山岳ガイド赤沼千史のブログ

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今年一番の冷え込みの中

2019年01月10日 | 安曇野の暮らし

遅ればせながら、皆様明けましておめでとうございます。
おまえ今頃なに言ってんだと言われそうですが、本日の安曇野の朝をお裾分け。

なんか未明に目が醒めてしまって、やたら寒いのでもしやと思い外に出てみると、外気はキンキンにに冷え切って、今年一番の冷え込みって感じなのだった。
放射冷却だ。
そして空を見上げるとそにこは満点の星空。
オリオン座は既に西に沈んでしまったようで、見慣れない春の星座が瞬いていた。
あー、寒いなあ、眠いなあ、どうしよう?でもきれいだろうなあ。
辛いけど、撮影に出かける事にした。 

先ずは、お気に入りの高瀬川の河原へ。
風もなく伏流水が染みだした小さな池はまるで鏡のようだった。
三脚を据えシャッターを切った。
足の裏からじんじんと伝わってくる冷たさに、地団駄を踏みながらまたシャッターを切る、そしてシャドウボクシング、また地団駄。

ひとしきり撮影してから、安曇野を見下ろす丘陵まで移動して、北アルプスが茜に照らされるのを待った。
ほんのわずかな時間なのに、なんと、カメラや三脚は見る見る霜に覆われていく。
一体どのくらいまで冷えたのだろうか?
それにしても寒い。
なんとか根性で朝まで頑張った。
意外と偉いな、おれ。 

帰りの車中で聞いたラジオでは、菅平でマイナス23.8度と言っている。
そりゃ寒いはずだわ。
でもその寒さが心地よかった。 

と言うわけで、今年もよろしくお願い致します。