□機動戦士ガンダム バンディエラ
第46話
第46話
サイコミュシステム初期試験型ザクが連邦軍艦艇2隻を撃沈。
ジオン側のTVクルーは、その戦果を興奮気味に喧伝します。
そして、そのパイロットがセリダ一等兵であると伝えます。
アントレ艦長たちは、その事実に驚愕します。
TVクルーは、彼女が国民的女優アマイア・ミルウェイの一人娘で、
母親の汚名を払拭しようと、自ら戦場に赴くことを決意したと続けます。
モンメルリ博士も自艇で、セリダ一等兵の戦果を見守ります。
セリダ一等兵は、ユーリー中尉を守れる力を手に入れたと微笑みます。
ユーリー中尉は、彼女を制止しようとしますが、機体は停止したまま。
連邦軍は。旗艦と僚艦が沈み、作戦の続行が不可能だと判断します。
ハッティ大尉たちの部隊も戦場から撤退しようとしますが、
その背後から優先誘導攻撃端末がレービー中尉機を撃墜します。
さらに、ハッティ大尉の機体なども撃墜されて行きます。
そこへ、シモン伍長の機体が静かな怒気と共に攻撃を仕掛けます。
セリダ一等兵は、ユーリー中尉を一番傷付けた存在だとし、
……生きていては、ダメなひとね……と同じく攻撃を仕掛けます。
ユーリー中尉は、君はそんなことしなくていいんだ……!!と。
瞬間、セリダ一等兵に熱い声援を送る群衆が目に映ります。
キイドの姿が、ユーリー中尉の背後に現れ、忠告します。
あれは、先刻までのお前自身の姿だと。
おれも、監督も、この機体を作った大佐でさえも、
お前には、あんな悲しい役目から降りて欲しいとずっと願っていたと。
だけど、今は、彼女の番になったみたいだな──
ユーリー中尉は、動かない機体に苛付き、コンソールを叩きます。
モニターにリミッターが掛かっているとの表示が浮かび上がります。
ユーリー中尉は、主機の制御を解除し、キイドの制止を振り切り、
レプスの旗頭として、この熱狂を終わらせなくちゃいけないとします。
ザクの攻撃端末がシモン伍長機に攻撃を放ちますが、
その光条は、戦場に割って入った、ユーリー中尉機を貫きます。
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