カメラテスト 月

2013年01月27日 02時51分29秒 | カメラ

新しいカメラで初めて月を撮ってみました。 今夜は満月の前日。
撮像素子(センサー)が大きいので、同じレンズで撮影しても従来機に比べると対象物が若干小さく写ります。


以前に従来機で撮った画像。
いずれも100%表示にした時の大きさでこれだけ違います。

新しいカメラの画像は、ホワイトバランスの関係で青っぽく見えますが、
画素数が多くピントの追い込みもそれなりにできたせいか、
結構クリアな画像になったのではないかと思います。


ついでに信号機を撮ってみました。
タイミングを合わせて8秒ほど露光、全点灯の状態にしてみました。

カナダ旅行 イエローナイフ5 オーロラ

2013年01月19日 01時59分32秒 | 旅行


4日目-1/2。

イエローナイフが属するノースウェスト準州の車のナンバープレート。
いわゆるご当地ナンバーですが、シロクマの形をしており可愛らしいです。
ギフトショップでレプリカのプレートを買うこともできます。

夜中にオーロラ鑑賞と撮影を終えて宿に戻ってきても、
体質なのか旅行中だからなのか、午後までぐっすり眠れる訳ではなく
昼前には目が覚め夕方眠くなったりと、かなり不規則なリズムになっています。
昼間に目が覚めた時はなるべく街を歩き、目に付いたものを撮影しました。


さて、4日目のオーロラ鑑賞。
この日のオーロラフォーキャスト(予報)によれば、活動レベルは6との事。
5が最大と思い込んでいたので、PCの画面を見た時には若干驚きました。
鑑賞地のオーロラビレッジについて待機する事3時間以上、
一向に出現せず帰りのバス出発まであと15分となりました。
今日は出なかったなと落胆しつつ、カメラ機材を撤収しトイレで用を済ませ集合場所へ向かおうと外へ出た途端、
周囲の観光客がかなりざわめいていました。
空を確認すると、真上に灰色と緑が混ざった濃い雲が広がってるように見えました。
この時点で集合時間5分前。


オーロラはかなり成長しており刻々と広がっていきました
慌ててカメラを取り出し、マニュアルで無限遠のピント合わせを行い
時間いっぱいまで無我夢中でシャッターを切り続けました。
ゆらゆらという感じでダイナミックに動き、オーロラのカーテンが4重に重なっています。
集合時間になり、通常であれば指定のティーピー(テント)の中まで戻るのですが、
帰り間際に出現したこともありガイドも「外に出たまま集合で良い」との配慮。


その後、折り重なったまま東の地平へ向かって成長を続けていきました。
魚眼で撮影する際に四隅が黒く影になる(ケラレといいます)のは本来失敗写真ですが、
なるべく大きくオーロラを捉え、且つ周囲の景色も写し込みたいと思い
意図的に中途半端な焦点距離で撮ってみました。
半分言い訳、半分慌ててたということもありますが。

結果、短時間で撮影できたのは7枚。
色が綺麗なブルーグリーンで濃く、規模も大きなオーロラでした。
オーロラフォーキャストを信じて鑑賞延長を申し込んでおけばと少々後悔しました。


5日目(最終日)-1/3。
夜にオーロラ鑑賞したら明け方の送迎バスで空港へ向かい、1/4のフライトで帰国となります。
この日も規定時間内には大きなオーロラは現れず、時々うっすらとしたものが撮れる程度。
撮影時には気付きませんでしたが、ティーピーを入れた星景写真を撮っていたら
原生林の向こうにオーロラが出ていました。少し上空にも筋状にうっすらと出ています。


北の方角に筋状にうっすらと伸びたオーロラ。
これは下の方が若干赤っぽく見えます。


天気が良かったので天の川もはっきりと見え、薄いオーロラとセットで撮ってみました。
中心縦方向が天の川、円周右側地平沿いに筋状のオーロラ。
もう少し濃いオーロラだと画になったのですが。

最終日で疲れてたという事もあり、集合時間の30分ほど前には機材を片付けてティーピーに戻り
ホットドリンクを飲んでくつろいでいました。
時間になり送迎バスへ向かって移動する際に空を見上げると、太い帯状に濃く大きなオーロラが広がっており
撮影できないのは残念でしたが、この数日でそれなりに撮影できたので見るだけで十分という感じでした。


天気予報ではかなり冷え込むとの事だったので、
荷物をまとめて送迎バスを待つ間、習慣になっているYK Centreの気温表示を見ると何と-27℃。
未体験の寒さでした。


明るく光るオーロラを見ることは有りませんでしたが写真に撮るとそれなりに写っており自己満足できるものでした。
また海外で過ごす年越し、カウントダウンと花火打ち上げ、未体験の寒さなど
過ぎてみればあっという間の楽しい旅行でした。
オーロラは満足したので、取りあえず次の生きる目標を探さないと。

カナダ旅行 イエローナイフ4 オーロラ

2013年01月17日 00時22分38秒 | 旅行

3日目-開けて新年1/1。

この日以降は特にオプショナルツアーは申し込んでおらず、
昼間は寝て夜起きるという生活パターンに。
そのため夜間撮影時以外の写真が極端に少なく似たような写真が多くなってます。


この日は若干雲が出ていましたが、イエローナイフ近辺は平地のため雲の流れが早く、
雲の切れ間からオーロラが見られる場合もある というガイドの説明に期待して待つことしばし。
薄いオーロラが出始めスーっと伸び始めました。
現れ始めは上空の方がやや薄いピンクのように見えます。


大きく蛇行しながら西から東へ伸びていきました。


その後だんだんと発達していき、一気に東西の地平を結ぶように成長。
肉眼ではうっすらとしか見えませんが、かなりの規模で周囲の観光客からは一斉に歓声が上がりました。


広角レンズでも収まりきらないほど広がったため秘密兵器の魚眼で撮影。
地平線は湾曲していますが、中心部ではオーロラ全体を捉えています。



カメラ2台体制で、同じ瞬間を広角レンズと魚眼レンズで撮った比較画像。
モワモワした感じではありますが、刻々と形を変え幅も広くなっていきました。


月が出る時期のため、オーロラ鑑賞には明るさが邪魔になる場面もありましたが、
薄曇りで月の周囲に輪ができるハローが現れ、東の地平に続くオーロラの端っこが写りこみました。

昨年に新しいカメラを買い足したのは、今回の旅行でオーロラを逃さず撮影するためだったので、その甲斐がありました。
到着初日に見ることができたのはラッキーでしたが規模が小さく喜びもほどほどでした。
この日は上空を一直線に伸び180度の視界いっぱいに成長する様子を見られてかなり満足。
恐らくオーロラレベルは4くらいではないかと思います。

新年初日にかなりの規模のオーロラを見ることができ、今年は幸先の良いスタートを切れました。

カナダ旅行 イエローナイフ3 市内観光

2013年01月13日 02時29分21秒 | 旅行

2日目-12/31。

朝から曇りで気温は-20℃。
部屋から見える隣の建物の煙突には凄いつららが。
カナダは右側通行なので、信号の青の位置が日本と逆の右端になってますが、
赤信号の位置が中央よりで見やすく配置されているのは一緒。

イエローナイフに関する説明を少々。
金鉱の発見で栄えた町ですが現在は金は採れず、近年は300Kmほど北にダイヤモンド鉱山が発見されたため
カナディアンダイアモンドの産地として賑わっています。
ノースウェスト準州の人口は約4万人、そのうち2万人がイエローナイフに住んでいます。
鉱山労働は体力を必要とするため、必然的に若い労働者が多く街の人口の平均年齢は何と32歳。
高齢者は老後は南の暖かいところへ移住するため、これも平均年齢を下げています。


この日は昼間に市内観光のツアーを申し込んでいました。
観光客の送迎には普通のバスも使われますが、滞在中はスクールバスに乗る機会も多かったです。
極寒でオーバークールを防ぐため、グリル部分をカバーで覆ってます。
アメリカ映画などではよく目にしますが、乗ったのは初めて。
座席間隔は子供用のためか狭く、座り心地は良いとは言えません。
窓の上を見ると名前を書いたテープが貼ってあり、
誰がどこに座るか指定席になってるようです。


最初に訪れたのはノースウェスト準州の州議事堂。
写真は州の旗。一般公募で13歳の少年がデザインしたものが採用されたとの事です。


議会を開催する部屋。
年末で議会は閉会しているため見学・撮影できましたが、
開催中は撮影禁止になります。会議は一般公開されており、市民は公聴出来ます。
敷物は本物のシロクマの毛皮。

ホールは無料で貸出しされており、この日は結婚式が行われていました。


その後バスで3分ほど移動、博物館へ。
先住民族イヌイットのテント住居や生活を再現した物や、
この地方の動物の剥製の展示がありました。
シロクマの展示は獲物を捕食してる場面ですが、再現度がやけに高くリアルでちょっとグロい・・・
バッファローやヘラジカ(?)などはいかにも極北っぽい感じがします。


その後は近くの湖へ移動。
ガイドの説明をうろ覚えですが、大きさは四国の1.5倍、深さは600m以上とかなり深い湖です。
冬季は厚い氷が張り、「アイスロード」として車が通れるようになります。
訪れた前週に解禁になったそうですが、氷の厚みが十分でなく重量制限5t以下の表示があり
この時点では乗用車のみ通行可でした。


イエローナイフは永久凍土地帯に属しますが、
夏になると表面が溶け、冬に凍結を繰り返すため、
古くに建てられた木造家屋は地盤沈下により歪んで住めなくなってしまいます。
現在はこういった廃墟も観光客用に保存しているそうです。


さて、この日は朝から厚い雲が空一面に広がり、夜も曇り。
夜半には雪が降り始めオーロラ鑑賞は絶望的になったため、周囲の景色を撮影しました。
写真は先住民族のテント型住居だった「ティーピー」。
初日の湖の景色で、端の方に三角に光って写っているのはこのテントです。
普通の家族用はもっと小型ですが、これは観光客が暖を取るためにかなり大型です。
肉眼では暗い屋外で帆布からぼんやりと光が透けて見える程度ですが、
写真に撮ると暖かそうないい感じに写ります。

これは別の日ですが林の中の道とティーピーがなかなか良い雰囲気だと思います。


中には槇ストーブがあり、温かい飲み物も置いてあり屋外よりは快適でした。

深夜12時には新年のカウントダウンと花火打ち上げがあり、
初めて「海外で過ごす年越し」にちょっと感慨深いものがありました。




カナダ旅行 イエローナイフ2 オーロラ

2013年01月10日 23時24分09秒 | 旅行

極北のイエローナイフへ旅行した目的はオーロラ鑑賞と撮影。

1年前にもホワイトホースへ行っていますが、今一つ満足できるようなオーロラが見れず
これはリベンジすべしと決めていました。


今回訪れた鑑賞地は「オーロラビレッジ」といい、湖、丘、原生林を含む広大な敷地を擁しています。
オーナーが先住民族の文化・生活を観光客に知ってもらい、また快適にオーロラ鑑賞できるようにと
敷地・設備を整えたとの事です。


鑑賞ポイントはいくつかありますが、湖の氷上が最も開けており視界も広いことから殆どの時間をここで過ごしました。
北の方角を確認しカメラのセッティングを終えしばらく待つと、到着日早々にオーロラが現れました。
ただ、今回の旅行中に現れたオーロラは全て薄暗く、
一見灰色の雲がぼんやりと広がっているかのように見えるものばかりで
残念ながら1年前に見たような明るく光るものは出ませんでした。
肉眼でははっきりと分かり辛いものでしたが、カメラで15~30秒ほど露光するから色と明るさが分かるように写りました。


薄いオーロラが段々と弱まり、最後は消えていきました。


初日はこれ以上出現せず、周りの風景を撮影して終了。
月が出る時期だったため長秒露光していると昼間のように明るい風景が撮影できます。
木々の形と降り積もった雪が極北らしい寒さを現わせたのではないかと思います。

カナダ旅行 イエローナイフ

2013年01月08日 23時49分11秒 | 旅行

年末年始の休みを利用して、カナダのイエローナイフへ行ってきました。
旅行期間は12/30~1/4。

到着初日の気温は-25℃で、いきなり極北地域の寒さの洗礼を受けました。


今回のルートは往路:成田~カルガリー~イエローナイフ
復路:イエローナイフ~カルガリー~ヴァンクーバー~成田となりました。
ヴァンクーバー乗り換えがあることが判明した瞬間、昨年の旅行で機材不調によりフライトできず一泊した悪夢が甦りました。
昨年訪れたホワイトホースはかなり西端に位置しますが、今回のイエローナイフはほぼ中央部、更に北にあります。



カルガリー空港で乗り換え待ちの時の写真。
遠くの方に山脈が見えます。


カルガリーから約2時間程国内線で移動、イエローナイフの空港に着きました。
空港ロビーにはシロクマがアザラシを捕えようと追いかける、躍動感ある剥製の展示が観光客を出迎えます。




空港から送迎バスで10~15分ほどで今回滞在したモーテルがあります。
今回は滞在する宿のグレードによっていくつか料金プランがあり、一番リーズナブルなモーテルプランとしました。



街路樹は霧氷で覆われ、綺麗に全体が真っ白になっています。


イエローナイフは北緯60度にあり、冬の時期は朝10時頃まで日が昇らず、夕方4時過ぎには暗くなります。
画像はちょっとピンボケですが、イエローナイフのメインストリート「フランクリン通り」。
小さな街なのでこの通りにしか交通信号がありません。