カナダ旅行5 ふたご座流星群

2011年12月31日 00時59分11秒 | 旅行

カナダ滞在中の12月14~15日は、ふたご座流星群のピークでした。

周囲は暗く、空は広く見晴らしが良いため、1時間に十数個は見ることができました。
満天の星空を眺めていると、ヒューッと光の筋を引いていく流れ星。
日本の自宅周辺では都市部の明かりのせいもあり、恐らくほとんど見れなかったのではないかと思います。

流星の中でも特に大きく明るく光るものを「火球」と呼ぶらしいのですが、
視界の隅をかすめただけでもとても明るい光が走り一瞬びっくりします。
たまたま眺めていた視線の先にはっきり見えた時は感動しました。

天文学的には流星が流れてくる方向は分かるようですが、
特に専門知識もなく流星狙いの撮影でもないため、現場ではたまたま見えた という状態なので
なかなか狙って撮れるものではありませんでした。
(広角レンズで空だけを狙い、高感度で長時間露光すれば写るかもしれませんが)

そんな中、たまたま何気なくカメラを向け星景写真を撮っていた方角にかなり明るい火球が現れました。
バルブ撮影でシャッターを切ったままの状態でしたので、幸運にも林の向こうへ落ちていく流星のしっぽが写り込んでいました。

今回のカナダ旅行では300枚以上撮影しましたが、
自分の中ではベストショットの中の1枚と言える奇跡の写真になりました。

カナダ旅行4 カナダのお友達

2011年12月30日 00時41分02秒 | お友達

ロッジの隣の家(といっても100mくらいは離れてますが)で放し飼いされてる犬がいました。

放し飼いなので自由気ままに遊びたい時にどこへでも出かけてるようで、
昼夜を問わずロッジでも見かけました。
首輪も付けておらず、初めて見たときは野犬か?とかなり焦りましたが、
じーーーっとこっちを見つめているので試しにチッチッチと声をかけてみると
しっぽをプリプリ振って人懐っこい様子。
全身黒い犬で顔つきはちょっとドーベルマンっぽい感じで、見た目はかなり怖いのですが、
人間大好きのようで庭に落ちてる木の枝を咥えて持ってきては遊んでくれとせがみます。
木の枝を引っ張りっこして遊んでると、スイッチが入ったかのようにガルルルと唸るのがちょっとコワイ。
けど可愛い(*´ω`)

人に慣れてるだけではなくかなり賢い犬のようで、
ロッジのバルコニーから裏庭にいるのを見かけた時に「カムヒアー」と声をかけ
表に回るように腕を振ってジェスチャーをすると、玄関の前でチョコンと座って待ってました。
ロッジのスタッフによれば「この犬は♀でとってもフレンドリーだよ。顔は怖いけどね」との事。
やっぱりみんな顔が怖いって思ってたんだ(笑)

この日の夜に湖の氷上で撮影していた時に休憩しながらふとロッジの方向を見ると、
月明かりに照らされた黒い影が真っ直ぐこちらへ向かって来るのが分かりました。
すぐにこの犬だと思い当りましたが、知らなければ真夜中の静かな湖の氷の上をタタッタタッタタッと音を立ててこちらへ走ってくる黒い影は
相当に怖いモノがあります(汗) しかも実際に顔が怖いし。
一緒に撮影していた新婚さんのご主人が驚かないように犬が近づいてることを伝え、
犬がそばに来てからは二人で撫でまくって可愛がりました。
恐らくは昼間遊んだ私のニオイがして、それを辿って湖の撮影場所まで真っ直ぐに走って来たのではないかと思います。
犬の嗅覚、恐るべし。

撮影終了後、戻るときはこの犬が先導するかのように前を歩き、
ロッジに着いたら木の枝を咥えて遊びのおねだり。
すごく人懐っこい犬で可愛かったです。

カナダ旅行3 スノーモービル

2011年12月28日 00時01分54秒 | 旅行

ロッジにはPCはありますがTVはなく、
のんびり静かに過ごす事が贅沢な休暇 といういかにも海外的な環境。

オプショナルツアーでセスナによる上空からの観光に申し込んでいましたが、
明け方から夕方まで曇り、夜は晴れという天気の傾向が多く、
天候条件が悪くセスナが飛べず数回に渡り翌日、そのまた翌日というように延期していました。

昼間ヒマになることを想定してポータブルDVDプレイヤーを持参し映画を見たりしていましたが、
さすがに飽きてきました。
聞けば旅行会社だけでなく、ロッジでも主催しているオプショナルツアーがあり、
手軽なアトラクションとしてスノーモービルがあったので、日本人の新婚さんたちと一緒に申し込みました。

ロッジのすぐ裏から降りられる湖にスノーモービルが置いてあり、
操作方法のレクチャーを受けて出発。
アクセルは右側ハンドルバーの根元にあるレバーを握り、ブレーキは左側のレバーという構造。
前輪代わりのソリで舵取りをして曲がりたい方向へ体重をかけるという乗り方。
バイクと似てる部分もありますが走り出すと結構滑る感覚が強く、
曲がるときはかなり余裕を持って大回り気味になります。

湖を縦断した後は国道を横切り丘を登りました。
クロスカントリーコースのようなところを微妙なアクセルコントロールで走るのは
若干恐々としつつも楽しめました。




丘の上の木々は枝が白く化粧したようにうっすらと着氷していました。
また高いところから見渡す湖の様子はとても美しく幻想的な感じでした。

カナダ旅行2 星景写真

2011年12月25日 16時46分11秒 | 旅行

市街地から離れた場所に宿泊しているため、晴れた日の夜空はかなりの星が見えます。
以前から是非ともチャレンジしたかった題材、旅行の目的の1つ、星空を撮影。
星空と風景を写したものを「星景写真」といいます。

今回滞在した際に、日本人の新婚さんも来ており仲良くなりました。
聞けばご主人は多趣味な方で、カメラも相当な腕前でコンテストで入賞もしておりセミプロ級。
絶好の勉強のチャンスと思い、色々とアドバイス頂きながら(というかマネしながら)初めての星空,星景写真に挑みました。
おかげで現時点の自分としてはかなり満足のいく写真が撮れたと思います。

北斗七星




オリオン座



木々の形が極北地域らしく、月明かりも冷たい空気感を表現できたのではないかと思います。

カナダ旅行1

2011年12月19日 18時16分37秒 | 旅行

カナダへ行ってきました。

2つ前の記事でカメラの防寒具を手作りしたことを書きましたが、
カナダへ撮影旅行に行くための準備でした。
防寒具も極地仕様のものをレンタル手配し準備を整えて出発。

滞在したのはバンクーバーから国内線で2時間ほど北西へ行ったユーコン準州の州都ホワイトホース。
アラスカにかなり近い場所になります。
宿泊したロッジはホワイトホース市街から更に車で20~30分ほど離れた湖のそばにあります。
出発直前に旅行会社から来た連絡では、気温マイナス30℃になったとのことで、
未知の寒さに期待と不安がありました。

冬の時期は日の出も遅く、午前10時近くにならないと明るくならず、
正に極北の地 といった感じです。
12月ということもあり、宿泊したロッジには大きなクリスマスツリーが飾ってあり良い雰囲気でした。

皆既月食

2011年12月11日 10時05分07秒 | カメラ

昨日は皆既月食でした。

これは絶好の練習題材と思い、寒い中頑張って撮影してみました。
食の始まりは21:45,皆既状態は23:05-23:58,食の終わりは1:18でした。


皆既月食状態はカメラのピント設定を変えていないのに、暗いせいかどう頑張ってもかなりのピンボケ状態。
ネットで見た他人の画像も皆既月食はピンボケのようになっていましたので、
余程の望遠レンズか望遠鏡と組合わせるか、プロ並みの腕が必要なのでしょう。

体はかなり冷えましたが、これほど長時間月を見ることも希なので
いい機会でした。

カメラの防寒カバー

2011年12月09日 04時41分34秒 | カメラ
寒い場所に撮影に行くため、カメラの防寒カバーを作ってみました。

風景撮影がメインのため、大口径の広角レンズ+バッテリーグリップを装着した状態で
大まかな型紙を作り、ウェットスーツ素材を切り出し現物合わせで修正しながら仕上げる というプラン。
裁縫道具も無かったので、材料と共に針と糸を調達。
何十年ぶりかでチクチクと裁縫をしました。
制作日数は4~5日。

プロ用のカメラには寒冷地での撮影に備えて専用の防寒・防音カバーが発売されていますが、
ミドルクラスのカメラにはそんなものはなく、とは言え寒冷地でのカメラの動作に不安があったので、
無いものは自分で作るか といういつものパターン。
但し、プロ用のカバーでもマイナス10℃くらいを想定してるようで、
それよりも気温が下がる地域へ行く予定のため不安は払拭できません。
念のためカメラより若干大きめに作ってあり、使い捨てカイロを仕込めるようにはしました。

素人が作ったウェットスーツ素材のカバーでどれだけの効果があるのか、
自分でも効果の程は疑問ですが、まあ剥き出し状態よりはマシだろうと。