日曜日の釣行で地元名手達の釣りを見て感じたことは、せっかく1尾掛けても、群れがすぐに散ってしまうことだった。魚探を見ていると映っていたドット群がパッと消えることからそれが分かる。反対にわざと魚を掛けないで誘っていると面白いように当たる。
大体魚というのは1尾釣れると群れ全体の活性が上がって食いが立つのが普通だ。それではワカサギの群れが散ってしまうのはなぜなのか?
群れで回遊しているような魚種の場合、一口で食いきれないようなサイズのエサを見つけた魚は、ほとんどの場合それをくわえて群れから遠ざかるように逃げる。こうすることで他の魚に横取りされないということを経験的に学習しているように思う。居着きの魚のように元居た場所に戻ることはないようだ。湖のルアーフィッシングでも回遊のトラウトと定着性のトラウトでは全く異なるバイトの仕方をする。
先週釣ってみた限りでは、やはり食い上げのアタリやガツガツと来るアタリ、それに掛かった後の横走りが少なかったように思う。フォールの途中で止まるアタリが多かった。それはエサが小さいため、他の魚に横取りされる心配がないから走らないのかもしれない。「居食い」に近い感じだった。そして名人達は極く小さい針に小さくエサを付けていた。5~6cmの魚でも一口で飲み込めるサイズなのだ。
エサが一口サイズだから、針を食った魚は群れの中でフッキングして突然暴れ出す。それで周りの魚は警戒してしまうと考えられないだろうか?
エサが小さくても、1尾釣ると活性が上がって釣れ続くパターンもあることはある。本流釣りがまさにそれだ。淵で、1尾目を首尾よく表層または中層で食わせると、活性が上がって次の魚を比較的簡単に釣り上げることができる(早アワセで釣った場合。反対にアワセが遅れた時や底や淵尻でやっと食わせた時はさらに食いが悪くなる)。これは、魚がエサまでダッシュして、群れから離れたところで掛かり、さらに掛かった魚をこちらを向いたまま泳がせて群れから引き離すことができるからだ。魚の摂食音というのが本当にあるとすればもちろんそれだけでかなりの効果をもたらすはずだが、そうでないとしても、この群れから遠ざかるように泳ぐ行動が他の魚のテンションをさらに高めていると思う。
ワカサギ釣りでも、本流釣りと同じように表層に魚を誘い出して釣ることができないものだろうか?
ところがワカサギは、山女魚・雨子のようには視力が発達していない(らしい)。透明度の高い水域でも、自分のごく近くのエサにしか反応しないようなのだ。エサが大きければ、ある程度遠くからも認識すると思うが、エサが小さければなおさらだ。従って何らかの手段でこれを解決しなければこの釣り方は成立しない。
それでは先程の話に戻って、仮に、魚は一口で食いきれないサイズのエサをくわえると群れから離れるという推測が正しいとすると、サシのちょん掛けなどでガツガツと大きなアタリが出る時、多くの場合はこのタイプのアタリなのだということになる。
そしてそういうアタリがあった時はすばやく魚を取り込んで仕掛けをすぐに投入すると、確かに次もすぐに大きなアタリが出る。この場合大きなアタリが出るのは活性が上がっているのと、エサが大きいことの、両方の理由によるのだろう。
もちろんチョッカイを出している時に運悪く向こう合わせで掛かってしまい、針から逃れようとして暴れ出す場合も大きなアタリが出る(このような場合は一目散に魚が散ってしまうのでその後釣れなくなる)。だがこのようなケースは確率的に低いだろう。
以上のことから、エサ大きめでアタリが出てもすぐに合わせず、魚が横走りしてから遅アワセし、一気に道糸を巻き上げる方法で連続ヒットさせることができるのではないか。ボート釣りで、地元名人が赤虫のちょん掛けで爆ってたりする理由も、案外こんなところにあるのではないかと思うのだ。
大体魚というのは1尾釣れると群れ全体の活性が上がって食いが立つのが普通だ。それではワカサギの群れが散ってしまうのはなぜなのか?
群れで回遊しているような魚種の場合、一口で食いきれないようなサイズのエサを見つけた魚は、ほとんどの場合それをくわえて群れから遠ざかるように逃げる。こうすることで他の魚に横取りされないということを経験的に学習しているように思う。居着きの魚のように元居た場所に戻ることはないようだ。湖のルアーフィッシングでも回遊のトラウトと定着性のトラウトでは全く異なるバイトの仕方をする。
先週釣ってみた限りでは、やはり食い上げのアタリやガツガツと来るアタリ、それに掛かった後の横走りが少なかったように思う。フォールの途中で止まるアタリが多かった。それはエサが小さいため、他の魚に横取りされる心配がないから走らないのかもしれない。「居食い」に近い感じだった。そして名人達は極く小さい針に小さくエサを付けていた。5~6cmの魚でも一口で飲み込めるサイズなのだ。
エサが一口サイズだから、針を食った魚は群れの中でフッキングして突然暴れ出す。それで周りの魚は警戒してしまうと考えられないだろうか?
エサが小さくても、1尾釣ると活性が上がって釣れ続くパターンもあることはある。本流釣りがまさにそれだ。淵で、1尾目を首尾よく表層または中層で食わせると、活性が上がって次の魚を比較的簡単に釣り上げることができる(早アワセで釣った場合。反対にアワセが遅れた時や底や淵尻でやっと食わせた時はさらに食いが悪くなる)。これは、魚がエサまでダッシュして、群れから離れたところで掛かり、さらに掛かった魚をこちらを向いたまま泳がせて群れから引き離すことができるからだ。魚の摂食音というのが本当にあるとすればもちろんそれだけでかなりの効果をもたらすはずだが、そうでないとしても、この群れから遠ざかるように泳ぐ行動が他の魚のテンションをさらに高めていると思う。
ワカサギ釣りでも、本流釣りと同じように表層に魚を誘い出して釣ることができないものだろうか?
ところがワカサギは、山女魚・雨子のようには視力が発達していない(らしい)。透明度の高い水域でも、自分のごく近くのエサにしか反応しないようなのだ。エサが大きければ、ある程度遠くからも認識すると思うが、エサが小さければなおさらだ。従って何らかの手段でこれを解決しなければこの釣り方は成立しない。
それでは先程の話に戻って、仮に、魚は一口で食いきれないサイズのエサをくわえると群れから離れるという推測が正しいとすると、サシのちょん掛けなどでガツガツと大きなアタリが出る時、多くの場合はこのタイプのアタリなのだということになる。
そしてそういうアタリがあった時はすばやく魚を取り込んで仕掛けをすぐに投入すると、確かに次もすぐに大きなアタリが出る。この場合大きなアタリが出るのは活性が上がっているのと、エサが大きいことの、両方の理由によるのだろう。
もちろんチョッカイを出している時に運悪く向こう合わせで掛かってしまい、針から逃れようとして暴れ出す場合も大きなアタリが出る(このような場合は一目散に魚が散ってしまうのでその後釣れなくなる)。だがこのようなケースは確率的に低いだろう。
以上のことから、エサ大きめでアタリが出てもすぐに合わせず、魚が横走りしてから遅アワセし、一気に道糸を巻き上げる方法で連続ヒットさせることができるのではないか。ボート釣りで、地元名人が赤虫のちょん掛けで爆ってたりする理由も、案外こんなところにあるのではないかと思うのだ。