京都旅行2-3 龍安寺,祇園

2013年08月31日 00時14分03秒 | 旅行

金閣寺の次は石庭で有名な龍安寺へ。


薄暗い堂内と対照的に日光が当たり白飛びしかけてる石庭。
縁側には静寂を目と耳で楽しむ大勢の観光客が座り込んでました。


その後は最後の目的地である祇園へ。
個人的に雅なイメージがあり、是非とも訪れたい場所でした。
いわゆる祇園的な街並みは「花見小路通」と呼ばれる道沿いになります。
祇園の画像はちょっと多目に。


料理屋さんが多いようで、昼間は店自体は閉まってるところが多かったです。
町家造り(?)の建物と石畳の組合せは風情があります。


花見小路通からすこし横に外れますが、「建物郡保存地域」という一角があり、
こちらも町家造りで家並みと通りの間には用水路が引いてあり、涼しげで風流な感じでした。


祇園は泊まってる宿から徒歩10分ほどの距離にあります。
ネットで祇園の画像検索をすると、雰囲気のある綺麗な夜景も多く見かけます。
自分でも是非こんな写真を撮ってみたいと思い、蒸し暑い夜でしたがカメラを担いで出かけました。
この画像は保存地域にある用水路に架かる橋の手前。
灯籠がいい雰囲気です。


上の画像の右側へ向くと「巽橋」があります。
つい最近、ここで撮影したCMをTVで見かけました。
有名な場所のようで、昼間は外国人を含め多くの観光客で賑わっていましたが、
さすがに夜遅くなると人出は少なくなります。


すぐそばに「辰巳大明神」を祭ってあり灯籠の明かりが煌々と灯り、まるで異世界の入り口のような不思議な雰囲気でした。


通りのたたずまいが和の雰囲気で落ち着きます。


料理屋さんが多く、ちょうど出てきたお客を見送る舞妓さんとおかみさんが写り込みました。
本当は舞妓さんの写真も是非撮りたかったのですが、迷惑になるだろうと思い自重。
こんな風情のある場所で舞妓さんを呼んで食事してみたいものです。


宿から祇園へ向かう途中で道に迷って八坂神社に出てしまいました。
せっかくなのでライトアップされた様子を撮影。
夜の寺社仏閣はちょっと怖い感じがしますが、蒸し暑い夜でしたが照明が白いこともあり少し寒い感じがします。

京都旅行2-2 祇王寺,金閣寺

2013年08月25日 00時46分07秒 | 旅行

嵯峨野の後に訪れたのは、観光タクシーの運転手さんお勧めの祇王寺(ぎおうじ)。

真言宗の尼寺で、本尊は大日如来。
個人的には聞き覚えがなく歴史に明るくないので初めて訪れるところでした。
ご存知の方もいるでしょうが、調べてみると平家物語に「祇王」という章があり
平清盛の寵愛を受けた祇王と仏御前という白拍子の物語があります。
紆余曲折を経て二人の女性が出家し入寺したところとして伝えられています。


祇王寺は「苔の庭」としても有名だそうで、雰囲気のある入り口の細道を過ぎると目の前には一面緑に苔むした見事なお庭が広がります。
地面の凹凸や恐らくは庭石までも緑に苔むし、それはそれはとても美しいお庭でした。
庭木はモミジが多く、ネットで祇王寺を検索すると紅葉シーズンの素晴らしく美しいお庭の画像がいくつも出てきます。
京都のお寺に植わっている多くのモミジは、葉が小さめなのが特徴とか。
是非とも紅葉シーズンに再び訪れてみたい場所です。


庵の外観。


中に上がると撮影禁止ですが、外から撮る分にはOKとのこと。
奥の壁の丸窓と竹の格子など趣があり、和のものが心に染みる年代になった身としては物凄く魅力的です。
猛暑でとても暑い日でしたが、庭木やモミジの葉に遮られて日差しが弱まり、
庭を吹き抜けて庵に入ってくる風はとても涼しく汗が引き快適そのもの。
庭を眺めながら畳に横になって昼寝したい!と心底思えるほど居心地が良いところでした。


祇王寺の周囲にも竹林があり、見た目にもとても涼しげでした。

今回の旅行でいくつも神社仏閣を周りましたが、祇王寺は規模こそこぢんまりとしていますが、
庵の素朴さと味わい深さ、お庭の美しさから最も心に残り人にも是非勧めたいお寺です。


侘び寂び世界を凝縮したような祇王寺の次に訪れたのは、正反対のド派手な鹿苑寺金閣。
1950年に放火により焼失し、現在の金閣は5年後の1955年に再建されたものですが、
ユネスコの世界文化遺産、古都京都の文化財の構成資産に登録されています。
子供の頃に教科書で見た金閣寺の写真は、ところどころ金箔が剥げて下地の黒漆が見え煤けたイメージでしたが、
1986年から約2年近くかけて昭和大修復が施され、現在の金ピカの姿になりました。
観光タクシーの運転手さんの話では、耐久性を持たせるため通常の5倍の厚みの金箔が使われ、
約21Kgもの金が使用されたとか。


一層目には釈迦如来像と足利義満坐像が安置されています。


屋根の上には鳳凰像。
これは焼失前に取り外されていたとかで、作られた当時のもののようです。


中に入ることは出来ませんが、内部の様子を看板で紹介していました。
二層目には岩屋観音坐像と四天王像が安置され、三層目には仏舎利が安置されているとの事です。
二層目と三層目の床は漆塗りで鏡面に磨かれており、まるで水が張ってあるかのような美しさです。
各お寺は春夏秋冬で見せる姿が楽しめると思いますが、特に冬の降雪後は恐らくは黒っぽい建物に白い雪の水墨画のような世界でしょう。
ところが看板の写真によると、金閣寺は白い雪景色の中にまばゆく輝く金色の建物、水墨画の世界とは異なる意味で凄まじい色彩のコントラストですね。
これも一度は自分の目で見てみたいものです。


金閣寺のお庭の中にお茶屋さん(?)の椅子と傘がおかれており、京都っぽいので撮ってみました。

祇王寺と金閣寺の対照的なそれぞれの美しさを存分に楽しめました。

京都旅行2-1 天龍寺,嵯峨野

2013年08月22日 23時51分27秒 | 旅行

2日目は観光タクシーを使い、快適で効率的に見たいところを周りました。
最初に訪れたのは天龍寺。
薄暗いお堂の向こう側に、四角く切り取られた明るい庭の緑のコントラストが綺麗です。


臨済宗天龍寺派大本山の寺院で、詳しくは天龍資聖禅寺(てんりゅうしせいぜんじ)といいます。
本尊は釈迦如来、創立者は足利尊氏との事です。


お庭も見事で、遠くの山を借景にした池のある風景がとても美しいです。


天龍寺は京都五山の第一位とされとても格式の高いお寺です。
だからここを訪れたかった という訳ではなく、ガイドブックに法堂(はっとう)の天井に龍の図(雲龍図)が描かれているのを見かけ、
見ておこうと思いついたのがきっかけです。
ところが、残念なことに雲龍図は撮影禁止との事で、お堂の手前にあった看板の図を撮影して良しとしました。


続いて向かったのは、CMやドラマで度々目にする嵯峨野の竹林。
ここは是非とも行っておきたかったところです。
車1台通れる幅の道の両脇に見事な竹林が広がっています。
観光客も多く、外国人の団体も何組か来ていました。
イメージしていたのは竹林の中の静かな細道だったのですが、意外に車の通行量が多く手早く撮影を済ませ慌ただしく撤収しました。


青々とした見事な竹林。
この日も猛暑でしたが、竹林を吹き抜ける風は心持ち涼しかったように思います。

京都旅行1-3 銀閣寺,清水寺

2013年08月20日 23時38分37秒 | 旅行

南禅寺の後は銀閣寺へ。

お寺の名前は慈照寺、銀閣は正しくは観音堂といいます。
子供の頃は「金閣寺が金色なら銀閣寺は銀色だろう」と思い込み、
教科書の写真を見て想像と違っていた事にがっかりした覚えがあります。
さて、子供の頃のがっかりは大人になって改めて銀閣寺を見ると渋さというか、侘び寂びの感覚として
大変に味わい深いものに変化していました。


屋根や柱の黒っぽさと白壁や障子の白さとの対比も美しく、白砂を綺麗に形造ったお庭も見事です。
有名な円錐台の形をした高さ約180cmの「向月台(こうげつだい)」と、本堂前に広がる高さ約60cmで縞模様に整えられた銀沙灘(ぎんしゃだん)がとても美しい。
白砂で作られているのは日光を反射させ、堂内に明かりを取り込むためだとか。


お庭の一部は小高い丘になっており、登って一周することができます。
丘の上から見ると銀沙灘の縞模様が見事です。


銀閣寺の後は1日目最後の訪問場所 清水寺へ。
頭の中には清水の舞台と水が上から垂れてくる手水(?)=音羽の滝のイメージしかありませんでしたが、立派な仁王門が出迎えます。


本堂舞台。
撮影時は日が傾き始め、かなり西日がきつくなっており逆光状態になっていたのがちょっと残念。
いかにも清水寺的なショットが撮れたのでまあ良しと。


本堂。本尊は千手観音とのこと。
多くの観光客が参拝していました。

名前は忘れましたが、本堂の横に修復中の建物があり、そのへり沿いに歩いて下山できます。
舞台を支える脚が木に隠れているため、まるで宙に浮いているかのように見えます。

京都旅行1-2 三十三間堂,南禅寺

2013年08月19日 00時25分45秒 | 旅行

伏見稲荷大社の後に訪れたのは三十三間堂。
修学旅行で訪れてから、もう一度じっくりと風神・雷神像をみたいと切望していました。
残念ながら内部は撮影禁止でしたが、じっくりと眺め躍動感あふれる素晴らしい造形(しかも木像)にしばし見惚れました。


三十三間堂は国宝に指定されており、長さは120mにも渡りとても長いお堂です。
内部には千体の千手観音立像が整然と安置されており、中央には大きな千手観音坐像が安置(計千一体)されています。


大量の仏像に圧倒され、また障子越しの薄明かりが暗い堂内をぼんやりと照らし、幻想的で独特な世界観を楽しめます。
創建は1165年、現在のように情報が氾濫していない当時を想像すると、目の前にこれほど大量の観音像、
巨大な坐像を目にすれば目に見えない仏教世界が実在すると信じたことでしょう。


三十三間堂の次は南禅寺を訪問。
臨済宗南禅寺派大本山の寺院で、正式には太平興国南禅禅寺(たいへいこうこくなんぜんぜんじ)という長い名前が付いています。
本尊は釈迦如来で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつとの事です。
まずは巨大な山門が参拝客を出迎えます。ここは有料で中に登れるようになっています。


本堂。


面白いのは瓦の「巴」と呼ばれる円柱部分の端面全てに「南禅」と彫り込まれていました。


個人的には知らなかったのですが、ここ南禅寺には琵琶湖の水を曳いた水道橋がありTVドラマなどで有名だそうな。
明治維新後に建設され、当時は景観を壊すという反対意見もあったようですが、
現在の目で見るとお寺の中にレンガ造りのメガネ橋があるのは、若干異質な感じもしますが和洋折衷で面白いと思います。
レンガ、メガネ橋ということで碓氷峠のメガネ橋を連想しました。

京都旅行1 伏見稲荷大社

2013年08月17日 03時21分25秒 | 旅行

夏休みを利用して京都へ旅行してきました。
日程は2泊3日。

以前に鎌倉のお寺に立ち寄った際に、和のものが心に染みるなあと感じ
それならば京都へ行こうと計画。


京都の寺社仏閣へ行くのは修学旅行以来で、まずはどこを訪れるかガイドブックを眺めながらメジャーな所、
見てみたいものを中心にピックアップして絞り込みました。

宿泊場所と行きたいところをマーキングして日別に訪問エリアを設定。
最初は伏見稲荷大社にしました。


門の手前には狛犬ならぬお稲荷さんの迫力ある大きな像が鎮座しています。



本殿。
白壁と朱塗りの柱のコントラスト、本殿の屋根の曲線もとても美しいです。


そして有名な千本鳥居。 これを見たかったんです。
信者が奉納した鳥居がびっちりと立てられ、隙間からわずかに外が見える程度の間隔しかありません。

鳥居で囲まれた回廊を進んでゆくと「奥社奉拝所」があり少し開けた場所に出ます。
その手前の回廊は薄暗く、その先に見える明るい外と暗い回廊内がまるで異次元から現世への出口のような不思議な錯覚にとらわれます。


稲荷山全体では鳥居の数が約1万本あり、一周すると約4Km,2時間もかかり結構大変です。

ガラスコーティング

2013年08月03日 10時30分50秒 | バイク

車検が終わり、気持ち的にもすっきりしました。
鈍感な私でも車検の度にブレーキのタッチが劇的に変わるのが分かり、新車の時はこうだったんだなあと思い返します。
バッチリ整備されたついでに見た目も手入れをしようと思い立ち、久しぶりにガラスコーティングしました。


拭き取り作業は結構疲れますが、細かいキズが無くなり周囲が綺麗に写り込むほど表面が滑らかになります。


トゥルトゥルのツヤツヤになりました。