薬師寺さんでは、国宝・東塔修復事業に際し、常ならば見ることのできないモノや、新たな発見など、いろんな物事を見る機会として「○○展」を催しておられます。
9月16日から11月30日まで開催される「水煙降臨展」もこの一環です。
通常、塔のてっぺんちょに据えられている水煙を間近に見ることのできる機会です。
管主の御法話の後、観月会までの間に村上定運師のご説明を受けながら拝観させていただきました。
夕暮れのお寺は、建物の際が立って趣があります。
なななな、なんと!
この展示、写真OKなんです!!!
しかもネット流出OK。っつか、宣伝しまくれと定運師(笑)
なので、以下、写真ブログデス。
幾度かの修復があったにせよ、1300年間、風雨に晒されていた水煙には、着色をされたかのように隅々まで緑青が浮いております。
昔、ハガキの切手部分のモデルとなった笛吹童子はこの記事のTOP写真で御座います。
定運師、力強く「たくさんの水煙がありますが、一番美しい水煙が薬師寺の水煙です!」とおっしゃいました。オイラも深く頷いた次第。
散華を手にされた天女様が塔に降下されている図案です。
ひとつの面に3人の天人が描かれております。
裏側は後ろ姿ではなく、同じくお顔がある状態です。なので、鋳型は2種類あったんでしょうね。
全部で24人の天人がいらっしゃる水煙なのであります。
水煙は火焔を模して作られておりますが、木造に火は厳禁です。なので火を水に置き換え水煙となっているんだそうです。
水であることの名残は、てっぺんの宝珠に現れております。
蓮の花弁に乗っている宝珠は、龍が手に持つもの。龍は水神である。そう言った意味だそうです。
余談ですが、宝珠を持つ龍の指は何本だか知ってます?
答えは是非、水煙降臨展へ行き、定運師をとっ捕まえてご確認くださいませ(笑)
1300年間風雨に晒されていた証は、緑青だけではありません。
水煙の歪みがわかりますか?
本来まっすぐに鋳抜かれた水煙ですが、長い年月の間には強風の日も何日もあったでしょう。
そんな歴史を感じる歪みです。
ちなみに一番ビックリしたことは。。。水煙って塔の先っちょに固定されていないんだそうです!
先っちょにね、被せてあるだけなんだって!!!
なので、ものっそご風の強い日には風見鶏宜しく、ぎぎぎ・・と回るんだそうな。
どひゃー!って思いますよね。
オイラはホゾか何かで固定してると思ってました。
さて、水煙降臨展は水煙だけの展示ではございません。
通常、塔の扉は閉ざされております。
お釈迦様のお墓ですから、パカパカ開けておくことはありません。特別な行事の時のみ開扉するんですね。
では、塔の中には何がいるかと思うしますと、、、東塔には四天王様がおられるんです。
しかしこの四天王様、非常に痛みが激しかったらしく、東塔の修理が決まって即入院だったそうなんです。
しかし、今回の水煙降臨に合わせて、仮退院となったとのこと。
この機を逃さずに、日頃拝めない塔の中の四天王様もガッツリ拝ませていただきましょう!
多聞天
持国天
増長天
広目天
お顔がですね、なんだかものっそ穏やかな感じがしました。
確かに目を剥いて怒髪してたりするんですが、、、なんつーのでしょう。四天王さん特有のモリモリの肉感をあまり感じませんでした。
特に気になった点が、鼻。
何がって言われるとわからないんですが、鼻の形がね、すっごく目に付いたんです。
写真を並べてみて気づいたんですが、火炎の色の剥落度が違いますね。
西の広目ちゃんが一番剥落が激しい気がします。伽藍配置的に、風や光がよく入ったからでしょうか?面白いですね。
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9月16日から11月30日まで開催される「水煙降臨展」もこの一環です。
通常、塔のてっぺんちょに据えられている水煙を間近に見ることのできる機会です。
管主の御法話の後、観月会までの間に村上定運師のご説明を受けながら拝観させていただきました。
夕暮れのお寺は、建物の際が立って趣があります。
なななな、なんと!
この展示、写真OKなんです!!!
しかもネット流出OK。っつか、宣伝しまくれと定運師(笑)
なので、以下、写真ブログデス。
幾度かの修復があったにせよ、1300年間、風雨に晒されていた水煙には、着色をされたかのように隅々まで緑青が浮いております。
昔、ハガキの切手部分のモデルとなった笛吹童子はこの記事のTOP写真で御座います。
定運師、力強く「たくさんの水煙がありますが、一番美しい水煙が薬師寺の水煙です!」とおっしゃいました。オイラも深く頷いた次第。
散華を手にされた天女様が塔に降下されている図案です。
ひとつの面に3人の天人が描かれております。
裏側は後ろ姿ではなく、同じくお顔がある状態です。なので、鋳型は2種類あったんでしょうね。
全部で24人の天人がいらっしゃる水煙なのであります。
水煙は火焔を模して作られておりますが、木造に火は厳禁です。なので火を水に置き換え水煙となっているんだそうです。
水であることの名残は、てっぺんの宝珠に現れております。
蓮の花弁に乗っている宝珠は、龍が手に持つもの。龍は水神である。そう言った意味だそうです。
余談ですが、宝珠を持つ龍の指は何本だか知ってます?
答えは是非、水煙降臨展へ行き、定運師をとっ捕まえてご確認くださいませ(笑)
1300年間風雨に晒されていた証は、緑青だけではありません。
水煙の歪みがわかりますか?
本来まっすぐに鋳抜かれた水煙ですが、長い年月の間には強風の日も何日もあったでしょう。
そんな歴史を感じる歪みです。
ちなみに一番ビックリしたことは。。。水煙って塔の先っちょに固定されていないんだそうです!
先っちょにね、被せてあるだけなんだって!!!
なので、ものっそご風の強い日には風見鶏宜しく、ぎぎぎ・・と回るんだそうな。
どひゃー!って思いますよね。
オイラはホゾか何かで固定してると思ってました。
さて、水煙降臨展は水煙だけの展示ではございません。
通常、塔の扉は閉ざされております。
お釈迦様のお墓ですから、パカパカ開けておくことはありません。特別な行事の時のみ開扉するんですね。
では、塔の中には何がいるかと思うしますと、、、東塔には四天王様がおられるんです。
しかしこの四天王様、非常に痛みが激しかったらしく、東塔の修理が決まって即入院だったそうなんです。
しかし、今回の水煙降臨に合わせて、仮退院となったとのこと。
この機を逃さずに、日頃拝めない塔の中の四天王様もガッツリ拝ませていただきましょう!
多聞天
持国天
増長天
広目天
お顔がですね、なんだかものっそ穏やかな感じがしました。
確かに目を剥いて怒髪してたりするんですが、、、なんつーのでしょう。四天王さん特有のモリモリの肉感をあまり感じませんでした。
特に気になった点が、鼻。
何がって言われるとわからないんですが、鼻の形がね、すっごく目に付いたんです。
写真を並べてみて気づいたんですが、火炎の色の剥落度が違いますね。
西の広目ちゃんが一番剥落が激しい気がします。伽藍配置的に、風や光がよく入ったからでしょうか?面白いですね。
↑ さてさて宝珠を持つ龍の指ですが、もともとは4本で、日本にくる途中で3本となり、日本での最小本数は2本なんだとか。短縮言葉と同じように、はやりで省略されているんでしょうか?2本だと持ちにくそうって思うあなたはポチっとな☆
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