□風魔の小次郎 序の巻
【後編】風魔烈風
風神谷━
竜魔たち三人を追い、小次郎が駆け付けます。
待ち構えていた風翁が姿を見せ、残るはひとりだと言います。
小次郎は、人界へ行かず、待っていた風翁に疑問を持ちますが、
風翁は、しつこいハエは、叩き潰しておくに限ると答えます。
手負いの小次郎は、風翁に躱され、効果的な攻撃が出来ず、
風翁の攻撃を、一度見た太刀筋は、二度と喰らわないと避けます。
しかし、風翁の剣撃は、小次郎を捉え、次第に圧されていきます。
小次郎は、無名帳を奪われた原因は、自分にあると奮起しますが、
気力だけでは、敵を倒せないと風翁に叱咤されます。
そして、幼少から叩き込まれた風魔の技と魂を、その剣に宿し、
大いなる風を巻き起こすことが出来なければ、死ぬぞと話します。
小次郎の闘気が高まり、木刀に風が宿り、渦を巻きます。
風魔烈風の一撃が放たれますが、小次郎の木刀は、砕け散ります。
敗北を確信した小次郎でしたが、その剣撃は、風翁の面を割り、
彼が手にしていた木刀も粉砕していました。
風翁は、大いなる烈風を巻き起こしたと、小次郎を認め、
無名帳を残し、断崖から滑落していきます。
小次郎は、投げ出された無名帳を手に取りますが、内容は白紙。
ややあって、小次郎たち四忍は、無名帳と共に風魔の里に帰還。
風翁を征した小次郎の話を、談笑混じりに聞いていました。
そこへ、総帥が現れ、驕ってはいけないと、小次郎を窘めます。
三忍の働きがあり、小次郎が風翁を討てたのだと言い聞かせます。
竜魔たち三忍には、休息の間もなく、次の使命が伝えられます。
竜魔は北陸、項羽は紀州、霧風は京に向かうことになります。
小次郎は、蜂の巣の駆除でもしておけと、留守番を任されます。
総帥は、小次郎に、留守番もまた大事な役目のひとつで、
何時如何なる強敵が現れるか判らんぞ、と含みを持たせます。
小次郎は、総帥の首筋にあった項羽の矢羽の痕を見付けます…。
【後編】風魔烈風
風神谷━
竜魔たち三人を追い、小次郎が駆け付けます。
待ち構えていた風翁が姿を見せ、残るはひとりだと言います。
小次郎は、人界へ行かず、待っていた風翁に疑問を持ちますが、
風翁は、しつこいハエは、叩き潰しておくに限ると答えます。
手負いの小次郎は、風翁に躱され、効果的な攻撃が出来ず、
風翁の攻撃を、一度見た太刀筋は、二度と喰らわないと避けます。
しかし、風翁の剣撃は、小次郎を捉え、次第に圧されていきます。
小次郎は、無名帳を奪われた原因は、自分にあると奮起しますが、
気力だけでは、敵を倒せないと風翁に叱咤されます。
そして、幼少から叩き込まれた風魔の技と魂を、その剣に宿し、
大いなる風を巻き起こすことが出来なければ、死ぬぞと話します。
小次郎の闘気が高まり、木刀に風が宿り、渦を巻きます。
風魔烈風の一撃が放たれますが、小次郎の木刀は、砕け散ります。
敗北を確信した小次郎でしたが、その剣撃は、風翁の面を割り、
彼が手にしていた木刀も粉砕していました。
風翁は、大いなる烈風を巻き起こしたと、小次郎を認め、
無名帳を残し、断崖から滑落していきます。
小次郎は、投げ出された無名帳を手に取りますが、内容は白紙。
ややあって、小次郎たち四忍は、無名帳と共に風魔の里に帰還。
風翁を征した小次郎の話を、談笑混じりに聞いていました。
そこへ、総帥が現れ、驕ってはいけないと、小次郎を窘めます。
三忍の働きがあり、小次郎が風翁を討てたのだと言い聞かせます。
竜魔たち三忍には、休息の間もなく、次の使命が伝えられます。
竜魔は北陸、項羽は紀州、霧風は京に向かうことになります。
小次郎は、蜂の巣の駆除でもしておけと、留守番を任されます。
総帥は、小次郎に、留守番もまた大事な役目のひとつで、
何時如何なる強敵が現れるか判らんぞ、と含みを持たせます。
小次郎は、総帥の首筋にあった項羽の矢羽の痕を見付けます…。
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