光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

ミステリーな藁飾りたち-木更津のツナハリと袖ヶ浦のたこ飾り

2022年02月21日 | 日記

  ツレと私は正月頃に木更津や袖ヶ浦で行われているツナハリやたこ飾りと呼ばれる、不思議な藁飾りを毎年撮影しています。ただ毎年後継者不足等で徐々にその数が減ってきています。しかしこの藁飾りについての文献があるわけでもなく、2人でコツコツと探し回って見つけた物も何か所かあります。今年も買い物や梵天立ての様な行事を撮ったついでに探してみた結果、新たに木更津で3か所ツナハリを見つけました。最初の2枚のカットは1/4木更津市の牛込と袖ヶ浦市の境目付近で撮ったものです。電柱に結ばれていたのですが、新しく作られた物の様です。





 次は2/17木更津市中野地区を車で走っている時に精米所の駐車場で見つけたツナハりです。金田から中野に入る市道沿いの場所でした。疫病や疫病神が入らない様に置かれたのです。

      



 他にはないか、車を精米所の駐車場に停め近くを歩いて見ました。市道の反対側の路地を50m位進むと巨木が目につきました。その木にもツナハリがかけてあったのです。近くの民家に人がいたので聞いてみると、古くからの人達が作った物との由。ここも金田地区から中野に入る旧道の入り口でした。





 そしてこの木更津市中野と袖ヶ浦市の境を流れる浮戸川に接しているのが、袖ヶ浦市の坂戸市場です。ここには先日紹介したたこ飾りがあります。袖ヶ浦市営運動場側の巨木に藁のタコが吊るされており、ユーモラスな顔が哀愁をそそります。



  また浮戸川にかかる栄橋のたこ飾りにも、同様な表情が描かれています。このたこ飾りの向こうには空気が澄んでいるせいか、富士山がクッキリと見えていました。中野地区や坂戸市場付近は、三井アウトレットパークと合わせて大規模な開発が進み、近代的なビルや住宅が立ち並んでいます。しかしその側には昔ながらの建物や風習が残っており、不思議な景観が見られます。まさに令和と昭和が混然としたミステリーゾーンの様です。



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