機保有しているそうな。
今回の記事は、ゲトルによるもので、冒頭、教導団に出向した際、
マッキンレー版の『歌謡大全集』のディスクを手に入れたって私事が。

ギラ・ドーガの開発経緯は判然とせず、アクシズで開発された試作機、
AMS-117B ドーガ、または、AMX-012 グザを基にSWで建造された説、
ザクIII後期型を基にした説、ザクIIを基にマラサイの設計を取り入れた説、
などがあるようです。ただ、ザクIII後期型説は、元の文章では、
ドーガ系に移行する新ネオ・ジオンMSの試金石的機体となったとあるので、
元になったと言うよりは、文字通りに性能の比較対象なんじゃないかと。
マラサイ説は、ビークラブの出渕さんの解説によるものだと思われ、
ザク→ハイザック→マラサイの発展形態の延長線上に位置する機体という
系譜の話を、MSヒストリカで、実際に建造されたと解釈したためかと。
グザは、MS90'Sでは、ネオ・ジオン版ボリノーク・サマーンとの解説で、
EBに載った際に、ギラ・ドーガの前段階の機体、または、前大戦時の
「ザク」系重MSのバリエーションと解説されたことによるものなので、
取り敢えずは、AMS-117Bを基にってのが無難ではないでしょうか?

教導団は、シャアの反乱後、鹵獲したギラ・ドーガで模擬戦を行い、
高評価を与え、同機の配備を強く望んだようです。
で、同機がアナハイムのグラナダ本社で建造されたことは明白でしたが、
アナハイムに売ってくれと言うことはできなかったと。また、工廠で、
複製することは、アナハイムの知的財産権を侵害するリスクがあると。
これに対し、サナリィは、ブッホ社が回収した同機をブッホが複製し、
融合炉や武装などを、アナハイムがその複製に協力するという形を取り、
アナハイムの知的財産権に触れる部分を、あくまで同社の新規開発という
形でクリアし、ジオンの機体を量産するという外聞の悪さを、
「ジャンク屋が、テロリストの機体をリバースシーケンスしたという
形で、有耶無耶にしたと、ゲトルは解説していました。
ブッホは、既に状態の良いAMS-119Sを3機確保していて、打診を受けた
アナハイムからは驚くべき迅速さで、必要な部材が供与されたそうな。
それが、U.C.0096年5月のこととされています。

素体は、119Sが用いられ、RGM-87C バージムに続き、TR計画関係者の
多い、サイド2のナムスド研(現在は、サナリィ傘下)が設計協力し、
頭部は、モノアイに対する政治的配慮からゴーグルを採用している。
主機は、初期型では、119と同出力の複製品が搭載されましたが、
U.C.0106年の改修以降は、2,860kWに増強され、大出力火器が運用可能。
ゲトル曰く、ザクIII改の反応炉を流用したものだとしています。
脚部は、整備の簡便さを重視し、ジェガンとのパーツ共有度を5割程に
高めているが、操縦特性は、略変化していないと。ゲトルが試乗の所感を。
バックパック、腰部装甲、肩部装甲は、高度にモジュール化され、
連邦軍(ティターンズ)、ジオンを問わず、複数のユニットに換装可能。
連邦軍に制式採用された訳ではないので、新規の番号は付与されず。
が、教導団で原型機と区別する必要がある場合は、リア・ドーガと呼称。
Lehr(ドイツ語?で、教導団を意味するそうな)

トリムールティ事件でのシャルル機は、ドーベン・ウルフのバックパック、
ザクIIIの隠し腕モジュール、バウのシールドを改造したものを装備。
これは、第四世代機のアグレッサーとして、一般的な兵装だそうな。
他にもトライ・ブレード、アーム・パンチ、ヒート・ロッドなどあり。

サナリィ、教導団と深い関係にある第13実験戦団にも配備され、
彼らが第13独立起動艦隊として、火星に降下した際は、ボッシュ機に、
シドが独自のペイントを行った機体が参加している。
U.C.0147年2月23日 ゲトル・デプレ

□機動戦史ガンダム武頼
 最終話

龍侍は、迦楼羅の翼部分を分離させ、大剣として構えます。
武頼たちは、サルタヒコを攻撃しますが、再生能力に阻まれます。
やっぱりよく見ると、ガンダムと言うよりもシャッコーみたいですね。
虎鉄は、出し惜しみをしている場合ではないと、黒星に言います。
黒星は、武頼との繋がりが深くなれば、身体への負荷が大きくなると警告。
虎鉄は、やらずに後悔はしたくないと、黒星は、転火炉を完全開放。
武頼以外の4機がサルタヒコからの露払いを務め、武頼が最短で喉元へ。
攻撃により、左腕が刀と共に熔断され、右腕でもう一振りを揮います。
龍侍も是音具の頭部にいる徳轟を捉え、無双剣 百刃錬磨を放ちます。
虎鉄は、如月流 我心ショウ鍛で、サルタヒコの首元を狙います。
サルタヒコは、無駄としますが、虎鉄は、そんなことは、先刻承知として、
俺が斬るのは、お前の魂だと、武頼の頭部から飛び出し、相手の頭部へ。
サルタヒコ本体と対峙し、首元を横一文字に斬断します。
サルタヒコは、首を斬られながらも最期に、自分が消えることで、
この星は、第2、第3のGUNDAMに狙われることになるだろうと。
虎鉄は、どこの誰が来ようが、手を出してくるなら容赦はしないと。
俺たちは、俺たちの頑駄無道で、迎え討つだけだと言い切ります。
虎鉄の言葉が終わると同時に、サルタヒコの頭部が爆発します。
虎鉄は、昏倒し、武頼たちは、流星のように地上に降下したかと。
地上でも是音具を討ち、龍侍が徳轟を救出し、戦いは終わります。

百鬼夜行と呼ばれた人と鬼の戦いは、数多の武士たちの活躍により、
勝利に終わり、徳轟は、発端の真相を語ります。
頑駄無という存在、天津技研、旧時代からの因縁を知った炎心と総全は、
密約を交わし、世に潜む鬼の手先を欺くため、互いに干渉をせず、
どちらが倒れようとも鬼を討ち、真に平和な人の世を取り戻す計画だった。
これらを全国の民に周知し、天炉藩の汚名が返上されることになります。
鬼たちとの戦いは、異国でも起きていて、エビスに化けていたように、
分身たちが各国で暗躍していたらしく、無人鉄機が未だ暴れているそうな。
で、天炉藩は、無人鉄機に対抗する潘を超えた機関、
鬼傀対策機関「天炉」として、再興することになり、龍侍たちは、
鉄鬼狩りと呼ばれ、世界中を飛び回っていると。虎鉄と黒星はいない。

天法三十一年、仮初めの平和に斬り掛かる武士がいた。
頑健なる精神で、駄せし悪の者共を、無双の力で振り払わん。
是れ即ち「頑駄無道」、武士の名を如月虎鉄。
これは、ひとりの侍と、伝説の武神が斬り拓いた戦史(ものがたり)。
「機動戦史ガンダム武頼」と、錫乃が書物を書き上げ、終わります。

□機動戦士ガンダム 赤い三巨星

ガンペリーの機長、オト少尉は、無口で、ハンドサインで意思疎通を。
で、戦闘中なので、少し手前の安全な場所に着陸するとのこと。
そこへ、マロビ曹長の「広まってるぅぅぅ!!」という通信が入ります。

マロビ曹長機は、クライシンガ少尉機にスパイクシールドで攻撃。
クライシンガ少尉機は、その攻撃を華麗に躱し、機関砲を構えます。
ウィリアム曹長機が射撃で支援し、クライシンガ少尉機を離します。
さらに、ラルフ中尉機が砲撃により、攻撃を加えます。
セラフィは、トマス軍曹のゾックが動かないと知り、移乗を促します。

両陣営が拮抗している場に、ジムとファンファンの小隊が現れます。
ガンペリーのバルン社長たちは、着陸し、戦況を見守ります。
バルン社長は、近くの木にハンモックを掛け、寝ている人影を発見。

クライシンガ少尉は、トマス軍曹が回収されたため、撤退を指示。
ザルゴ機が発煙弾を周囲に撒き、クライシンガ少尉たちは、撤退。

ラルフ中尉は、消耗も激しいため、追撃を断念し、後退することに。
ファンファンの機長は、ラルフ隊は、宇宙人がいるため有名だと。
マロビ曹長は、その意味が判らず、キョトンとします。

バルン社長は、ハンモックの男性に、戦闘があり、危険だと報せます。
バルン社長は、連邦軍に協力している民間の技術者だと言うと、
編み上げの男性は、勝ち馬に乗り、何れ来る戦後を豊かに暮らそうとする
頭の良い子なんだなと。社長は、この戦争がただ早く終わって欲しいと。
こんな誰も得しない戦争は…と言い掛けると、男性は、グラサンを傾け、
理解したよと一言言い、取り敢えず、向こうの戦いは終わっているとも。
男性は、昔から目はいいんだと。物事を広く深く見通せる力は、
何時だって役に立ってくれる。そして、力はもっと強い力を生み出すと。
バルン社長が少し目を離した隙に、男性は、消えていました。

□機動戦士ガンダム0079 エピソード ルナツー
 第8話「ロックアウト」

パオロ艦長は、ホワイトベースに到着し、戦闘体勢を取らせます。
ワッケイン少佐のマゼランは、仕掛けられた時限爆弾が爆発し、
その爆風を受け、姿勢制御が困難になり、周囲の壁面にぶつかります。
そのまま港の通路を塞ぐ形で、擱坐してしまいます。

シャア少佐たちは、さらに侵攻し、MSハンガーでガンダムを発見。
連邦軍兵士たちも応戦し、シャア少佐たちは、後退を余儀なくされます。
アムロは、ガンダムのコクピットを開放するように言いますが……。

ワッケイン少佐たちは、擱坐したマゼランから内火艇で脱出します。
その中で、ホワイトベースのMSハッチが開いているのを見付け、
内火艇をホワイトベースに着艦させるように命じます。
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ガンダムエース2023.07 No.251

2023年06月30日 | ガンダムエース
〈月刊ガンダムエース2023年07月号〉


□機動戦士ガンダム ウェアヴォルフ
 case-01[The first Victim](前篇)

宇宙世紀0087年10月17日、月の裏側 暗礁宙域ゼブラ・ゾーン。
ティターンズのペガサス級強襲揚陸艦《ヘカーテ》は、
エゥーゴのシュツルム・ディアス隊の奇襲を受けます。
艦も被弾し、護衛に出ていた、第2小隊のマラサイが全滅します。
艦長のリュコス中佐は、この艦の任務を察したとでも言うの?と。
ロビンソン大尉のペイルライダーDIIが応戦に出ますが、
僚機のワヒーラ機(マラサイ)が、百式改に撃墜されます。
劣勢を見兼ね、ヘカーテのラセット中尉が出撃を要請しますが、
副長のオクリーヌ少佐は、テスパイと試作機を失う訳にはいかんと。
リュコス艦長は、MSを可能な限り収容し、強行離脱を図ります。

バスク大佐麾下の特務部隊《ヘカーテ》隊は、同宙域における
新型機の極秘性能試験任務中に、エゥーゴの奇襲を受け、
多くの被害を出しつつ戦域を離脱。が、エンジントラブルにより、
加速方向にミスが生じ、月軌道外縁部を漂流することになります。
先の戦闘で、《ヘカーテ》は、マラサイを全機喪失し、
出撃可能な機体は、予備機を含め、ペイルライダーDIIが3機のみ。
合わせて、人的被害も甚大で、保安要員3名、機関士1名、
それに、ニタ研から出向していた技術者が全員亡くなったそうな。
ニタ研の人たちは、前述の試験機のためで、彼らが亡くなり、
現在は、そのガンダムウェアヴォルフの性能評価試験どころではない。

リュコス艦長は、自分たちの極秘任務がエゥーゴに漏れていたと。
ティターンズも一枚岩ではないと、オクリーヌ副長に話し、
ウェアヴォルフのデータが手掛かりになるとも思ったのですが、
ニタ研の連中と共に、宇宙の藻屑になってしまったと。
また、人に紛れ、密かに人を喰らう人狼を冠する機体名も悪趣味だとも。

ラセッド中尉は、1機でも必要だろうと、ウェアヴォルフの解除を
行おうとしますが、整備士のマカミ軍曹は、機体の封印解除は、
ニタ研の立ち会いの下という厳命があり、無理だと抵抗します。
同じくMS隊のレト少尉は、出撃だけなら他の機体でも出来るが、
ラセッド中尉は、ガンダムに拘泥っているように見えると言います。
ラセッド中尉は、一年戦争の時は、何も出来ないガキで、
コロニーが頭上に墜ちて来るんじゃないかってよく夜中に跳び起きた。
「ガンダム」の伝説的な活躍を聞き、その後、機体に乗っていたのが
当時のオレと同じ位のガキだと知った時は、震えたと述懐します。
ガンダムは、還る家までも守り抜いたって話じゃねぇかと語ります。
レト少尉の憧れだと?との問いにも、まあなと答えていました。

警報が鳴り、今度は、アクシズの攻撃に遭います。
エンドラ級のクラート艦長は、情報通り、単艦で孤立しているとし、
ガザC小隊を展開させ、狼狩りだと、《ヘカーテ》を攻撃します。

その数ヶ月後。
宇宙世紀0088年 グリプス戦争末期、ティターンズ第13特秘チャンバー。
ウェアヴォルフ事件極秘査問会が開かれ、全身を拘束された証人が、
複数人からの尋問を受け、《ヘカーテ》で何が起こったかを訊かれます。
証人は、死んだんです……、たくさんの人が……!!と答えます。
──殺された、同じ艦の仲間だと思っていた相手に!!と続けます。
あれは、人の皮を被った狼が巻き起こした、殺人事件だったんだと。
タイトルの通り、ガンダム×人狼ちっくな物語みたいですね。
拘束された証人は、誰なんだろ??副官かな??

□機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争
 CHAPTER:11「抗いし者たち」

ジオン軍の駐留基地に、連邦軍の接近があり、迎撃体勢に入ります。
キリング少佐は、サイクロプス隊に、我々の作戦は、本国への帰還だと。
ザンジバル級を10分で飛べるようにしろと命じます。
キリング少佐は、ヴェロディという名の兵士に市長への伝令を伝えます。
ハーディー隊長は、最低限の資材を積み、その後、MSを積み込むと。
隊長は、ベラルーシという兵士に所要時間を訊ねると、2時間との答えが。
ガルシアたちは、MSを積み込むとなると、街を守るどころか、
基地の防衛もままならないと反論しますが、隊長は、命令は、絶対だと。

連邦軍の攻撃が始まり、その余波がパーティー会場の古城にも及びます。
ヴェロディは、早急にMS部隊を出撃させるとし、お送りした重火器で、
持ち堪えて欲しいと、キリング少佐からの伝令を伝えます。
市長たちは、多くの武器弾薬に、返り討ちにしてやるぞと息巻きます。

キリング少佐は、ザンジバル級への搬入を急がせます。
MSが搬入できない場合は、地球での破棄も考えるとします。
ワッパで、伝令から戻ったヴェロディは、MSが搬入されている状況に、
副長のセルヒーイに、どうなっているのか?と訊ねると、帰還準備だと。
ヴェロディは、MSで駆け付けるという伝令が嘘であることを知ります。

街の有志が武器を手に、連邦軍に挑みますが、火を見るより明らか。
ジムのビーム・サーベルやマシンガンで蹂躙され、足蹴にされて行きます。
キリング少佐は、地球人同士が殺し合う状況を諸手を挙げて喜びます。
副長のセルヒーイは、本部のオレクサドルに、これは、虐殺だとし、
軍法会議に掛けられるものならな!!と、市民の支援に出撃します。
セルヒーイの旧ザク、カヴィのザクの他、数名が戦闘地域に向かいます。
キリング少佐は、軍法会議ものだなと、ハーディー隊長に拳銃を構えます。

□機動戦士MOONガンダム
 episode 58(前編)

南極旧資源開発基地には、掘削用のアッグも置いてあったり。
ミネバは、ネオ・ジオンの制服姿のユッタに驚きます。
ユッタは、ただの服だといいますが、ミネバは、違う、軍服よと。
簡単に身に着けて良いものじゃないと、ユッタを窘めます。
ミネバは、誰に言われたの? いつものユッタなら断って──
ユッタは、その言葉を遮り、わからないんだ……!と声を荒げます。
ミネバとサフィラを助け、逃げることしか頭になかったのにと。
アゴスにしたことは、許せないけど、シャアが悪い人だとは思えないとも。
ミネバを連れ、ここから逃げても、連邦に捕まり、利用されるかもと。
ミネバが安全でいられ、自分を必要としてくれる人がいるなら、
ここに残ることだって── ミネバは、ユッタの手に手を重ねます。
ミネバは、黙って心を落ち着けてと。が、ミネバの思うようには行かず。
どちらかがサイコプレートの近くにいないと、ダメなようです。
ひとりで出せない答えでも、ふたりなら──と言い掛けた瞬間、
シャアが、会話を続けてくださいと、部屋に入って来ます。
シャア曰く、ふたりの間に起きた事象は、正確に表現する言葉は無く、
事実だとすれば、人類の進化史を塗り替えかねない画期的な出来事だと。
また、それが自然に生じたことであるなら……と、言葉を続けます。

婚礼の儀の会場で、リナートは、腰の短剣を、レイメルに向けます。
レイメルは、リヒト家こそが、闇の仲介者だと語り、嗤います。
アルフォンソは、レイメルに、アルツトの長が掟を破るのか?と。
サラサは、リナートを制止し、レイメルの話を聞きましょうと。
レイメルは、2枚の葉っぱを取り出し、語り始めます……。
ニルダは、レイメルの行動を止めようと、早馬を走らせます。

ナナイの調査によると、現在のムーン・ムーンの植生は、
バナール計画に則ったものではなく、緑地総面積の約3割を占めている
特定禁輸植物は、不法滞在者の持ち込んだ種子が発芽・育成したもので、
異常な繁殖速度からも明らかな通り、遺伝子組み替えが行われていると。
で、コカに酷似したその植物は、原種を凌駕する効能と中毒性があると。
シャア大佐は、ユッタが知りたい事は、ムーン・ムーン創世物語にあると。

□機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
 MATERIAL-Z135[AESIR FELLOW]

宇宙世紀0079年 ミナレット──
イングリッド0は、機番011のゲルググ・キャノンで出撃します。
ユーマは、機番099の高機動型ゲルググで出撃して行きます。
エイシアは、ふたりの出撃を、ミナレットから見送ります。
彼女の後から、ジョニー・ライデンが現れ、訓練を見守ります。
イングリッドは、急速成長胚を用いた初めての試みらしく、
どう成長し、どう老いているのかさえ判っていないんだそうです。
エイシア曰く、大きな医療的バックアップが無ければ生きていけないかも。
また、クローン技術で、NTを量産する計画も進行しているそうな。
イングリッドは、ヒュー大佐の主導で作られたようです。
エイシアは、大戦で大勢が死んだとし、だから生み出される者たちは、
それが喩え、どんな形であれ、祝福して上げたいと話します。
ジョニーは、あの子たちを生み出した自分たちの宿業とはと自問します。
エイシアは、子供たちは、過去を見ない、皆未来を見ているとし、
それは、大人が奪ってはならない子供たちの本質だと言い、
ジョニーにも、あの子たちと寄り添えるように、未来を見て欲しいと。
ジョニーは、しかし、ヒュー大佐は、そう考えていないだろうと。
イングリッドに、ジョニーの因子を混ぜたのは、ヒュー大佐の指示で、
当初は、ジョニーのクローンを造ろうとしていたと、エイシアは言います。
最終的には、グラナダが用意した胚に、ジョニーの一部を組み込んだと。
ヒュー大佐は、ジョニーのクローンが造れないと知るや、興味を失い、
現場責任者として、坦々と計画の決済をしていたそうです。
と、イングリッドには、エイシアの因子も埋め込んでいると話します。
エイシアは、ルーツを持たないなんて痛ましいでしょと、事も無げに。
そのためか、イングリッドは、宇宙でエイシアを感じる事があるらしい。

で、問題の事件が起きまして。
ジョニーは、イングリッドを休眠カプセルに入れ、ユーマを追うことに。
曰く、反乱かも知れないと。必ず戻ると言い残し、出撃して行きます。

回想終わりまして。
ジョニ子のメットを介した呼び掛けに、レッドが答えます。
必ず戻ると言ったのだから、戻らないとなと、ジョニーの記憶の通りに。
そして、ただいまと言い、ジョニ子は、お帰りなさいと返します。

□機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
 第2話

キユウは、警備中隊機の頭部のみを破壊し、行動不能にします。
アスタ・ラ・ビスタ ベイベーとT2ぽいセリフを叫んでいました。
昨日ムービーで観たんだとか。ヴィルダは、教育のため、昔のムービーを
リビングブロックに置いていたけど、タイトルを選ばないとと少々反省。
機体を降りて追撃するパイロットには、ヴィルダがテーザー銃で応戦。
脱水症状を心配し、彼らを日陰に運びつつ、現場を後にします。

10年前 A.S.96年──
ヴィルダは、パーメット言語の研究は、日進月歩だとし、
教師がステレオタイプの古い学説を押し付けをしていると、意見します。
素直に受け入れられる訳もなく、講義室から叩き出されてしまいます。
そんなヴィルダの論文に興味を持ち、カルド・ナボが彼女を訪ねて来ます。
ヴィルダの弟は、宇宙多孔症候群らしく、GUNDに希望を持っていると。
で、ヴィルダは、ヴァナディース機関に参加しますが、その3年後、
弟は、亡くなります。それでも、同じ症例の人のため、研究を続けます。
が、A.S.101年、ヴァナディース事変が起きてしまいます……。

現在 A.S.106年 地球──
ヴィルダは、知り合いの老教授が、子供たちへの読み聞かせに行った後、
こんなことを言っていたと、キユウに語ります。
老教授は、18人の4歳児たちを合わせると、自分と同じ年齢になるが、
その感受性で、子供たちが日々体験している輝きを合わせると、
私の感性など、容易く凌駕するだろうと。詰まり、子供の頃の体験は、
その後の数十年間よりも大切で、生き方を左右する重要な時間なんだと。
だから、キユウが楽しく、充実しているなら、私は、安心なんだと。
そのためか、情操教育の一環として、犬を飼うことが出来ないので、
ヴィルダは、たびたびぬいぐるみを買い、キユウに渡しているそうな。
が、キユウには、その後の数十年が無いんだそうです……。今の所。

□機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE & PIECE
 第3片 クレッセント・ムーン & ペイル・ルージュ(2)

目覚めた薄紅姫は、違和感を感じます。
豚王曰く、カーティスの蹴撃からまだ1年と経っていないらしい。
モニターの豚王は、洗脳のレベルを下げていると、薄紅姫に言います。
今回潜入するサイド2の39バンチ「レム」は、外部からの通信に厳しく、
一度侵入すれば、こちらとの連絡が出来なくなるため、随時命令できず、
自分自身で判断しなければいけない局面が増える故の処置だと。
作戦は、ビッグデータと呼ばれるものの破壊と、カグヤの警護と監視。
豚王は、カグヤは、まだまだ木星の役に立つと、ムーン・ムーンからの
出奔に反対し、そのガス抜きとして、作戦に同行させるんだそうな。
この先、海底都市に繋ぎ止められても、今回の事件の思い出だけで、
生きていけると思える程のスリルとサスペンスを味合わせてやれとも。
というようなことがあり、カグヤの思いになるべく応えてるんだそうな。

薄紅姫とカグヤは、警備の追跡から逃れ、モビルスーツの格納庫へ。
薄紅姫は、ステン・グレーから専用機のことを知らされていました。
薄紅姫は、カグヤの現状を、何時もより広い鳥籠に入れられた小鳥だと。
それは、まるで僅かばかりの判断の自由を与えられた私のようだと。
モニターが映り、ピエトロ市長は、じいを人質に取り、投降を勧めます。
カグヤは、姫になるため、正しいことをしろと言われて来た。
その全部が嫌だった訳ではないが、他のことも自分で試したかったと。
逡巡後、投降を決め、薄紅姫に、最後まで手伝えなかったと詫びます。
薄紅姫は、所詮人間は、操り人形だとし、命令を聞くことに慣れれば、
自分の意思すら疎ましく思う生き物だと、実体験を基に話します。
で、レムのビッグデータによる選択で、住民は、判断をしなくなってると。
カグヤは、違和感を感じつつも、それが住民の願いなら致し方ないと。
薄紅姫は、判断力の落ちた人間の存在意識の総意は、本当に総意なのかと。
薄紅姫は、これを悪だと判断し、壊すと宣言します。
また、投降するカグヤに、それで、本当に後悔しないのか?と訊ね、
カグヤが人質を取られてる故、仕方がないと答えると、頬を打ちます。
薄紅姫は、この人質作戦は、十中八九ビッグデータを用いて考えられたと。
身内から聞き出した情報を基にしているため、思いも寄らない行動をし、
その裏を掻いてやろうと、薄紅姫は、カグヤに計画を持ち掛けます。

薄紅姫は、用意されていたトゥエルブに、カグヤは、後のクレインに搭乗。
格納庫を蹴破り、反撃に出ます。警護のモビルスーツが応戦しますが、
ピエトロ市長は、カグヤの予想外の行動に狼狽し、誰かしらに縋ります。
薄紅姫は、ピエトロ市長がビッグデータの指示を仰ぐ隙を狙います。
カグヤは、薄紅姫の計画に賭け、共に行動を開始します。

□機動戦士ガンダムF91 プリクエル
 第29話「トトカルチョ(後編)」

団長から、コンテストに出ないセシリーを説得するように言われ、
シーブックは、単身で彼女の元に向かうことになります。
先刻、観劇のことで喧嘩をしてしまい、気が進みませんが……。
シーブックは、楽屋裏でセシリーを捜しますが、生徒会役人が出張り、
トトカルチョを知り、セシリーが出場を拒否したことを受諾したと。
そこへ、セシリーが現れ、シーブックに出て行きなさいと怒り心頭。
シーブックは、トトカルチョで現金を賭けていないような屁理屈を言い、
セシリーの手を無理矢理引き、コンテストの会場まで連れて行きます。

会場では、チャイナ服姿のフランソワ・ランクウェルが登壇します。
セシリーは、シーブックに手を引かれていることを意識し、
出るから、いい加減手を離してと言い、そのまま会場に上がります。
セシリーは、客席で待ってなさいと、シーブックを睨み付けます。
ドワイトに紹介されたセシリーは、会場の声援に笑顔で応えます。
シーブックは、サムと一緒に、コンテストの様子を見守ります。

□機動戦史ガンダム武頼
 第参拾肆話

サルタヒコは、宇宙の衛星?(RX78天体遊星「REUNISS」)に到着。
サルタヒコは、母星を追われ、地球に辿り着いたんだそうな。
で、真のGUNDAMたる我が、この星の神となると宣誓します。

虎鉄たちは、宇宙に上がる術が無く、サルタヒコを阻む術も無く。
錫乃は、迷いながらも武頼と黒星の八咫烏なら宇宙に上がれると。
虎鉄は、宇宙では何が起こるか判らないと言われますが、決意します。
千夜は、虎鉄のケツを叩き、何があろうと必ず帰って来いと見送ります。
錫乃も切り火をし、虎鉄と龍侍の武運を祈り、送り出します。

「為虎添翼」虎鉄は、八咫烏が合体した形態の武頼真打翔ノ型に、
「機相展蓋」龍侍は、狛犬の武具を装備した形態の迦楼羅に搭乗。
虎鉄は、宇宙に上がり、龍侍は、対是音具戦の支援に向かいます。
四天王のシュラとは言え、多勢に無勢になり、死を覚悟します。
そこへ、龍侍の迦楼羅が現れ、如月流無双剣 風来扇刃で敵機を斬断。
シュラは、虎鉄が一太刀入れてから是音具の動きが鈍くなっていると。
徳轟が鬼の制御を抑えているのではないかとし、好機だと言います。
シュラは、自分たちが抑えている間に、龍侍は、直接頭を目指せと。

宇宙に向かった武頼の中に、黒星が顕れ、虎鉄は、驚愕します。
黒星曰く、八咫烏に自分の意識を移したのだと。
サルタヒコは、衛星兵器を取り込み、途方もなく巨大化します。
虎鉄は、サルタヒコの言葉を遮り、問答無用で、頭部に斬り掛かります。
ビーム攻撃に圧される武頼を見掛けない、鉄機たちが救います。
彼らは、帳のツヅラから連絡を受け、この場に参集したそうです。
アルス・オズドラゴンのガンダムエクスキャリバー、
本誌では、オズドラブンですが、礒部先生のtwitterで訂正されてました。
サラド・ブラディのガンダムズアルフ、
シュ・シュウのガンダム干莫、フレイヤ・エイジスのガンダムスルト。
日本以外から4機のガンダムが現れ、サルタヒコの討伐に参戦します。

□機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ
 #41「とても小さな戦争」

レガシィに呼応するかのように、反連邦組織が各地で蜂起します。
ヌーベルエグム、月面イプシロン市の核融合発電所を占拠。
汎アフリカ解放戦線、南アフリカ核貯蔵庫に上陸、低軌道艦隊が急行。
サイド1では、ルー・ヴァータが煽動するデモが激化。
サイド3では、共和国解放戦線に一部駐留艦隊が呼応し、艦隊戦に。

これらの対応に追われ、トリムールティへの援軍は、期待できない。
と、アナハイム社のエージェント、アルゲントゥムは、判断します。
彼女は、ハチ女みたいなヘッドセットを装着しています。
で、アルゲントゥムは、以前のようにMSを扱えないと言い、
ヴェロニカ大尉に、リヴを助けて欲しいと託します。パッツィさん?
また、0120の開発主任は、0120をドライグと呼んでいたそうな。
ヴェロニカ大尉は、MSA-0120 ACTIVEに搭乗し、出撃します。
その際、彼女は、0120をドライグ・アクティブと呼んでいました。

地球衛星軌道上 トリムールティ近海──
ミズマ機は、宇宙用のギガン、ガ・ゾウムガンナーなどと交戦し、
補給のため、母艦に戻ります。先の戦闘以降ディル少尉は、昏睡状態。
ミズマは、ディル少尉の病室を見詰めるバズ大尉の姿を見ます。
バズ大尉は、…俺たちは、ここでしか生きられない…と独り言ちます。

ややあって。
トリムールティ宙域に展開するテロリストに対する作戦会議。
F90Nは、ディル少尉用に調整されているため、大幅な戦力低下。
ミズマは、アマルガムの資料から、この部隊がニュータイプである
ディル少尉を育てるための、まさに彼のための部隊だとします。
で、代わって、ギデオン大尉が、対0120装備のF89に搭乗します。
0120以外は、ロートルな大型機のため、突破は不可能ではないと。
カナタ少尉は、対艦攻撃用(P.V.スペシャル)装備のF90に搭乗。
整備したヘルプもP.V.スペシャルと呼んでいました。基本MA形態。

カナタ少尉の回想──
シャルルは、火星からの通達を受け、ボッシュ大尉に詰め寄ります。
自分たち独立火星軍が、長い同盟関係にあるレガシィを討つのか?と。
ボッシュ大尉は、ドラグンに今、ハウゼリーを討たせる訳にはいかないと。
そして、不測の事態に備え、教導団として、議員護衛の任に就くとも。
カナタは、ボッシュを独立火星軍での階級?の大佐と呼んでいました。
ボッシュは、直ぐに大尉だと、カナタに訂正していましたが。
SDクラブ版のF90で、ウェラーが大佐だったためだと思います。
お前たちニュータイプが派遣されたのは、ジオンの怨念返しのためでなく、
世界を見るための筈だと、シャルルとモニターのカナタに言います。
そして、ジオンの次の未来を考え、旧いジオンは、我々に任せておけと。
カナタ少尉は、FF隊で見聞し、選択した道を進むことを決めます。

出撃前、バズ大尉は、嗅ぎ回っているようだなと、ミズマに警告します。
ミズマも引かず、ディル少尉に手を出すなと、バズ大尉に警告します。

ギデオン大尉のF89は、ユーリィの0120にレールキャノンで先制。
両機は、直ぐ様ビーム・サーベルを抜き、格闘戦に移行します。

トリムールティは、防衛隊として、ミックスの方のギラ・ドーガ改を展開。
公社のミサイルポッド装備のジムコマ(宇宙用)は、隕石迎撃センサーが、
巨大な移動物体を観測したと、モビルアーマーよりもデカい……と。

レガシィのドラグンは、火星や木星の手は借りぬとし、
ロナ家を討ち、マハを討ち、地球圏の害毒を取り除くのだと息巻きます。
マトリカがパイロットにされた、巨大モビルアーマーが登場します。

月刊モビルマシーン縮刷版 VOLUME10
RGM-111Y2 Gカスタム
頭頂高:15.9m
全備重量:39.8t
固定武装:
 バルカン砲×2(頭部)
 メガマシンキャノン×2(胸部)
 ビーム・サーベル×2(背部)
 二連ビームガン×2(腕部)
 ミサイルランチャー
 サンドバレル
携行武装:
 ビーム・ライフル
 狙撃用ビーム・ライフル
 ビーム・スマートガン

MSA-0120 ドライグは、ジオニック事業部単体によるものだそうな。
で、ATMSのコンペに敗れたアナハイム社は、SF計画を発動します。
その計画で得られた2つの事実がアナハイム社を瞠目させます。
ひとつは、参謀本部が意図的に漏洩したF91の性能が、アナハイム社の
想定を遥かに超えていたこと。F91をF90Vの完成形程度に考えていたが、
実際は、そのような次元に留まるものでは無かったと。
もうひとつは、F70量産計画が、アナハイム社側では、不可能なこと。
これを受け、シルエットフォーミュラ計画は、先鋭化し、技術的優位を
確保するためならば、非倫理的な行為も許容されるようになったと。

Gカスタムは、0120のメガブースト機能を109フレームに搭載した試験機。
メガブーストは、Eパック内に封入された縮退寸前のミノフスキー粒子を、
M&Y式融合炉に注入することで、瞬発的な出力を2倍に増大させる。
Gカスタムのメガブーストは、バックパックに創設され、使用時には、
腰部HPのEパックを2個消費する(一度の出撃で、5回が限度)。
ビーム・マグナムのEパック弾倉みたいなのが着いています。
使用時のジェネレーターは、オーバーロード寸前の状態になり、
核爆発の危険性と隣り合わせだそうな。オーランド元大尉が搭乗した、
試験機の実験も、このような理由から自己に繋がったらしい。
そのため、Gカスタムは、サブを積んだ推進器の方にメガブーストがあり、
暴走しても切り離しが可能になっていると。その分、出力は0120に劣る。
素体は、RGM-111Yを使用しているが、頭部のみ別で進行していた、
ゼータ系可変機小型化案で開発されていたモノに変更されている。
また、メガブースト使用時の高速戦闘に、111Yのセンサーが追従できず、
バイオ・センサーも増設されている。合わせて、アポジも増設されている。
メガブーストを内蔵している後腰部のシュツルム・・ブースターには、
ミノフスキー・フライト、増槽、ミサイルランチャー、サンドバレルを
装備しているが、容積の制約で、増槽は、0120の半分程度になっている。

U.C.0147年1月22日 ファレス・ムアワッド

□機動戦士ガンダム 赤い三巨星
 EPI.03 追撃開始

髭面の兵士と、トマス軍曹は、北米キャリフォルニアの反対側に流され、
南米の北側辺りから救難信号を出し、援軍の到着をひっそりと待ちます。
トマス軍曹は、耳が良いのか、異変を察知し、淹れていたコーヒーを断念。
トマス軍曹は、緊張すると、右耳たぶを触るクセがあるみたいです。
髭面は、ゴッグに、トマス軍曹は、ゾックに飛び乗り、臨戦態勢へ。

バルン社長は、ラルフ小隊の機体改修を担当した責任があるとして、
社員総出で、先行したラルフ隊に合流するようです。

髭面とトマス軍曹は、ラルフ小隊から身を隠し、状況を窺います。
シュウカ伍長によると、哨戒機がその辺りで熱源反応を確認したとか。
ラルフ中尉は、焚き火の跡がまだ熱を持っているとし、厳戒を敷きます。
ウィリアム曹長も緊張すると、右耳タブを触るクセがあります……。

髭面のゴッグがメガ粒子砲で先制しますが、何れの機体にも命中せず。
続けて、トマス軍曹のゾックがメガ粒子砲を掃射しますが、効果はなく。
マロビ曹長機が跳躍し、ゾックの頭部に躍り掛かります。
トマス軍曹機は、フォノンメーザー砲を放ちますが、躱されます。
マロビ曹長機は、胸部を少々灼かれ、地面に叩き付けられます。
ラルフ中尉機は、髭面のゴッグと対峙し、そのまま水中に引き込まれます。
ラルフ中尉機は、髭面のゴッグにのし掛かりますが、
ビーム・サーベルを振りかぶり、ゴッグとの距離を強制的に取ります。
髭面のゴッグは、フリージーヤードで、ラルフ中尉機の動きを抑え込み、
左腕のクローで斬り掛かりますが、左腕部のみで阻まれてしまいます。
ラルフ中尉は、ガンダムを見くびるなと、サーベルで斬り付けます。
ラルフ中尉は、まだ脱出できる筈だと通信を入れますが、
ゴッグの髭面パイロットは、捨て置け、もう手遅れだと断り、
仲間が宇宙に還る猶予を少しでも稼いだと言い、ゴッグは爆発します。

トマス軍曹のゾックは、マロビ曹長機たちに囲まれ、窮地に陥りますが、
クライシンガ少尉のグフ・カスタムが救援に現れ、戦力が拮抗します。
クライシンガ少尉の、まさか「赤い三巨星か」との通信に対し、
マロビ曹長は、広まってるううう!!!と満面の笑みを浮かべます。

□機動戦士ガンダム0083 REBELLION PLAYBACK
 第2回 Adユニット「ラング」

分類:突撃強襲ユニット
開発:アクシズ技術本部
全長:197.7m
全幅:139.1m
全高:114.6m
出力:不明
推力:4,600,000kg
装甲材質:超硬スチール合金
武装:
 大型メガ粒子砲×2(側部装甲面)
 ビーム撹乱幕

Adユニットを改良し、突撃強襲型MAに再構成した機体。
サイサリスとアトミック・バズーカを無傷で、送り届けるため、
ガトー少佐が搭乗し、ジービッグ・ザムをねじ伏せている。

□機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE
 覚醒前夜編(5)

虚空に投影されたハマーンの立体映像が、宙域のネオ・ジオン兵に、
宙域からの離脱を告げ、死地は、この一戦に非ず、生きて機を待てと。
これまでの戦闘が嘘だったように、ネオ・ジオン軍は、撤退します。

セイン大尉たちは、サダラーンを沈め、降伏させるとし、MS形態へ。
頭部のハイメガを準備しますが、その間にセラーナのディマーテルが
ファンネルを展開させ、無防備なヘッジホッグに襲い掛かります。
セイン大尉は、被弾したバックパックを誘爆前に切り離します。
その隙を衝き、ディマーテルがビーム・サーベルで斬り込みますが、
セイン大尉は、左手に逆手に持っていたハイパー・ビーム・サーベルを
発振させ、ディマーテルの背部のバインダーを斬断します。
両機は、さらに斬り結ぼうとしますが、ヘッジホッグは、狙撃を受け、
ビーム・サーベルを持っていた右腕を丸ごと破壊されます。
その光撃は、エルナルドのザクが放ったモノで、停戦を呼び掛けます。
同時に、ネオ・ジオン側が降伏し、停戦信号が発射されます。
セイン大尉は、サダラーンを沈め、ハマーンだけでもと言いますが、
レント中尉に、極刑モノだと制され、戦争は終わったんだと。

セラーナ機と、エルナルド機は、サザダーンに帰艦します。
ネオ・ジオン旗艦サダラーンが投降し、同軍は、降伏します。
が、座乗していたミネバは影武者と判明し、残党は、各地に四散します。
連邦軍上層部は、表面上の勝利に満足し、宇宙への関心を無くしていく。

□機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
 第20話 ケンとスセ家

ケンは、ヴァレに自分の出自を語ります。
C.E.71年6月15日 大西洋連邦が発動した、オーブ解放作戦により、
敗れたオーブは、その後暫くの間、大西洋連邦軍の監視下に置かれる。
駐留するかつての敵軍が暴走することは、歴史上も多々あり、
大西洋連邦軍もご多分に漏れず、際立ったモノだったようです。
ザフトによるオペレーション・スピットブレイク(アラスカ攻略作戦)、
パナマ攻略戦に於いて、戦況は、泥沼の様相を呈し、連合、ザフト共に、
投降兵どころか民間人にまで殺傷行為を行う者が多発している有様で、
連合は、現場兵士の暴走を止めることを半ば放棄していたと。
寧ろ、丁度良いガス抜きとさえ考えていた部分があったと。
表立った抗議も出来ないオーブ暫定政府は、幾度と無く改善要望書を
送っていたが、その総ては、悉く無かったことにされたと言います。
この事実上の占領期間を、建国以来最大の屈辱と評する者も多いと。

ケンの母親は、コーディネイターで、父親は、ナチュラルでしたが、
10年前、反コーディネイターの過激派テロで、父親が亡くなり、
母親のノエミは、ケンを連れ、オーブに逃げ込むように移住したと。
が、子連れの女性が異邦の地で、簡単に生きていける筈も無く、
たまたま目を付けられた、スセ家の当主の愛人になり、生き延びたと。
C.E.71年7月 スセ家の当主は、病に伏したノエミとの関係を絶ち、
窮地に立たされたケンは、スセ家がエクリプスを、ODRを秘密裏に
調査していることを、スセ家のデータベースをハッキングして知ります。
これをネタに、ODRに入り込み、キオウ家に、そのウェアハウスに
近付くことを見返りに、スセ家の息子にして欲しいと願い出ます。
氏族の出自なら、連合でも母親に手出しすることはしないだろうと。
ケンは、土下座をして見せ、スセ家当主の自尊心をも満足させます。
水星の魔女でもチュチュがデミバを借りる時に手を合わせていましたが、
外国人がめっちゃお願いする時、どんなポーズで頼むんだろう??
以前のケンの回想にもあったように、半年後、ノエミは亡くなります。
ヴァレは、ケンの出自を聞き、鼻水まで垂らし、泣いてしまいます。
これで、ケンは、ヴァレからの信頼を勝ち取ります。

ウミトは、ウェアハウスについて、解説します。
当家は、外交面を担当して来たが、本来は、文化面を担って来たと。
国家の運営は、単純に経済や軍事力があれば、成り立つものではなく、
その根幹に根付く文化事業があってこそ、一国としての立場を
得ることが出来るが、移民国家オーブは、成り立ち故に歴史が浅いと。
で、国家方針に、国際的な文化事業への積極的な参加も組み込まれたと。
スラム街のグラフィックアートから世界宗教の聖歌団まで、
様々な分野とコネを作り、時に政治や軍事とは、異なるネットワークを
国境を越えて構築することもあり、表に出ない情報も漏れ出して来ると。
それらで、外交交渉を円滑に進めたり、無理なお願いを聞いて貰ったり。

ケンは、知りたいことを知り得たため、これまでの慎重さを捨て、
最大の機密である2号機に関するデータに接触し、痕跡が発見されたと。
スセ家当主は、ケンが勝手にやったことだと弁明しましたが、
利用されたのは事実だが、無罪とは言えないと、政治生命を絶たれます。
タツミは、ケンが総て仕組んだことなのかと訊ねると、
ウミトは、……確証はないが、多分違うねと答えます。
占領下のオーブは、混乱の中にあり、本来なら警戒されるような人物も
容易に入国できたとし、その人物がケンを利用したのではないかと。
その当人のジョエルは、トランプタワーを作り、作戦開始を待ちます。

□機動戦士ガンダムNT
 第48話『傀儡使い』

ビアギッテ曹長機は、猛攻を続け、フェネクスを徐々に追い詰めます。
砲塔の残骸に激突したフェネクスに、ビアギッテ曹長機が組み敷きます。
ゾルタン大尉は、精細さを欠くも攻撃を継続するジェガンに苦慮しますが、
フェネクスからの「糸」が切れ、各パイロットは、自我を取り戻します。
フェネクスは、ビアギッテ曹長機に対し、防戦一方になります。

ゾルタン大尉は、これを好機とし、左腕のアームユニットを射出し、
5つの砲身から小型のサブ・アームを伸ばし、ジェガンを捕らえます。
さらにアームから触手のような極小のコードが伸び、機体を穿孔します。
そのコードが機体の制御を乗っ取り、フェネクスへと攻撃させます。
フェネクスが無線だとすると、ネオ・ジオングは、有線の乗っ取りですね。
ゾルタン大尉曰く、他人の頭ん中に入り込むより良心的だろうがっと。
また、自分たちは、ニュータイプという夢に似せて造られた人形で、
リタは、死ぬことで、ビアギッテは、心を捨てることで、人を超える存在、
真のニュータイプになったのなら、その力、オレが纏めて貰い受けると。

ジェガンがフェネクスに組み付き、ヘリウム備蓄基地を背にします。
それを別のジェガンが撃つと、っフェネクスは、貯蔵槽にめり込みます。
そこへ、ビアギッテ曹長機が光弾を撃ち込み、フェネクスを抑えます。
これを見て、ゾルタン大尉は、ずっと探し続けたホントウノ……と。

□機動戦士ガンダム エピソード ルナツー
 第7話「マゼラン出撃」

ワッケイン少佐座乗のマゼランが、出港準備を終え、出撃します。
パオロ艦長に呼ばれたブライト少尉たちは、ホワイトベースを守れと。
そして、重傷を押して、ホワイトベースに連れて行って欲しいと。
担当医は、その身体では無理だと止めますが、パオロ艦長は、
その様な言い訳は、シャア少佐に通用しないと、彼らを説得します。
ブライト少尉は、パオロ艦長をホワイトベースへと連れて行きます。

出港中のマゼランは、シャア少佐たちを迂闊にも作業員と誤認します。
シャア少佐たちは、そのまま作業員を射殺し、MSの捜索に移行します。
ブライト少佐は、パオロ艦長を伴い、ホワイトベースに向かいます。
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ガンダムエース2023.06 No.250

2023年05月26日 | ガンダムエース
〈月刊ガンダムエース2023年06月号〉


□機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
 第1話

ふたりは、海岸沿いにあるバハ・カルコ「ステーション」04に向かいます。
大陸の広域輸送網は、宇宙開拓企業のロープレイ社が担っていて、
長距離輸送車両の充電の他、メンテナンスなどができる大規模な当該地を
利用する車両は、総て同社の傘下企業なんだそうです。
ふたりのトレーラーは、データを偽装し、無事にメンテを受けます。
また、ロープレイ社へのテロの影響により、物流が十全ではないようです。
この様子を見て、ヴィルダは、早々に出発し、経路を変えなければと。

と、データを偽装していましたが、職員に積み荷の検査を求められます。
ヴィルダは、ステーション側に積み荷を見る権限はないとしますが、
ヴィルダが偽装しているアヌマ・ロジティクス社は、テログループに
武器類を流しているという疑いがある企業のようで、特例が出てるそうな。
ヴィルダは、窮地を乗り切るため、脳内で幾つかのシミュレーションを。
が、幼いキユウは、ヴィルダが窮地だとし、ルブリス・ジウを早計に起動。
ヴィルダは、呆れ顔で、素早くトレーラーに乗り込み、脱走を図ります。

デミ系の警備中隊が展開し、ステーションのゲートが封鎖されます。
ヴィルダは、瞬殺だよと脳天気なキユウに犠牲は出したくないと厳命。
キユウは、整備中のバッテリー群から貰っていこうと提案します。
キユウは、GUND-ARMとのリンクによる四肢の拡張性が齎す万能感で、
余り考え無しに行動してしまう傾向にあるようです。
ヴィルダは、成功率が低いと渋りますが、やらないよりは……と、
気合いを入れて行きなと、キユウの提案を受け入れます。
キユウは、ルブリス・ジウの虎の手で、警備中隊のビーム攻撃を弾き、
逆にビーム攻撃で、牽制しつつ、クレーンごとバッテリーを強奪し、
それをゲートに立て掛け、トレーラーと共にステーションから脱出します。
ヴィルダは、キユウに警戒するように伝え、廃道を目指します。

□機動戦士ガンダムF91 プリクエル
 第28話「トトカルチョ(中編)」

シーブックは、セシリーに芝居を観に来てくれなかったと言われます。
今朝まで覚えていたようですが、トトカルチョで忙殺されて、失念??
それともセシリーが出るって知らなかったんだっけ??
で、シーブックは、そんな約束したっけ?とも言ってしまいます。
この一言で、セシリーも怒ってしまい、シーブックが店を友人に押し付け、
お店も展示もない体育館裏のここにいることに対し、追求します。
そこへ、トトカルチョを仕切る応援団が通り掛かり、塩梅を訊ねます。
団長は、軽々にセシリーを参加させたことなどを言ってしまい、
目の前のセシリーもトトカルチョの件を聞いてしまいます。
激昂したセシリーは、体育館に戻り、ドアを勢い良く閉めます。
シーブックに騙されたセシリーは、何かしらの対抗策を練ります。

シーブックがトトカルチョの標を回収し終わり、店に戻ると、
リィズたちが店のシシカバブを食べている所に出会し、暫し歓談。
店の奥では、アーサーが神妙な面持ちで、誰かと電話をしています。
電話の内容は、セシリーがコンテストに出ないと言うことのようで、
3人は、当てにしていたセシリーが欠場と言うことで、窮地に陥ります。

□機動戦士ガンダム 赤の三巨星
 EPI.02 ボルン工業にて

ザルゴは、赤い三巨星の名に対し、俺達のエースの評判を落とそうという
魂胆だとしますが、セラフィは、格好良いから真似している可能性もと。
クライシンガは、明言せず、兎に角興味は湧いたかなと微笑みます。
ザルゴは、セラフィの言葉を反芻し、格好良いから敵の名前を名乗る、
そんな馬鹿が連邦にいるのかねと素直な疑問を呈します。

噂の当人のマロビ曹長は、初戦が巧く行き、上機嫌な様子です。
傍らのウィリアム曹長は、楽観的な性格ですが、頭を抱えます。
隊長のラルフ中尉も戦果には、満足なようで、機体を仕上げてくれた
バルン社長に、想像以上の出来だったと、感謝の言葉を述べます。

南米ジャブロー基地──
ラルフ中尉たち、第17独立混成部隊がジオン軍と遭遇戦になり、
これを制圧し、5名の捕虜が当基地に移送されているとの報告が。
秘書官からの戦果を聞き、彼らの上官も満足気な表情を見せます。
また、近郊の民間工場の協力を得て、機体の損傷を修復したことも。
報告によると、そのボルン社は、ヤシマ重工系の部品を製造していると。
前述のバルン(24)が社長です。バルン・ボルンってスゴい名前w
ただ、新規の武装を作ったことは明記できず、正規部品が用意できず、
一部現地調達や流用部品で対応したことになっています。予算的に。

□機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
 第19話 氏族の思惑(後)

C.E.71年6月15日──
地球連合軍によるオーブ侵攻作戦(オーブ解放戦線)により、
ウズミ国家元首は、他の氏族の長と共に自決を図り、恭順を拒んだ。
ユニウス条約の締結で、オーブの主権は回復し、ホムラが代表に。
が、政治家だけでなく、国民を纏める柱的の存在が欠けていると。
ウミトは、タツミにオーブの現状を説明します。
71年当時、キオウ家の当主は、ウミトの義弟が務めていたそうで、
ウミトが当主になる予定だったが、5~6年前に出奔してたらしい。
ウミト曰く、そんな僕が引っ張り出される位にオーブは逼迫していると。
そんな中でも五大氏族や大氏族入りを画策する氏族が暗躍してるそうな。
で、ケンのスセ家は、キオウ家の「ウェアボックス」を狙ったと。

エクリプス2号機は、パーツ取りのために保存されていたため、
調整に時間が掛かるみたいで、省ける工程は、省いて構わないと。
多少のことは、こちらで対処すると、ケンは、担当官に話します。
ヴァレは、新参のケンや作業員がお気に召さないようで、
良いとこのボンボンが遊び半分で来て良い場所ではないと警告します。
ケンは、チームワークに支障を来すことを避けるという名目で、
ヴァレに、スセ家にいる自分の出自を語り始めます。

□機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE & PIECE
 第3片 クレッセント・ムーン & ペイル・ルージュ(1)

U.C.159年、カグヤ・シラトリの初恋のお話。
18歳の頃の彼女は、姫という立場から逃げ出したかったそうな。
サイド2・39バンチ「レム」に向かう途中で、密航した薄紅姫と遭遇。
カグヤは、彼女に自分の理想の姿を見て、一目惚れし、協力を承諾。
カグヤ一行が訪れた「レム」には、新婚旅行中のタガナス夫妻の姿も。

薄紅姫曰く、「レム」の総ての住人が洗脳されている可能性が高いと。
件のコロニーは、大戦時に同盟関係にあったザンスカールと木星が、
共同開発した戦後支配のための実験場だったと説明します。
で、そのシステムを使い、ザンスカール戦争を再開させる一派があり、
それを知った木星の指導者により、システムの破壊命令を受けたと。
で、システムの中枢があるとされる市庁舎は、警戒が厳しいため、
客人であるところのカグヤ一行に紛れ、潜入したいそうな。
カグヤは、ある条件を出し、薄紅姫の提案を受け入れます。

カグヤ一行は、ピエトロ・ピエール市長に案内され、庁舎を見学。
カグヤは、行き交う住人を観察し、皆幸せそうで、洗脳も感じませんが、
ニュータイプ的な何かのアレが、何かしらの違和感を感じるようです。
その夜、薄紅姫は行動を開始。同行するという条件があり、カグヤも。
また、カグヤは、薄紅姫にキスをして欲しいともお願いします。
薄紅姫は、特に躊躇う様子なく、カグヤにキスをします。
カグヤは、余りのトキメキに膝から崩れ落ちてしまいます。
その物音を聞き付け、警備がやって来ますが、薄紅姫が一蹴します。

薄紅姫一行は、「ビッグデータ」を見に単独行動していた市長を捕らえ、
その場所へと案内させ、正体が顧客データだと知ります。
が、そのシステムは、政治にも利用され、住民の深層心理の希望を分析、
そのデータを読み取り、市長は、行動していると話します。
これにより、この5年間大きな反対も反乱も起きていないとも言います。
カグヤもよく判らないものの、壊しておいた方が良いと判断します。
薄紅姫は、話を聞いて判断するでもなく、命令通りに壊そうとしますが、
今回の作戦のために僅かに残されていた自分の中の判断力、私の心が、
破壊したくないと訴えかけると逡巡します。この間に警備が押し寄せます。

□機動戦士MOONガンダム
 episode 57

南極旧資源開発基地──
ナナイは、ムーン・ムーンのコロニーの成り立ちを検索中。
L5に建造された、通称バナールと呼ばれる島一号コロニーは、
人類が長期の宇宙生活に耐え得るかどうかを実証する実験棟で、
サイド建設が軌道に乗り、当初の目的を果たした後は、
それ自体がサイド建設のための資材として解体される予定だったが、
カミーグ・リゾート社が遊園地の建造を見込み、買い取ったそうな。
が、カミーグ社のファンタジーランドは、恒久的使用に耐えられないと
政府による判断で、結局は実現せず、同社は、数千億規模の損失が。
また、同型のコロニーは、放射線対策も十分でないことも原因で、
コロニー内の神殿や中世風のホテルもその名残なんだそうな。
一応、同社は、政府を相手取った裁判で、損失の殆どを回収したと。
問題は、その間に不逞の輩が棲み着き、政府が摘発に乗り出します。
カミーグ社は、長期化する政府との裁判の中で、彼らを利用します。
同社は、彼らに入植券を二束三文で売り付け、数千単位の居住者に。
彼らを追い出すには、売買契約が無効だとする裁判が必要になると。
で、彼らがムーン・ムーンの祖なんだそうです。
この頃の連邦政府は、まだまだ優しい体制だったんですね。

んで、コロニーで賄えない物資を運搬する不可欠な存在もいて、
彼らは、メディシンとかメデジンだとか呼ばれていたんだそうな。
所謂占有屋として、同社に居住者を斡旋したのも彼らのようです。
が、彼らの真の目的は、司法が及ばない土地を手に入れることにあり、
当初は、役目を終えた居住者をコロニーから追い出し、政府に譲渡する
予定だったのですが、メディシンの真の目的は、司法の及ばない土地を
手に入れることで、居住者は、追い出されることなく、そのままに……。

サラサとリナートの婚礼の儀が始まります。
そこへ、アルツトの長レイメルが現れます。

□機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
 第14話 落日のティルナノーグ(前編)

アルマ少尉たちの本拠地ティルナノーグが連邦軍に捕捉されます。
バルバラ中尉は、原因は自分にあると、ギレン派のスパイだと告白。
彼女は、仕官間もない頃、親族が反ザビ派の容疑者として逮捕され、
彼らを助ける代わりに、諜報機関に協力させられたということです。
ギレン総帥は、戦意高揚のため、彼女たちの犠牲を美談として讃えると。
で、今朝、連絡員と接触し、それが連邦軍に捕捉されたと話します。
アルマ少尉たちは、責めることなく、仕方がないと理解を示します。
彼女たちは、敵部隊を迎撃し、同地からの撤収を検討することに。

敵部隊を地雷原に誘い込み、戦力を削り、戦闘に突入し、
その間に非戦闘員は、館の爆破に紛れ、脱出することになります。
爆弾は、基地ごと部隊を消し去れという命令のためのものだそうです。
キリー少佐は、バルバラ中尉ではなく、戦線が宇宙に移行しつつあり、
上層部が意図的に情報をリークしたのではないかと推察します。

レナート中尉のブラックドッグ隊(ジム・スパルタン×3)、
ジム×3、ジム・キャノン×2に、ウィッチハント隊が続きます。
ミア技術少尉のノーミーデスが先手の砲撃で、ジムの右腕を破壊。
ジム部隊は、散開しますが、地雷の爆発を防御した隙を衝かれ、
ヘレナ曹長のイェーガーによる狙撃で、別のジムの左腕を破壊。
ジム・キャノンの隊員がレナート中尉に作戦の再考を願いますが、
彼は、罠があるなら喰われてこいと部下たちを突き放します。
で、残りのジムとジム・キャノンが次々と破壊されて行きます。
レナート中尉は、弾数と地雷を減らしたところで、出撃します。

□機動戦士ガンダムNT
 第47話『黒の覚醒』

ゾルタン大尉は、復讐心を晴らすため、ビアギッテ曹長を焚き付け、
専用機には、そのための仕掛けがあると、フェネクスに向かわせます。

イアゴ少佐は、人が死んでいくのをもう傍観してはいられないとし、
出撃したヨナ少尉を連れ帰ると、ジェスタで出撃します。

ビアギッテ曹長機は、両手の火器を撃ちまくりますが、悉くを躱され、
逆に、フェネクスの光弾により、右手の火器を破壊されます。
ビアギッテ曹長機は、ならばとサーベルを抜き、斬り掛かりつつ、
左手の火器を乱射し、遂にフェネクスの左足を捕まえます。
そして、浮遊するデブリに打ち付け、フェネクスに組み付きます。
ビアギッテ曹長は、フェネクスの中のリタの力を欲しますが、
次の瞬間、フェネクスが光り輝き、ビアギッテ曹長機を引き剥がします。
ビアギッテ曹長機は、フェネクスを追撃し、右手から光弾を発射します。
フェネクスは、その光弾を頭部にまともに喰らいます。

□機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE
 覚醒前夜編(4)

セラーナのディマーテルは、両バインダーのビーム・サーベルを展開し、
セイン大尉たちのダブルゼータに左右から斬り掛かりますが、
レント中尉が機転を利かせ、合体を解き、この攻撃を見事に躱します。
今度は、分離したダブルゼータは、ディマーテルを挟撃しますが、
ディマーテルの巧みな操縦で避けられ、ファンネルによる反撃を受けます。
セイン大尉は、囲まれなければ脅威ではないと、ファンネルを捌きます。

セラーナは、こんなとき姉ハマーンならどうするかと考えます。
幼いセラーナが飼い猫のアーシュリーを追っていますが、追い付けず。
それを見ていたハマーンは、餌で釣ればいいとおやつを取り出します。
アーシュリーは、ハマーンの元に直ぐに駆け寄り、捕まります。

セラーナは、ダブルゼータを餌で釣ればいいとし、サザダーンに通信し、
ハマーンの姿を艦隊の前の虚空に投影させ、セイン大尉たちを誘います。

□機動戦史ガンダム武頼
 第参拾参話

八咫鏡から放たれた光線は、宇宙に浮か構造物に照射され、
そのガンダム型の構造物の双眸が光り輝き、何かしらが起動します。
アマツレイは、自分の意識を天津零の複製体に移す実験をしていたが、
度重なる複製により、身体が劣化し始め、研究所が潰され、
新たな複製体も造れず、今の身体が限界を迎えたときのため、
そのスペアとして、黒星たちを生かしておいたが、もう用済みだと。
満身創痍の黒星は、走馬灯を見ます。
幼い頃の黒星は、オリジナルがチアキと死別した記憶があり、
それを夢として認識し、彼女の面影がある千陽とは、
その夢が正夢にならぬように、距離を取っていたようです。
千陽は、それを前世の記憶だと解し、その縁が黒星を、
今度こそ大事な人を守りたいという強い意思が、黒星を導いたのだと。
千陽は、左耳に十字の耳飾りをお守りとして、黒星に着けます。
その後、千陽は、黒星を庇い、凶刃に倒れ、彼に千夜を託します。
その言葉を思い出し、黒星は奮起し、アマツレイと再び対峙します。

黒星は、神器の力で再生する能力を立つべく、レイの右腕を斬断。
神器を奪われたレイの隙を衝き、打撃、蹴撃の連携技を加えます。
黒星は、レイから奪った神器を白星に託し、千夜と脱出させます。
黒星は、覚悟を決め、黒の襟巻きを刀身とし、
レイを道連れに、崖下にある八咫鏡の基部へと身を投じます。
その影響で、八咫鏡は光線を止め、柱に亀裂が入り、倒壊します。

サルタヒコは、最後の最後にしくじるとはと、レイを誹りますが、
八咫鏡は、必要なエネルギーを既に照射していたようです。
そして、龍侍(イカルガ)の不甲斐ない戦いに飽き、去ります。
宇宙に行く術のない虎鉄と龍侍の元に、千夜たちが翔け付けます。

□機動戦士ガンダム0083 REBELLION PLAYBACK
 第1回 RMA-081 ジービッグ・ザム[G-BIG-ZAMM]

全高:59.6m
全備重量:936.0t
ジェネレーター出力:240,000kW
スラスター総推力:580,000kg
装甲材質:ルナ・チタニウム合金

ソロモン戦で破壊されたビグ・ザムを基に改修した機体で、
外装やIフィールド・ジェネレーターなどは、連邦軍規格に変更。
宇宙要塞コンペイ島に運び込まれ、観艦式で披露される。

□機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ
 #40「Pray of Ours」

FF隊とエグムが交戦する数時間前──
月の裏側ゼブラ・ゾーンにある島一号コロニー「オークリーフ」。
ライン総帥は、ロナ家の援助に対し、カロッゾに感謝を示します。
ただ、我々は、カロッゾの義兄ハウゼリーを討つ立場にあるとします。
これに対し、カロッゾは、自己の理想を追求するため、マハによる
粛清をも否定しない義兄のやり方は、ティターンズ同様の増長だと。
これは、マイッツァー総帥も自分と同じ意見だとします。
ライン総帥は、それがコスモ貴族主義という考え方かと訊ねると、
カロッゾは、肉親の情であっても断ち切らねばならないと答えます。

その帰途、カロッゾは、作戦終了後、OMを粛清する手筈のようで、
計画の進捗を確認すると、ジレ大佐は、勿論ですと答えます。
カロッゾは、この作戦は、太陽系のジオニストを根絶やしにし、
兵員だけをクロスボーン・バンガードに組み込むものだと明言します。

FF隊は、多数の艦艇からの艦砲や、MSからの射撃に圧されます。
カベンディッシュのトロワ中佐は、やることがあるだろうと、
サイファーとカガチに離脱を促し、サイファーも受け入れます。
トロワ中佐は、我らは、ここで死ぬと、サイファーに言い、
腐っていた我らエグムに意味のある最期をくれたと感謝を述べます。
サイファーは、トロワ中佐に敬礼し、退艦します。
トロワ中佐は、シャア・ダイクンの示した理想の下に、
これが地球圏にエゥーゴの旗を掲げる最後の機会だと檄を飛ばします。
エグムの部隊は、決死の覚悟で攻撃を続け、マクニール機が被弾し、
エイジャックスも左舷に被弾します。

ディル少尉は、ミズマに支援を任せ、前線に飛び込みます。
ディル少尉機は、ヴェスバーの射程まで接近し、最大出力で発射。
カベンディッシュの僚艦サラミス改級ザンビアが轟沈します。
ギデオン大尉は、この機を逃すまいと、全隊に進撃を命じます。
双方の攻防が続き、カベンディッシュがヴェスバーを受け、航行不能に。
トロワ中佐は、死の間際、走馬灯を見ます。
第37話 ダカールの日の一場面、アムロとシャアがグラスを傾け、
その通路の傍で、それを眺める若いトロワとボッシュ??
シャア大佐がエゥーゴを見捨てても、私たちは、何処かで信じていたと。
そして、救いは、誰かに与えられるものではないと気付きます。
アクシズで見た虹のように、希望は確かにあると感じたようです。
トロワ中佐は、力を振り絞り、彼らが拠り所にする歌を歌います。
その歌声は、エグムの部隊を再起させ、FF隊と徹底抗戦します。
カナタ少尉は、お爺様たちが歌っていた歌だと言っていました。
ディル少尉のF90NVがカベンディッシュの艦橋を破壊し、戦闘は終了。
エグムは、旗艦ラーディッシュ級、4隻のサラミス改級の総てが沈み、
モビルスーツ部隊も全機が沈黙し、投降や撤退はゼロという報告。
エイジャックスは、ディル少尉たちを回収し次第、トリムールティへ。
戦闘が終了した静寂の中、ディル少尉は、マトリカが呼ぶ声を聞きます。
その瞬間、F90NVは、シュツルム・ディアスの砲撃を受けます。

月刊モビルマシーン縮刷版 VOLUME09
RGM-111X ヘビーガンII
頭頂高:15.8m
全備重量:23.3t
固定武装:
 バルカン砲×2(頭部)
 四連グレネードラック×2(腰部)
 ビーム・サーベル×1(???)
携行武装:
 ビーム・ライフル
 ハイパー・バズーカ

アナハイム社は、RGM-109のデータを基に、改良機案を提出し、
参謀本部もRGM-111として承認します。
ATMS計画の始動により、RGM-111の発注は、白紙に戻され、
RGM-109班の半数は、MSA-0120計画に引き抜かれてしまいます。
RGM-109班は、細々とではあるが、RGM-111計画を継承します。
その後、サナリィのF70は、そのまま量産できるような機体ではなく、
軍は、アナハイム社による再設計機F71案を承認します。
ここで、RGM-111案が再浮上し、RGM-89との部品の互換性が求められ、
その過程で、RGM-111の開発データは、F71に統合される形に。
一方で、111にもF70のデータが取り込まれ、高性能汎用機案となり、
サナリィのF9の量産系のF8に代わり、開発されることになります。
で、プロト・ハーディガンと名付けられ、ルナツー教導隊に配備。

ディナ女史の姓がザンギエワと誤記されていたとする謝罪文と、
女史の「GP02Aとリック・ディアス」という記事がアナハイム社との
係争中であることを理由に、本縮刷版から割愛されている旨がありました。
アナジャでも件のことは示唆してたし、どの部分で係争中なんだろう?

□機動戦士ガンダム0079 エピソード ルナツー
 第6話「トラップ」

ルナツーは、ムサイからの艦砲を受け、ワッケイン少佐は、作戦室へ。
シャア少佐たちもルナツーに潜入し、赤外線探知機を避けつつ、
持ち込んだ機雷を仕掛けて行きます。
ルナツーは、稜線を盾にするムサイに致命傷を与えられず、
ワッケイン少佐がマゼラン級で、撃って出ることになります。

シャア少佐の攻撃を知り、病床のパオロ中佐は、ブライト少尉を召喚。
拘束が解かれ、ブライト少尉たちは、パオロ中佐の元に案内されます。
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ガンダムエース2023.05 No.249

2023年04月28日 | ガンダムエース
〈月刊ガンダムエース2023年05月号〉


□機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
 PROLOGUE

ヴァナディース事変から5年後
A.S.106 地球──

キユウが朝食を作り、住処のトレーラーで寝ているヴィルダを起こします。
ヴィルダは、寝起きが悪いみたい、文句を言いながらも朝食を摂ります。
ふたりは、何のために地球を旅しているのでしょうか??

□機動戦士MOONガンダム
 episode 56

シャア大佐曰く、ユッタの能力に見合った強化が必要だとして、
大したことはできないが、ムーンのジェネレーターの換装を指示します。
また、シャア大佐は、アゴス少尉がどのような作戦に投入されたかは、
詳細を知らないが、我が軍が強化人間の開発を進めて来たのは、
私がそれを認めたからだとも話し、ユッタに判断を委ねます。
そして、同志になろうと、敵になろうとも、
ユッタには、相応しいモビルスーツに乗って貰いたい、とも話します。

ナナイから薬物反応の報告を聞き、シャア大佐は、やはりと答えます。
政治顧問のホルストがムーン・ムーンに関する機密情報を入手。
その連邦の移民問題評議会が長年隠して来た情報を目にしたシャア大佐は、
ムーン・ムーンも、連邦と連邦を生み出した旧世紀から続くシステムの
一部でしかなく、それも取り分け醜い部分を負わされた処理場と評します。

リュース少佐は、サラサ姫の婚礼に際し、2日間の停戦を提案します。
サラサは、侍女が以って来た母の形見の髪飾りを見て、回想します。
昔、ムーン・ムーンには、光族の長と、闇のアルツトの長がいて、
両者が戦い、光族が勝利を収め、この髪飾りが光族の純潔の証でもあり、
サラサとラサラは、これを受け継ぐに相応しい人になって欲しいと。

リナートは、背中の左下に生まれ付きの痣があり、その形が壁画にある
アルツトの王冠みたいで、気にしているそうです。
また、このお陰で、母親からは、池で遊ぶことも許されなかったそうな。
そんなことを、沐浴係のサキに話し、婚礼の儀に覚悟を改めます。

アルフォンソは、婚礼に際し、サラサがリヒト家の生業に対し、
どんな反応を示すのかが気掛かりだと不安を吐露します。
また、アルフォンソは、ニルダが夜更けに遠乗りに出ていることを知らず、
カミロがそれとなく伝えますが、アルフォンソは、気にも留めない様子。
ニルダは、リナートが生まれてから以前にも増して、陰に篭もったそうで、
赤児のリナートへの授乳も拒否し、侍従のカミロに一任していました。
同じ頃、レイメルは、メディシンからの取り引きの確認があり、
こちらの状況を知っておいてぬけぬけとと不満を露わにしますが、
総て予定通りとの返事をさせ、その時は、私ではなく、
真の闇の統率者が出迎えに立つことになりましょうがと不穏な言葉を。
また、彼女の背中の左下にもリナートと同じ痣のようなモノがありました。

□機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE & PIECE
 U.C.0168年 フォント・ボーの秘密

アーノルド大佐は、ファントムの装備を個人的に整えられる程、
フォント少佐が何故お金を持っているのかという疑問の声があると。
フォント少佐は、コールドスリープ後、まず同窓会に出たと話します。

フォント少佐は、学生当時、とある生徒の類い希なる商才に気付いていて、
コールドスリープに入る前の僅かな時間に、全財産を投資していたそうな。
その生徒は、それを資金に学生起業し、大会社の社長になっていたと。
で、その時に交わした、収益の15%を貰うという契約により、大金持ちに。
2年位で、起きられると想定していたのですが、15年間寝ていた所為で、
洒落にならない数字になっていたとかで、活動資金に不自由がないと。

□機動戦士ガンダム 赤い三巨星
 無題

一年戦争の趨勢が宇宙へと移ろうかという時期の南米大陸。
ジオン軍のグフ×1、ザク×2の小隊が連邦軍と遭遇戦になります。
連邦軍の赤い陸ジム系が奇襲を掛け、ザクの右腕を破壊します。
右腕を失ったザクは、ヒート・ホークで応戦しますが、
森林に隠れていたもう1機の陸ジムの伏撃に遭い、左腕を破壊されます。
グフは、その2機だけではなく、もう1機潜んでいると、逸るザクを抑え、
右方向にザク・マシンガンと左腕のフィンガー・バルカンを掃射します。
潜むラルフ中尉の陸ガンは、シュウカ伍長から交戦中のジオンの部隊は、
追撃目標から落伍した機体群で、情報を聞き出せないかとの通信から、
ガトリング・リボルバズを散弾にし、グフを無力化します。

その様子を偵察していたジオン部隊も、ウィリアム曹長の陸ジムにより、
兵士たちの武装解除が行われ、後方の支援部隊に任されます。
その際、ジオンの女性将校は、連邦の「赤」の部隊に一体何なのか?と。
彼女の言葉を聞き付けた、陸ジムのマロビ曹長は、仲間が制止する中、
コクピットを出て、赤い三巨星だと得意気に喧伝します。

同地域にあるジオン退却部隊の一時キャンプにも赤い三巨星の噂が届き、
クライシンガ少尉たちも知ることになります。

□機動戦士ガンダムNT
 第46話『ニュータイプたち』

ゾルタン大尉は、フェネクスに狙いを定め、ジェガン部隊を狙いますが、
何れの攻撃もジェガンを捉えることはなく、NT能力を見せ付けられます。
ジェガン部隊は、さらに増槽を執拗に攻撃し、遂には破壊します。
Iフィールドの展開が解け、ジェガンがコクピットを照準に捉えます。
ゾルタン大尉は、ま、待て、オレはまだと、死を覚悟しますが、
ビアギッテ曹長のギラ・ズールの攻撃がジェガンを撃墜します。

ミシェルは、ステファニーに、自分がNTでないことを告白します。
ステファニーは、どうでもいいと言い、帰って来なさいと話します。
ただ、ミシェルは、本当の妹と思ってくれるかとの問いには、
ルオ商会の名に傷を付けたくないだけと答えます。
その後、ミシェルは、サイコフレームが多い方がナラティブに有利と嘯き、
事態の収束を図るべく、ブリックと共に、ブースターで出撃します。

ビアギッテ曹長は、残るジェガン部隊を次々に撃墜して行きます。
そして、リタのフェネクスに狙いを定めます。

□機動戦士ガンダムF91 プリクエル
 第27話「トトカルチョ(前編)」

シーブックは、トトカルチョの投票を受け取るため、校内を巡回。
シシカバブの店の方は、羊肉を苦心して調達したものの、苦戦中。
トトカルチョの方も人数が多いものの、賭け金が少額で、難航中。
シーブックは、一度アーサーたちとの合流後も賭け金の回収に奔走。
その途中、劇の衣装を纏ったセシリーに出会し、美しさに息を飲みます。

□機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
 MATERIAL-Z134[THE FINAL ACT]

オクスナーは、射出されたアスタロトの撃墜を許可し、全部隊に通達。
ジャコビアスは、通信を聞き、ミナレットからの反撃の警戒を伝えますが、
ミノフスキー粒子が濃く、応答の通信は返って来ませんでした。
ジャコビアスたちは、単独でアスタロスを撃墜しますが、多勢に無勢。
さらにミナレットの攻撃システムが起動し、艦内にも警告が響き渡ります。
アイシュワリヤは、システムにまだ何かありそうだと調査を続行します。

ミナレットからの艦砲の掃射により、周辺の部隊は、混乱に陥ります。
シャア大佐は、奪取作戦を破棄し、戦闘不能な機体に離脱を命じます。
ただ、アスタロスを連邦の手に置いておく訳には行かないと、
撤退ではなく、艦隊を前進させ、友軍を収容しつつ、攻撃を続行します。
本音は、あんなモノで宇宙が滅んでは、アムロは出て来ない、と。

ジョニ子は、昏倒したレットを叩き起こすため、レット機に接触します。
傍らにいるユーマは、どうやってコクピットを開けるのかと訊くと、
私が何のために造られ、この人の14Cに乗っていたと思っている?と。
また、011のジョニー・ライデンだったこともあると続けます。
ジョニ子は、コンソールからレットのヘルメットが機能していると知り、
レットがジョニーなら、解錠鍵も前と同じかも知れないと番号を入力。
ジョニーは、面倒臭がりで、いつも軍籍番号を使っていたそうな。
で、番号を入力すると、コクピットのロックが施錠が解錠されます。
ジョニ子は、人の意志を具現化するシステムとされるバイオセンサー、
死者の魂まで力に変えたという話は本当?とFAガンダムに問い掛けます。
また、縁を与えてくれた、親父殿(ゴップ)にも感謝を示します。

□機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
 第18話「氏族の思惑」

タケミカズチの救護室で目覚めたタツミは、経緯をミヤビに訊ねます。
あの後直ぐにオーブ軍が救助に来て、ここが空母の中だと答えます。
ナウルドックの職員も大きな被害はなく、タツミとエクリプスを回収。
タツミは、軍艦は簡単には来られない筈だとミヤビに言います。
ミヤビは、災害が起こった時に偶然被災地近くを任務で通り掛かり……。
その定義に含ませ、そう無理矢理解釈したと説明します。
が、下手をすれば、大西洋連邦辺りが国際問題にしてくる筈で、
それを回避するため、かなり早い段階で、各方面に根回しがあったと推測。
タツミは、オーブ軍は、今回の出来事を事前に知っていた?と疑問を。
ミヤビは、オーブ軍ではなく、軍を動かした人が全部知っていたと推理。
そこへ、ミヤビの父のウミトが現れ、ふたりに挨拶をします。
ウミトは、ドックの占拠もケニーの行動も事前に察知していたみたいです。
ミヤビは、スセ家が関わっているのではないかと、ウミトに訊ねます。

□機動戦士ガンダム0083 REBELLION
 第104話「不死身の第4小隊」

モンシア大尉のハイザックと、カイトのリベリオンが斬り結び、
互いに一歩も退かない死闘が続きます。
ネオ・デラーズ・フリート艦隊は、劣勢になり、旗艦カイエンも轟沈。

ファルは、遺産を隠したままコロニーを連邦に渡すことはできないと、
制御室に向かい、コロニー・アマテラスの自爆をプログラムします。
モンシア大尉は、コロニーと心中はさせないと、脱出を言い聞かせます。
核パルス燃料が爆発するまでの猶予は20分。自爆がセットされます。
ベイト大尉とアデル少尉から通信があり、モンシア大尉は、事情を説明。
モンシア大尉は、カイト機と再び斬り結び、互いに小破して行きます。
最後は、モンシア大尉機のビーム・サーベルがカイト機の右胸に、
カイト機の実体剣がモンシア大尉機の左腕と左肩を貫き、決着します。
モンシア大尉は、ガトーを語るのは、テメェには荷が重すぎたようだなと
カイト機を蹴り付け、コロニーからの脱出を図ります。

その戦闘の様子を見ていたネオ・デラーズ・フリートの兵士が駆け寄り、
俺たちを騙していたのかと、機外に出たカイトを糾弾します。
そして、お前…何なんだ、誰なんだよ…?と、カイトに拳銃を構えます。
カイトが私は…ガトーだと答えますが、兵士による銃声が響き渡ります。

コロニー外に出たモンシア大尉機は、ファルとベイト大尉たちを捜します。
瞬間、コロニーが爆発し、モンシア大尉機は、その爆風に飛ばされます。
吹き飛んだモンシア大尉機を、ベイト大尉のクゥエルが支えます。
コロニーから脱出したファルも、アデル少尉機に救助されていました。
ガトーを巡る事件は、こうして幕を閉じます。

モンシア大尉は、ガトーを名乗る残党MSを破壊したという報告は、
事実かと問われ、事実だと答え、質疑が終了し、アル・ギザに復帰。
続いて、情報部のミラー少佐から確認を取りたいことがあるとのこと。
ミラー少佐は、モンシア大尉が倒したガトーを偽者だと確認していると。
戦場で対峙したモンシア大尉は、本物とするのは、納得しがたいとします。
モンシア大尉は、その理由を訊くと、ミラー少佐は、ヤツの映像と音声を
ウラキ少尉に確認させた所、ガトーではないと断言したと答えます。
モンシア大尉が話を切り上げると、ミラー少佐は、元アルビオン隊への
圧力はまだ続くぞ。それでも大尉は、軍に残るのか?という問いに、
モンシア大尉は、バニング大尉に「前へ進め」って言われたんでね。
戦場で死ぬまでは、しっかり前を向いて、戦い続けますよと返します。
ミラー少佐は、死ぬまでか、不死身の第4小隊がよく言う、と微笑みます。

モンシア大尉たちは、アル・ギザのMS部隊として、新たな任務に就き、
ファルは、サイド3の古いコロニーを改修し、ファーム・バンチを再建。

□機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE
 覚醒前夜編(3)

双子の強化人間が駆る2機のビグロマイヤーが艦隊に食らい付き、
それらをジムIII小隊が迎え撃ちますが、ビーム・ライフルが弾かれ、
ビグロマイヤーは、小隊を撃破しつつ、さらに進攻します。
が、双子は、彼方からの視線を感じた瞬間、メガ粒子砲の餌食になります。
その攻撃を放ったのは、ダブルゼータ系のヘッジホッグでした。
機体は、セイン大尉とレント中尉の機体で、後続の殲滅に向かいます。

少し時間は戻りまして。
セイン大尉たちの機体は、ダブルゼータ系列のプロトタイプの改修機で、
クセがあるが、火力は本家にも勝るそうな。2名による運用が可能。
なまじの腕では、戦闘中に合体できないため、元戦闘機乗りのふたりが。
セイン大尉たちは、当初は互いに嫌がるのですが、ネェル・アーガマで
頑張っているのが成り行きでエゥーゴ入りした少年兵らしいと聞き、
助けてやらなければいけないと搭乗を決意します。

ヘッジホッグは、襲来する敵機を掃討して行きますが、
戦意は衰えず、敵機は怯むことなく、止めどなく部隊の後続が現れます。
その中から、セラーナのディマールが突出して来ます。

□機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
 第13話 戦華の魔女たち(後編)

アルマ少尉のティターニアは、リリス少尉のピクシーと一騎討ちを展開。
アルマ少尉に促され、ヘレナ曹長たちは、ピクシー以外を担当します。
リリス少尉機は、鬼気迫った攻撃を繰り出し、アルマ少尉機を圧倒します。
キリー少佐は、魔女狩り部隊の登場に、目立ち過ぎたと悔悟します。
ヘレナ曹長たちも、バリー大尉の装甲強化型ジムの浮揚に手こずります。

アルマ少尉機は、リーチの長いリリス少尉機に加速力を以って挑みます。
裏を掛かれ、追い詰められるも、心は折れず、生き残るためと戦闘を続行。
両機は、真正面から斬り合う形になりますが、リリス少尉機の斬撃を、
アルマ少尉機は、推進器を駆使し、アクロバティックに回避しつつ反撃。
左脇腹を負傷したリリス少尉機は、アルマ少尉機に一気に抑え込まれます。
それを見たバリー大尉機がヘレナ曹長機を振り切り、援護に出ますが、
アルマ少尉機は、リリス少尉機を突撃で、ビルの壁面に激突させます。
バリー大尉機は、弾切れになり、リリス少尉に撤退を促しますが、
リリス少尉は、まだやれます、やらなくてはなりません!と戦闘を続行。
が、アルマ少尉機の優勢は覆らず、リリス少尉機は、投降を求められます。
リリス少尉は、これに対し、お前たちが先に撃った、先に奪ったと激昂。
満身創痍の機体で、戦闘を続行しようとするリリス少尉機を見て、
アルマ少尉は、目標は達したとし、煙幕弾に紛れ、撤退を指示します。
残されたリリス少尉は、機体内から負けてない、負ける筈がないと慟哭。
アルマ少尉機の戦闘を見ていたバリー大尉は、あれが魔女だって?
淀みなく流れるような動き、あっちが妖精じゃねぇかと独り言ちます。

戦闘は、勝利に終わりますが、専門の追撃部隊を作られたことに対し、
キリー少佐は、不安を感じますが、皆の前では、笑顔で取り繕います。
さらにバルバラ中尉は、部隊に関する不穏なメッセージを受信します。

□機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ
 #39「ニュータイプたち」

月面フォン・ブラウン市──
リベラ大尉は、ミズマにバーに連絡を取り、F90とF91の実働データを供与。
ムエルテは、スペイン語で、死や死の擬人化を意味するそうです。
代わりに、ガレムソン大尉の雇い主がカロッゾである証拠を受け取ります。
また、カロッゾは、黄金の鷲、レガシィの出資者でもあるみたいです。
サナリィがエンゲイストの肝煎りで、海軍戦略研として再編された頃から、
ロナ家は、私兵を集めているそうです。それも、ウェットワーク専門の。
リベラ大尉は、次なる資料として、ユーリー・ミノフスキー計画を見せます。
資料には、パッツィ、その息子のリヴ、サイファー(ユーリー)の写真が。
これを見て、ミズマは、僕の討つべき敵を見付けたぞと怒りを顕わにします。

月面アナハイム社リバモア工場──
ディル少尉たちが前回入手したティグリスIIを試験中。
ウスライ少尉の解析によると、15m級としては、ヘビーガン並の完成度で、
4年前にパッツィ機を撃墜した機体の発展型と見て間違いないと。
技術的には、アナハイム社ではなく、アクシズのガザ系の影響があり、
それ以上に、ランデッガー重工がATMS計画に提案したフレームに似ていると。
F90の2号機の実験部隊を何度も襲撃した機体は、ランデッガー型かも知れず、
それがハマーン残党であるレガシィの部隊に配備されていると言うことは、
このふたつの事件に関連があり、誰かの陰謀の糸に絡め取られている?と。
ウスライ少尉は、可能性は否定はできませんが、確定はできないと答えます。
そこにトリムールティにレガシィ艦隊が接近しているとの情報が入ります。
視察中の与党議員の中に、ハウゼリー議員がいるとのこと。

地球衛星軌道上──
コロニー公社の地球防衛用隕石迎撃衛星トリムールティ(建造中)は、
太陽系外から小惑星が度々進入し、殆どが木星の重力に捕らえられるが、
その隕石が地球や月に落下することを阻止するため、コロニー公社が
アナハイム社に発注したものが、超大型荷電粒子砲トリムールティだそうな。

連邦軍のパトロール部隊が出撃し、トリムールティの防衛戦隊と共闘予定。
が、高機動型ジェガンのセンサー外から攻撃され、1機が撃墜されます。
サイファーの0120による露払いで、サイファーは、戦端を開きます。
続いて、エグムのトロワ・トロワルドヨ中佐(54)に、連邦に対し鬨の声をと。
中佐は、シャア・ダイクンの理念を奉ずるとし、ダカール演説の遂行を要求。
地球に住み続ける特権階級による土地収奪を終わらせ、強制移民を再開せよ、
拒否されれば、小異を捨て、大同に属し、レガシィと共同戦線を展開すると。

急行していたエイジャックスに、戦況が緊急入電で報されます。
現在、コロニー公社の防衛部隊と、議員護衛のために派遣されていた教導団が
交戦中も劣勢で、宙域のパトロール隊も農業衛星ミストルドゥ近海に於いて、
エグムを名乗る武装集団の襲撃を受け、潰滅したということも判明します。
エイジャックスは、トリムールティの前に、エグム艦隊と対峙することに。
ギデオン大尉は、パイロットは、出撃前にやり残しを作っておき、
そういう未練が最後の力になると、帰還後にパッツィの遺品を渡すと。
カナタ少尉も、戻ったら告白したいことがあると冗談交じりに話します。
トロワルドヨ艦隊の旗艦カベンディッシュ(ラーディッシュ級)側も
エイジャックスを20分の距離に捉え、戦闘準備に入ります。
ディル少尉のF90NVがエイジャックスから出撃し、先陣を切ります。

月刊モビルマシーン縮刷版 VOLUME08
OMS-1004 ティグリスII(ドゥーエ)
頭頂高:15.6m
全備重量:11.3t
固定武装:
 12.7mmバルカン砲×2(頭部)
 三連装ビーム・ガトリングガン×2(腕部)
携行武装:ビーム・マシンガン

宇宙引越公社が保有していた戦闘記録から特定された機体で、設計は、
ランデッガー重工がU.C.0111年のATMSコンペティションに提出した、
RDG-1 アクイラを模倣したものと見られている。
同社は、ATMS計画の第一次選考に漏れた後も軍用MS部門への参入計画を
続け、RDG計画は、その一環だったと推定されている。
CEOであり、主任研究者でもあるオイエルが、U.C.0112年7月30日に
新型MSの航行試験中に行方不明になった混乱の最中、産業スパイにより、
社内サーバーからRDG-3 ティグリスと呼ばれる試作MSのデータが盗み
出されたと刑事警察機構に報告されている。警察当局、及び群情報局は、
この盗まれたデータを、ジオン残党レガシィが改修し、オールズモビルに
流入されるに至った、と判断しているとのこと。
アングラ雑誌の中には、オイエル自身がサナリィのF90に対し、傭兵部隊
GBGと共に、ティグリスで特攻を掛けたという陰謀論を唱える者もいるが、
このような風説は、シャアが忍者であったと同程度に値しないとピシャリ。
シャアが忍者って唐突感あるけど、変なとこから拾って来ますね。
U.C.0146年11月24日 ディナ・キム・ザンギエワ(名前直ってた)

□機動戦史ガンダム武頼
 第参拾弐話

千里曰く、如月流無双剣は、元々鬼を斬るための流派らしいと。
虎鉄は、その剣の全てを千里から乱雑ながらも受け継ぎます。
虎鉄は、是音具と対峙し、その掌が牛頭鬼と同様の機構だと看破し、
衝撃転換の瞬間に生じるほんの一瞬の隙を衝き、武頼が左手の五指を斬断。
そして、総全に語り掛けます。鬼にされるがままで良いのかと。

虎鉄は、弾十郎に、武頼が策があると言っている話し、皆の心炉を熾すと。
弾十郎は、不動の言霊で、皆を鼓舞、アゲハの輝夜で、その言霊を拡散、
虎鉄の武頼が転火炉により、ふたりを補助すると計画を伝えます。
ふたりは、快諾し、アゲハが鉄魁道中出囃、弾十郎が言霊「援」長唄を。
ふたりの鉄機囃大炎陣により、僚機の傷が見る見る修復されて行きます。
裁のシュラは、天炉の頑駄無の手を借りるとは屈辱としながらも、
頑駄無に遅れは取らんとし、徳轟の威信を見せろと僚機共々奮起します。

アマツレイは、戦況を見て、我ながらやっかいなモノを造ったなと自嘲。
が、全てはここに揃っているとし、今更何をしようが無駄だと断じます。
そう言うと、アマツレイは、布都御魂で、天津甕星を解き放ちます。
潮のエビスの背後の扉が開き、異形の鬼GUNDAM SARUTAHIKOが顕現。
八咫鏡の起動をレイに指示し、模造品共の相手をするかと戦場へ。
黒星は、レイを追い、虚のイカルガにサルタヒコを追ってくれと要請。

巫路山山頂で、八咫鏡が起動し、エネルギーの収束を開始します。
その様子を眺めるサルタヒコを、虚のイカルガの迦楼羅が奇襲します。
イカルガの、天の星とは何を意味するのかという問いに、
サルタヒコは、冥土の土産として、迦具土やプロメテウスとも呼ばれ、
空よりも高い宇宙に浮かぶ、旧時代の人類が造った衛星兵器だと説明。

□機動戦士ガンダム0079 エピソードルナツー
 第5話「潜入」

ブライト少尉は、ワッケイン司令との面会を頼みますが、梨の礫。
食べられる時に食べておかないといざって時に何もできないとする
カイの意見に賛同し、アムロたちは、食事を摂ることにします。

同じ頃、シャア少佐は、ルナツー攻略の準備を着々と進めていました。
自分たちが出撃した後、20分が経過したらミノフスキー粒子の濃度を上げ、
ムサイは、ルナツーの9時方向を全力を以って攻撃し、敵艦隊を誘導。
シャア少佐たちは、その間に3時方向からルナツーに潜入する計画。

アムロは、食事を摂りつつ、ガンダムの特徴をレクチャーします。
ガンダムは、今までのザクタイプとは異なり、戦闘のケース・スタディが
記憶され、未熟なアムロでも歴戦のシャア少佐とどうにか渡り合えたと。
アムロの操縦の上手下手よりも教育型コンピュータの性能が良いんだと。

シャア少佐の部隊、ムサイが行動を開始し、作戦が実行に移されます。
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