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イルミネーション

2013年12月30日 15時33分11秒 | イベント

冬の時期はイルミネーションを実施するところが増えました。
目黒川でさくら色のイルミネーションを始めたとのことで、見に行ってきました。


場所は大崎駅と五反田駅の間の目黒川沿い。
桜の木にピンク色のLEDが付けられています。
少し早めに行き橋の上で待っていると、点灯時間の午後5時になった瞬間に両岸が一斉にパッと光りました。
その様子はとても綺麗で、見に来ていた他の人達からも歓声が上がりました。


その後六本木に移動し、六本木ヒルズへ。
けやき坂という通りもLEDで街路樹が綺麗に飾られています。


展望台へ行き、せっかくなので屋上にも出てみました。
さすがにこの辺りで最も高いであろうビルなので、空がとても暗く見えました。
ふたご座流星群の観測会も開かれており、地上から見るよりも星が多く見えました。



偏光フィルター

2013年12月25日 20時30分33秒 | カメラ

秋の京都旅行のために用意した紅葉撮影のための秘密兵器、偏光フィルター。
真っ黒いサングラスのような見た目ですが、カメラのファインダーを覗くと普通に見えます。(厳密には若干暗くなる)
このフィルターは先端のリングがクルクル回るようにできており、回す角度によって反射した光を除去できる優れモノです。


効果を発揮するには、日が当たってる方向や反射しているガラスや水面などの角度も影響があり、
取付けただけですぐに効果が現れるものではありません。
そのため、以前のカメラでも景色撮影用に真っ先に購入しましたが、うまく使いこなせず仕舞いでした。
今回は事前に練習し、準備万端の体制で撮影に臨みました。

下の方の記事にも載せた清水寺ですが、モミジに日光が当たり反射した光で色が白っぽくなり薄茶色に見えました。
そのままではあまり綺麗ではなかったのですが、偏光フィルターをゆっくり回すとあるところでブワッと赤みが増し
見事な紅葉になりました。
通常は空の色も、空気中のチリなどで光が拡散し薄いスカイブルーになりますが、
このフィルターを使うと若干濃いめの青い空に写りますが、この写真では空がメインではないため部分的に色が濃くなっています。


祇王寺にあった蹲(つくばい)。
普通に撮ると流れ出ている水に光が反射し全体が白っぽく写ります。
フィルター効果で反射を抑え、本来の石の黒っぽさが出て、モミジの色も鮮やかになりました。


清水寺にある池。
左の写真では水面に青空と橋がくっきりと写っていますが、右の写真は反射が抑えられています。
水が澄んでいれば、池の底まで綺麗に写せます。
紅葉撮影では水面に映るモミジも絶好の被写体ですので、敢えて反射を抑えず映り込んだ状態で撮影しています。

ソフトウェアによっては彩度をいじって色鮮やかにもできてしまいますが、なるべく自然なままで綺麗に撮りたいものです。
世の中、便利なものがありますねえ。

紅葉の京都5

2013年12月19日 21時02分44秒 | 旅行

2日目は早朝から出かけ、東福寺へ。
東福寺は臨済宗東福寺派大本山の寺院。山号を慧日山(えにちさん)と号する。本尊は釈迦如来。
京都五山の第四位の禅寺。広大な敷地に多くのお堂や庵があり、小川まで流れる見事な大伽藍。

東福寺と言えばすぐに思いつくのが「通天橋」。
TV番組やCMでも目にするこの橋からの眺めは絶景。
この画像は東福寺の参拝受付へ通じる道から撮影。開門前なのでまだ誰もいません。
早朝の空気で少し霞んで見えます。


開門と同時に大量の観光客が一斉になだれ込み、橋の上は大混雑。
なんとか橋のヘリに辿り着き景色を堪能、撮影しました。
橋の辺りは谷になっており、モミジが植わっており大変に美しい。




一通り見て回り早々に切り上げ、外から通天橋をみると凄まじい人混み。


瓦の巴には「東福寺」と彫り込まれていました。




その後、安楽時にも行ってみましたが、こちらはまだ紅葉には早く人影もなく寂しい状態でした。


市内に戻り、すっかりお気に入りの場所となった「とらや菓寮 一条店」へ。


和風モダンな店内からは綺麗なお庭が。
今回はあんみつを頂きました。子供の頃に食べたきりでしたが、久々に食べてみるとなかなかに美味しい。


店内の様子。まるで船底の骨組みのような横木が綺麗な弧を描き、静かで落ち着いた店内はくつろげます。
ここはお勧めの場所です。

これにて今回の紅葉の京都満喫旅行はお終い。
見事すぎる美しい紅葉を、これでもかとお腹いっぱいになるまで堪能したので、
そこら辺で紅葉してる木を見ても感動しなくなってしまいましたが。

紅葉の京都4

2013年12月14日 13時58分50秒 | 旅行

夜は是非ともライトアップを見たかったので、高台寺へ。

高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、山号は鷲峰山(じゅぶさん)、寺号は高台寿聖禅寺(こうだいじゅしょうぜんじ)といいます。
豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院。本尊は釈迦如来。
ライトアップで有名なお寺の一つで、拝観者が非常に多く入場まで40分ほど並びました。
お庭の中に臥龍池(がりゅうち)という大きめの池があり、水面が鏡のように静かでライトアップされた木々が綺麗に映り込んでいます。
とても美しい光景で、池の周囲は大混雑でした。


紅葉の多くは白熱灯で照らされ木々の色と相まって、冷え込んだ夜でしたがどことなく温かみを感じる雰囲気でした。


庭石と回廊。
紅葉が無くても渋さというか、味わい深いものがあります。


芝生の所々がスポットライトで照らされており、暗い中に丸く浮かび上がる光景が印象的。


竹林は白い光で、紅葉は白熱灯で照らされ、冷たさと温かさが対称的。


暗い一角にあった真紅のモミジが照らされ、闇の中に浮かび上がる赤い色がとても綺麗。

この日は高台寺へ行く前に夕食として和食懐石を頂きました。
当初の目的の一つに京都で松茸を食べたいという思いがありましたが、
11月末には既に時期が終わっていましたので季節の野菜や料理を堪能。
ある料理を頂き次を待っていると、女将さんらしき人が「隠し在庫ですが」と言いながら何と松茸の土瓶蒸しを持ってきてくれました。
前日で松茸はお品書きから外したけどまだ少量残っているとのことで、その時店にいた数組のお客にサービスで提供してくれました。
予想外の嬉しいサプライズにお礼を述べて、大変美味しく頂きました。

食事もライトアップも大満足の一日でした。

紅葉の京都3

2013年12月13日 00時04分07秒 | 旅行

秋の京都旅行は美しい紅葉を見て撮影することが目的の1つ。
そして機会があれば、と思いつつもやはり無理かなぁと思っていたのが舞妓さんの撮影。
観光客の扮装は時々見かけますが、昼間に街中で本物の舞妓さんに会うことはなかなかに難しく、運次第といったところ。
今回、運良く八坂神社の境内で二人連れの舞妓さんを見かけることが出来ました。
見かけた時は既に数人の観光客が写真を撮っており、私も小声ですが撮影させてもらうことを一言断ってからシャッターを切り、
撮影後はお礼を述べました。

恐らく本物の舞妓さんと思われますが、素人感覚で言えば着物を着慣れていない観光客の姿勢や歩き方と異なり、
気品というか、佇まいというか、表情を含めた美しさが違って見えました。
立ち居振る舞いや所作、手の動きまでも気を遣っている様子が感じられます。
この二人は買い物か、お稽古ごとの帰りでしょうか。


さて、厭離庵を堪能した後は電車で一旦京都駅に戻りました。
建造当時は物議を醸した京都タワー。夜間はライトアップされて綺麗ですが、残念ながらタイミングが合わず夜景は撮影できず。


この日の昼食は清水寺近くの湯豆腐屋さんを予約しており、時間の都合もあり一旦京都駅に戻りタクシーで清水へ。
清水寺へ向かう上り坂の途中の路地を曲がり目的の店へ。


お店の配慮でお庭が見える窓側の席を取ってくれました。
坂の途中に位置しているため、店の構造が複雑で高低差がありまるで忍者屋敷のようでした。
湯豆腐、とても美味しかったです。


夏に来た時と同じアングルですが、見事に紅葉している木々と清水寺のショット。
今回の旅行ではある秘密兵器を使い、空はより青く、紅葉は綺麗に色濃く撮影しています。


池には紅葉と青空が綺麗に写り込んでいます。


街中で見かけた消火栓。
京都でも場所によっては景観に配慮して木の板で覆ってあるようで、とても新鮮な見た目です。

紅葉の京都2

2013年12月10日 23時18分43秒 | 旅行

祇王寺の次は2つ目の目的地「厭離庵(えんりあん)」。
難しい字で、しかも発音しにくいです。

厭離庵は臨済宗 天龍寺派 厭離庵といい尼寺になります。本尊は如意輪観音。
ここは藤原定家の山荘「時雨亭」の跡とされ、その後荒廃し江戸時代に定家の子孫である冷泉家によって再興されお寺になったとのこと。
普段は非公開ですが紅葉シーズンは一般公開しており、そのお庭はとても美しく一見の価値あり。

多くのモミジが黄色、オレンジ、赤と色付きますが、厭離庵のモミジは真紅の深い色で初見は毒々しいまでの印象を受けます。
上の画像は赤い花が咲いているのではなく、真紅のモミジが敷き詰められたものです。


厭離庵は祇王寺から350mほどしか離れておらず徒歩で移動できますが、
その入り口は細い路地になっており、看板が出ていなければ見落としてしまいかねません。
住宅の間を通りすぎると竹垣でできた雰囲気のある細道になり、その奥が入り口になります。






お庭には見事な枝ぶりのモミジが美しく色付いています。






夏の時点では厭離庵について知りませんでしたが、その後ネットで教えてもらい今回の旅行では是非見ておきたいと思っていました。
規模が大きくメジャーなお寺も良いですが、ひっそり、こじんまりとしたお寺でも目を見張るほど美しいお庭や、
味わいのある庵などがあり、京都はリピーターが多いというのも納得。

紅葉の京都1

2013年12月09日 00時46分29秒 | 旅行

真夏に京都の寺社仏閣を見て回り、侘び寂び、和の物の味わい深さを堪能しました。
どうせなら紅葉で美しい京都も見てみたいという思いが募り、ピークの時期に行ってきました。
秋になるとJRのTVCMも始まり、あれを見ると猛烈に京都に行きたい衝動に駆られますが、
今までは人が多いし、遠いし、お金かかるしと自分に言い訳して行かず仕舞いでした。
夏に行った勢いもあり、今回は「じゃあ行ってみようかな」程度の決意で決行。

金曜の夜に京都へ移動、土曜の朝一から行動できるように計画を立てました。
最初に向かったのは嵯峨野方面。
タクシーの運転手さんのお勧めで目的地近くで降ろしてもらい、最初に訪れたのは「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」。


お寺のホームページによれば「「あだし」とははかない、むなしいとの意で、又「化」の字は「生」が化して「死」となり、
この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いなどを意図している」とあります。
タクシーの運転手さんの説明によれば、地名として「嵯峨」と「嵯峨野」があり、「野」が付く場所は埋葬が行われていた場所を意味するとの事。
化野も古くから葬送の地だったようです。
お寺なのでお墓が多数あり、楓も多く植わっており「静かで美しい墓地」という不思議な世界でした。

雲一つない快晴の青空、早朝の澄んだ空気に鮮やかに色付いたモミジが日に透けて、それはそれは美しい光景です。


次に向かったのは、夏にも訪れた「祇王寺(ぎおうじ)」。
この一帯はお寺が多くあり、徒歩で移動できます。
夏は緑が濃い苔の庭として有名なお寺ですが、紅葉シーズンには一面にモミジが敷き詰められ、
オレンジの絨毯を敷いたような美しさ。
ところどころ顔を出している緑の苔との色彩のコントラストも見事です。


赤と黄色のモミジが混ざってオレンジ色、苔や常緑樹の緑の組合せが印象的です。


紅葉している木々の横には、青々とした竹林。


庵の前にある蹲(つくばい)。
誰かが置いたらしい一葉のモミジが流れ出る水に濡れて、石の黒さと対照的に色鮮やかに光って見えます。

行動初日の朝から、ただただもう美しいというため息しか出ない光景を満喫です。