星矢ND冥王神話58

聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
Part58「阿吽」

シジマの天舞宝輪に対し、シャカも天舞宝輪を展開。
さらにシジマは口を開き、神音・吽形を発します。
「吽」は宇宙の終焉を象徴する音だそうで、瞬たちは
遠い次元の彼方から聞こえる低い呻り声と評します。
そして、処女宮は闇へと呑まれていきます。

シャカはシジマと同じく、小宇宙を蓄積するために
五感のひとつ、視覚を閉じているのですが、
シジマの神音に対し、シャカは開眼いたします。
瞬間、「吽」の闇を光が引き裂いていきます。
それは光が闇の対決ではなく、無数の宇宙と生命が
生まれては消えていく、瞬は生々流転だと語ります。

シャカの発した光はシジマの「吽」に対する
宇宙誕生を象徴する「阿形」とのことです。
で、このままでは千日戦争を超越して、
転生しても尚、決着の着かない無限戦争に陥る、と。

瞬は見かねて、二人の技の間に割り込みます。
天馬も瞬を止めるために同じく技に割り込みます。

シジマはシャカを試すために「陰」を放ったようで、
結果、シャカの「陽」には、一点の曇りもなく、
シジマはシャカを正しく評価いたします。

先代に認められたシャカは、先程の技に飛び込んだ
瞬と天馬を救出し、処女宮の通過を願います。
シジマはそれ程までに瞬に肩入れするのかと尋ね、
シャカは瞬こそが乙女座を継ぐ者だからと答えます。
シジマはシャカの提案を受け入れます。

同じくして、教皇の間にいたシジマは昏倒し、
アテナはカルディナーレの手に落ちてしまいます…。