前回、ミディの申し出を渋々受け入れ、スカンジナビア半島の
北端にあるノールカップに向かうことになりました。
で、乗る機体をゲルググかドライセンから選びます。
ヘクタ・ドナ社などの記述を見るためにドライセンを選択。
ゲルググもヘクタ・ドナ社製で似たような記述があるのですが…。
次回以降、辿れたら辿ってみます。
191:
「オレはドライセンに乗る。彼女はド・ダイ改だ」
「両手の3連ビームキャノンはあくまで近接戦用です、収束率が悪い
ので…」
ドライセンはヘクタ・ドナ社の開発した局地制圧・支援用のDシリー
ズの最新モデルである。宇宙では主力のGシリーズをサポートする補
助機であったが、半固定式の巨大なビームランチャーを装備したガザ
系を始めとするGシリーズがショートレンジの地上戦では全く役に立
たないため、その立場が逆転した。
それ迄主力として使っていた機体の代わりにZシリーズやDシリーズ、
カムダック社のバウなど少数配備されていた補助機を引っ張り出さね
ばならなかったことは、ジオン軍の地上における今日の劣勢の一因と
言える。
「確認作業完了、出るぞ」
「ラフスタッフ3、市の北方より敵機低空で進入しつつあり。機種は
不明。現在の状況では地上からの十分な管制は不可能。周囲の警戒に
留意せよ」
「ラフスタッフ3了解」
誘導員が掌を上に向けて両手を上下に振っているのを確認したキミは、
ドライセンを立ち上がらせた。サーボモーターの呻りが高まる。
ウラジミールの丘の中腹に立ったドライセンからはキエフの町並みが
見渡せた。タラス・シェフチェンコ通りの上をド・ダイ改が低速で飛
行している。乗っているのは対地ロケットポッド装備のザクⅢだ。
・跳躍してザクⅢとの距離を詰める:109
・クレシチャク通りを前進してザクⅢに接近する:133
・3連ビームキャノンでザクⅢに牽制射撃を加える:175
133、一択になります。
133:
丘を3秒で駆け降り、腰を落として両脚の熱核ジェットを作動させる。
タービンが高速で回転する独特の甲高い騒音を周囲に撒き散らしつつ、
ドライセンはクレシチャク通りでホバー走行を始めた。駐車してあっ
た車両が跳ね飛ばされる。
タラス・シェフチェンコ通りの手前で機体を右側に90度捻り、熱核
ジェットの出力を落とす。そっとやったつもりだったが、着地の衝撃
は激しかった。アスファルトを砕きながら横滑りしたドライセンは十
字路の中央で停止した。真正面にザクⅢを載せたド・ダイ改が浮かん
でいる。
持ち上げた右腕のカバーが後方にスライドし、突き出した3本の砲身
が白く輝くビームを立て続けに吐き出した。
いくら収束率を落としてあっても、これだけの近距離から喰らっては
たまらない。ザクⅢはロケットランチャーを誘爆させ、墜落した。
モニターにウィンドウが下り、ワイヤーフレームで前方の通りが描き
出される。センサーが爆煙の向こうに何かを捉えた。
・ビームランサーを抜いて前進する:165
・後退する:125
・ビームランサーを抜いて待つ:083
083以外は生存できれば、008に向かいます。
125:
ホバーを後退モードに入れた時、警告音が鳴った。太陽の方向で何か
がキラリと光ったかと思うと、バウを載せたド・ダイ改が逆落としに
降下して来る。
レサ・ウクラインカ並木通りに突き立つような勢いで急降下、ギリギ
リの所で乱暴に引き起こしをかけ、通りを舐めるようにしてドライセ
ン目がけて飛んで来る。
─上等!
キミは熱核ジェットの出力を上げた。後退するドライセンは自分から
バウの懐に飛び込んで行った。バウのパイロットはドライセンがこん
な行動に出るとは予想もしていなかったらしい。ド・ダイ改を上昇さ
せ、衝突を回避しようとした。
補助兵装制御パネルの上でキミの指が躍った。ロックを外されたドラ
イセンの背部のトライブレードが回転しながらド・ダイ改を目がけて
飛ぶ。右の翼をもぎ取られたド・ダイ改はバランスを崩し、胴体をビ
ルに引っかけてしまう。ひっくり返ったド・ダイ改から振り落とされ
たバウは通りに叩きつけられた。
前方にもう1機の機体が姿を現した。ロケットポッドで着膨れしたよ
うなジムⅢ─ザクⅢを倒した時、センサーが捉えた機体だろう。
・バウに止めを刺す:186
・ジムⅢを3連ビームキャノンで撃つ:043
新手が現れた所で次回に続きます。
北端にあるノールカップに向かうことになりました。
で、乗る機体をゲルググかドライセンから選びます。
ヘクタ・ドナ社などの記述を見るためにドライセンを選択。
ゲルググもヘクタ・ドナ社製で似たような記述があるのですが…。
次回以降、辿れたら辿ってみます。
191:
「オレはドライセンに乗る。彼女はド・ダイ改だ」
「両手の3連ビームキャノンはあくまで近接戦用です、収束率が悪い
ので…」
ドライセンはヘクタ・ドナ社の開発した局地制圧・支援用のDシリー
ズの最新モデルである。宇宙では主力のGシリーズをサポートする補
助機であったが、半固定式の巨大なビームランチャーを装備したガザ
系を始めとするGシリーズがショートレンジの地上戦では全く役に立
たないため、その立場が逆転した。
それ迄主力として使っていた機体の代わりにZシリーズやDシリーズ、
カムダック社のバウなど少数配備されていた補助機を引っ張り出さね
ばならなかったことは、ジオン軍の地上における今日の劣勢の一因と
言える。
「確認作業完了、出るぞ」
「ラフスタッフ3、市の北方より敵機低空で進入しつつあり。機種は
不明。現在の状況では地上からの十分な管制は不可能。周囲の警戒に
留意せよ」
「ラフスタッフ3了解」
誘導員が掌を上に向けて両手を上下に振っているのを確認したキミは、
ドライセンを立ち上がらせた。サーボモーターの呻りが高まる。
ウラジミールの丘の中腹に立ったドライセンからはキエフの町並みが
見渡せた。タラス・シェフチェンコ通りの上をド・ダイ改が低速で飛
行している。乗っているのは対地ロケットポッド装備のザクⅢだ。
・跳躍してザクⅢとの距離を詰める:109
・クレシチャク通りを前進してザクⅢに接近する:133
・3連ビームキャノンでザクⅢに牽制射撃を加える:175
133、一択になります。
133:
丘を3秒で駆け降り、腰を落として両脚の熱核ジェットを作動させる。
タービンが高速で回転する独特の甲高い騒音を周囲に撒き散らしつつ、
ドライセンはクレシチャク通りでホバー走行を始めた。駐車してあっ
た車両が跳ね飛ばされる。
タラス・シェフチェンコ通りの手前で機体を右側に90度捻り、熱核
ジェットの出力を落とす。そっとやったつもりだったが、着地の衝撃
は激しかった。アスファルトを砕きながら横滑りしたドライセンは十
字路の中央で停止した。真正面にザクⅢを載せたド・ダイ改が浮かん
でいる。
持ち上げた右腕のカバーが後方にスライドし、突き出した3本の砲身
が白く輝くビームを立て続けに吐き出した。
いくら収束率を落としてあっても、これだけの近距離から喰らっては
たまらない。ザクⅢはロケットランチャーを誘爆させ、墜落した。
モニターにウィンドウが下り、ワイヤーフレームで前方の通りが描き
出される。センサーが爆煙の向こうに何かを捉えた。
・ビームランサーを抜いて前進する:165
・後退する:125
・ビームランサーを抜いて待つ:083
083以外は生存できれば、008に向かいます。
125:
ホバーを後退モードに入れた時、警告音が鳴った。太陽の方向で何か
がキラリと光ったかと思うと、バウを載せたド・ダイ改が逆落としに
降下して来る。
レサ・ウクラインカ並木通りに突き立つような勢いで急降下、ギリギ
リの所で乱暴に引き起こしをかけ、通りを舐めるようにしてドライセ
ン目がけて飛んで来る。
─上等!
キミは熱核ジェットの出力を上げた。後退するドライセンは自分から
バウの懐に飛び込んで行った。バウのパイロットはドライセンがこん
な行動に出るとは予想もしていなかったらしい。ド・ダイ改を上昇さ
せ、衝突を回避しようとした。
補助兵装制御パネルの上でキミの指が躍った。ロックを外されたドラ
イセンの背部のトライブレードが回転しながらド・ダイ改を目がけて
飛ぶ。右の翼をもぎ取られたド・ダイ改はバランスを崩し、胴体をビ
ルに引っかけてしまう。ひっくり返ったド・ダイ改から振り落とされ
たバウは通りに叩きつけられた。
前方にもう1機の機体が姿を現した。ロケットポッドで着膨れしたよ
うなジムⅢ─ザクⅢを倒した時、センサーが捉えた機体だろう。
・バウに止めを刺す:186
・ジムⅢを3連ビームキャノンで撃つ:043
新手が現れた所で次回に続きます。