フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

踊る動機

2014-07-13 | 日記
 外出時、つい女性の後姿をチェックしてしまう。
この季節、脚を露出している若い娘達・・・惚れ惚れする美しさに出会えた時は、目の保養をさせてくれてありがとうて気分になる。反対に、歩き方がだらし無かったり、姿勢が悪いと残念な気持ちになる。
また、素敵なファッションなのに、後姿で若くないのが見て取れる場合、原因は何だろう?と観察してしまう。
 先日のこと。前を歩く女性の脚が、まっすぐ軸を通っていて、ふくらはぎの筋肉がいい感じだなーとボンヤリ見惚れていた。そーか!自分が向かっている先が、とあるダンス公演だから、その女性もダンスをやっている方なのだと気付いた。会場に近づくにつれて、そんな脚の持ち主が老いも若きもワンサカ登場思わず自分もピシッと背筋を伸ばした。
ふと、ウチの生徒達はどうなんだろう?と考えた。発表会を観た人から「 姿勢が良くなったね」と褒められた、という話を聞いて嬉しかったが、後姿でダンサーに見えるレベルとは違う。
そういう私が一番、まずい普段の様子では、フラメンコを踊る人には見えないだろう。そもそも、ダンサーっていうカテゴリーから外れてるんじゃないか?

 公演は素晴らしいダンサーがゾロゾロ出てきて、エネルギッシュで見応えのある作品の連続を味わった。ダンサーとしてのセンスと身体表現について考えた。
ふと、踊る動機が違うんだ、と思った。
フラメンコは動きすぎない方がいい、そんなに次々発散出来る筈がない。
でも、この素晴らしいダンサー達のような肉体を持っていたら、動いてしまうのだろうか?うむむむ・・・。
一流と言われているフラメンコ舞踊家を、そんな目線でチェック。

Eva 'Yerbabuena' en la Noche Blanca del Flamenco de C�・rdoba


カンテを肉体に取り込んでから、動き出す。ギターも一緒になって高みを目指していく。
観客は「そうよ、そうよー!」ときて、待って、期待して、その瞬間に一斉にオレー!
チェックのつもりが、感極まってしまった

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