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グスタボ・イソエ

2011年11月01日 21時12分34秒 | 日記
今日は仕事が一段落したので奈良県立美術館で開催されてる磯江毅の特別展を観てきました。





ほとんどの作品が超リアルな人物や静物の写実画。
もう圧倒されまくり、ものすごかったです!

じつは拙者はリアルな写実画ってあんまり好きじゃなかったのです。
リアルに描いてあればあるほど「そこまでリアルに描くんなら写真と変わらへんやん」って思ってたの。

でも、この人の絵はすごかったー。
どの絵にも独特の凛とした透き通った緊張感があるの。
例えるなら冬の早朝のピンと張りつめた空気感っていうのかなぁ、そういう印象。

普通、絵画って至近距離じゃなくて3、4歩下がって全体を観ないとそのよさがよくわからないものだけど、磯江毅の写実画は絵から数センチの距離で観ても写真じゃないかと思うくらいの繊細な細密さに見入ってしまいます。
さらに同じ絵を数歩下がって観ると今度は凛とした緊張感に圧倒されるの。
とにかくすごかった・・・・
絵を観てここまで圧倒されたのは初めてかも。

最後の作品を観終わったときには今まで感じたことないような疲労感に襲われました。
肉体じゃなく精神的な疲労感。
この人の作品は気楽な雰囲気では観られません。
多分作品を鑑賞してる間、知らないうちに拙者もずっと緊張してたんだろうなぁ。
でも、これはけっして嫌な疲労感じゃありません。
かなり気持ちのいい疲労感なのです。


会場の出口近くの売店で今回の特別展の図録を売ってたので買うつもりで見本をパラパラとめくって見たのね。
そしたらさっきまで観てた絵の圧倒的な緊張感が図録からはほとんど感じられないの。
やはり本物と印刷物では似て非なるものですね。
なので図録は買いませんでした。
今回の特別展で感じた印象は自分自身の心の中に残しておこうと思います。







夜は自宅で奈良駅のお土産売り場で買った柿の葉寿司をつまみながら焼酎で晩酌~♪












源五郎日記 10/31更新

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