山岳ガイド赤沼千史のブログ

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鯛の煮付け

2016年06月21日 | 安曇野の暮らし

最近魚の煮付けにはまっている。
ちょっと前にイワシ、先日は赤メバル、三日おいて今日は近所のスーパーで見つけた35センチほどの福岡産天然真鯛、548円。
マジ天然?
ま、そこはおいといて
真鯛って意外と安い!
こないだのメバルはもっと小さくて798円だったかなあ?
煮付け初心者としてはかなり思い切った買い物だった。

本日の真鯛、ウロコも取ってあるしハラワタも取り除いてある。
便利だなあと思いつつそこら辺もちょっとやってみたかった。

蕎麦茹で用に使っている我が家で一番大きなアルマイト鍋37センチに鯛の半身がようやく浸る程度の酒と水を同量、その三分の一ほどの醤油とみりん、ショウガ一かけを加えて落としぶたをして中弱火で炊きあげていく。
しばらくしたら、煮汁を表側にかけながら煮詰める。
絶対にひっくり返してはいけない。
頃合いをみて砂糖を加え甘さを加減する。
最初さらさらしていた煮汁が次第に粘度を増していく。
ああ、このたまんない匂い!
そして鯛の皮目に美しい照りがのった頃それはついに完成したのだ!

あーもう待ちきれないのだが先ずは日本酒をグビリとやりながらしげしげと眺める。
喰ってしまうのがもったいない程のなかなかの出来映えだぜ!
箸を入れるとほろっと剥がれる身。
いいねいいね。
煮汁にどっぷりつけて口に放り込む。
おー!美味い!!
驚愕のうまさ!
外はこってり、中ふわっっふわ。
海から遙か離れた内陸の長野県で、こんなモノが頂ける幸せ。
そして日本文化が造りあげた食の妙に感激だ!
日本人に生まれてよかったなあ。

いつかはキンメそして超高級魚ノドグロを炊いてみたいと思うのであった。

 
 

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2 コメント

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Unknown (kyou_no_sirokuma)
2016-06-26 22:45:38
なかなか出来映えよく、美味しそうな"天然"鯛ですね。写真を見てるだけで食べたくなっちゃいますね。それにしてもとてもお値打ちですね〜京都では到底その値段では・・鯖の半身しか買えません
時間をかけて何かすることはいいことですよね。以前、アルプスに登る前のキャンプで天然鮎を炭火でじっくり塩焼きして食べたら美味しかったのを思い出しました
何事も"スピード"を求める世の中ですが、山登りも料理もゆっくりと時間をかければ、きっと良いものを感じ取れたり、見れたり、味わえたりするんでしょうね。
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Unknown (あかぬま)
2016-06-27 12:15:50
この鯛、釣り師の友達から多分天然に間違いないとのコメントくれました。天然ものは深い海にいるので日焼けしていないらしく綺麗な桜色でヒレがこすれていなくてピントしている。それに対して養殖は水面近くで育つので黒ずんだ色をして過密環境でヒレがすれてしまうのだそうです。

京都ではお値段がお高いのでしょうか?
わからないものですね。

時間があればひと手間かけて、色んな物楽しみたいですね。
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