「エコ」は社会のもので、「健康」は個人に関するものです。
「エコ」というと、なんだか利他的な感じがしますし、「健康」や「ウェルネス」といえば自分のことばかり考えているように聞こえます。
『沈黙の春』は公害問題を扱い、『クレージー・メーカー』は健康問題を扱いました。
公害問題でアメリカは、企業の戦略に騙され、健康問題でも再び、企業に騙されました。
二度にわたってアメリカ国民は「騙される」という経 . . . 本文を読む
どうも以前から、カップラーメンとか米菓(せんべい)とか、コンビニのおにぎりとかを食べるとすぐに眠くなってしまうたちで、何かそういう、眠くなるメカニズムがあるんだろうなあ、と感じていたのですが、周りの人に聞いて見ても「そんなことない」という返事。
しまいには「タケダさん、特異体質なんじゃないの?」といわれてしまう始末でありました。
まあ、一部の人しか反応しないにしても、こんな状態で車を運転したら危 . . . 本文を読む
あの、アップル前CEOスティーブ・ジョブズが生涯手放さなかったと伝わる古典的名著、オイゲン・へリゲル『弓と禅』の中に、「呼吸」というものが、弓術の最奥義として出てきます。呼吸を究めなければ、和弓を究めることは難しく、にもかかわらず弓の師範は、その呼吸の奥義を簡単には弟子に教えなかったのだそうです。
遠く離れた的を射貫くのに呼吸を調えることが必要だということは素人にも分かることであります。しかしそ . . . 本文を読む
この、へんてこりんな形の椅子がアーユルチェアー。
これが、いいんですわ。値段はそれなりにするんですけど、もう充分に元とっちゃいました。
なんと、毎日座っているだけで骨盤が目覚めてくるという優れものなのだ。
骨盤が目覚めるとバランス感覚が劇的に向上し、立ち込み釣りの時に有利。
股関節が柔軟になるのはもちろんですが、意外とこれが肩の柔軟性とも関連してまして、可動域が広がります。
野球とかテニスや . . . 本文を読む
今日は遠征。といっても釣りの遠征ではなく、遠泳大会に出場。
集まった面々は、ガタイの良いアンちゃん・ネエちゃんばかり。てっきり地元の爺ちゃん・婆ちゃん達がジョークを飛ばしながら泳ぐのかと思っていただけに、少々面食らいます。みんなここを目標にあるいはここをステップに次の大会というふうに、練習に励んできたんでしょうね。我がチームは単純に地元の人達との交流を楽しみにしての参加だったので、雰囲気に圧倒さ . . . 本文を読む
神経はリセットすればコントラストが上がる――考えてみれば千利休という人は大変な眼と耳の持ち主だったんだと思うのですよね。あの豊臣秀吉をきらびやかな部屋から連れ出し、小さい戸口を通し無理矢理頭を垂れさせ、古びた茶器などというあえて素っ気無いものを愛でさせることによって、飽食しまくった眼をリセットさせ、そろそろよいかなと思われる頃合で特別な水で淹れた茶を差し出す。あるいは恐ろしく狭い茶室、それも忍びの . . . 本文を読む
暇つぶし、とか、退屈しのぎというと、マンガとか、ゲーム、掲示板とかツイッター、…と、やたらに目を使うものが多いですね。目を使わないのは音楽ぐらい?
若い世代が夢中になるようなものって、スポーツ観戦を筆頭にスピード感を楽しむものが多いようで。子供は動くものなら何でもって感じですが、10代20代では動くものでもスピード感のあるもの。そんでジジイになると、動くものよりも止まっているもの、花とか書とか、茶 . . . 本文を読む
どうして欧米人は寒いのヘッチャラなのか――?
アメリカやカナダの人は私たち日本人からすると信じられないぐらい、寒さに強いということを聞いたことがあります。確かに、街で見かける欧米人達はわりかし薄着ですし、寒いということを苦にしていないように見えます。対称的に、日本人や中国人は、寒い日は背中を丸めてガタガタ震えている人が多いように見えます。
ヨーロッパでは氷を割って寒中水泳する様子がTVで放映さ . . . 本文を読む
日本中に広まってしまっている誤解の1つに、「繰り返し続けていれば上達する」という信念があります。そして、誰でも「自分が下手なのはきっと努力が足りないからなのだ」というふうに考えます。あるいはまた、指導者が生徒に対してそのように教えています。
何年か前に、いつも通っているプールで、あることに気付きました。日に日にどんどん上手くなっていく人がいる一方で、いつまでも上達しない人がいるということです。こ . . . 本文を読む
このあいだ、TV番組でなかなか痩せられないメカニズムというのをやってました。タイトルは「8カ月で18キロ痩せた魔女」だったかな? まあ、普通、男はこういう番組には興味を示さないものですが、先日のは思わず身を乗り出して見てしまいました。
それはというと、番組の中で「極端に摂取カロリーを減らすと、身体は危険信号を出し、脂肪よりも先に筋肉を燃やそうとする現象がある」ということを解説していたからです。 . . . 本文を読む
いや~、暑い日が続いておりますね!皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回はビールのお話でございます…前回の飲み方の反省を込めまして、ですね。そういえば以前にも同じような反省文を書いたような気がいたしますが、定かではございません。
さて、「窒素、燐酸、カリ」という言葉は耳にしたことのある人も多いかと思います。窒素は記号で書くとNで、リンはP、カリはカリウムだからK。ホームセンターに行くと窒素肥料や燐 . . . 本文を読む
ぼちぼち春めいてきましたが、海は釣れない時期だし、山にはまだ雪が残っています。
それよりも自分にはどうも先日の「唯脳論」が頭から離れません。
「唯脳論」では、視覚系言語と聴覚系言語、そして触角系言語の3つがあるということでした。聴覚系言語はフランス語に代表され、触角系言語はヘレン・ケラーに代表される…。
一方で私たちが普段使っているのは視覚系言語。現代社会は視覚系言語にどっぷりと漬かっていると . . . 本文を読む
昔々、今のようにフランスや諸外国で柔道が盛んでなかった時代、もちろん柔道といえば日本が強かったわけですが、徴兵制のない国であれだけ格闘技が強かったというのは考えてみればすごいことだと思います。
そしてその日本人の柔道が強かった理由として「引く力が強いからだ」ということがTVでもよく言われていたように記憶しています。
「引く力が強い」それはそれで結構なことなのですが、筋肉の構造からすると「引っ張る . . . 本文を読む
養老孟司先生は「唯脳論」の中で、人間が使っている言葉には「視覚系言語」と「聴覚系言語」があると言います。これはものすごく興味深い話しです。人間の頭の中に、2つの言葉が共存しているというのです。そしてそれらは、協同して働いているのではなく、まったく別々に動いていると言います(リチャード・ファインマンは数を数えながら喋ることができ、友人は数を数えながら本を読むことができた…)。
ということは、これら . . . 本文を読む