はじめに
魚種に関係なく、近年「バラシ」への関心が高まっているようです。これにはフィッシングタックルが「より強く、より軽く」進化してきたこともその要因ですが、釣りそのものがよりテクニカルになった、まあ言うなればフィッシングプレッシャーをくぐり抜けて生き延びてきたスレッカラシを狙うようになってきたことも大きいでしょう。
ワタクシは以前、ルアーとテンカラばかりやってました。「餌釣りなんかジジイのや . . . 本文を読む
渓流釣りというと細糸じゃないと釣れないという人もいますけど、実際には0.3号位の糸でも充分に釣れます。0.3号のハリスで釣るためには、それなりの要領を覚える必要があります。ところが、ここら辺のノウハウを説明した解説本って、ほとんどないんですよね。
ビギナー向けの解説本だけは毎年たくさん発刊されるのに、そこから先の指導書がないわけです。渓流釣り人の技術がいつまで経っても向上しないものだから、本当は植 . . . 本文を読む
抜き調子の渓流竿に細糸・小オモリ・川虫で挑んだにもかかわらず、30年位前のぶっとい竿に矢羽根目印・大オモリのオッチャンにまったく太刀打ちできず子供扱いされてしまう、とか、さんざん攻めた場所でビギナーのおネエちゃんが尺イワナとか、納得のいかない現象に出くわすことも時々あるものですが、今日はそういう不思議な現象について納得のいきそうな解釈を考えてみたいと思います。
さて、渓流釣りというものを永年や . . . 本文を読む
昨日旧友(というか悪友)と飲みまして、ルアーのカラーの話になったんですが、今頃になって「ラパラのあのカラー、良かったですね」ってなことで思っていたことが一致し、ちょっとびっくりしました。
話が弾んだついでに酒の方も弾みがつき、お陰でお正月モードの体から戻れません(笑)。
さてさて、そのラパラというのは、15年ぐらい前にツネミが出していた「ジャパンスペシアル」という日本限定カラーのラパラのことで . . . 本文を読む
最近では人間社会のみならず海の中でも“草食系”、激しく引ったくるような魚信を送ってくる元気なアンチャンがおりません。
そんな状況で道糸にナイロンを使っていては、アタリがないのも当然。
今、チョイ投げでもPEは当たり前です。初期投資は掛かるものの、上手に使うと1年ぐらい持ってしまいます。ルアー用のバークレー・ファイアーラインですと0.5号でもお手ごろ価格です。
(注意点はこちらの記事を読んでくださ . . . 本文を読む
最近では釣り雑誌などでも、「男波、女波」という言葉を使うことが当たり前のようになってきました。
けれども実際、このような男波・女波を意識して釣っても、案外成果は上がらないことが多いような気がします。ビックリするぐらい速い流れで食ってくることもあるし、盛期でも止水みたいな場所で釣れたりもしますしね…。
セオリーでは「山女魚・天女魚は女波で餌を食う」ということになっていますが、郡上釣り四天王の一人 . . . 本文を読む
さっきまで跳ねも見られなかったような浅瀬でピチャ、ピチャ――
深瀬の底や流心のポケットに隠れている小鮎を、サモトへおびき出して連続で掛けていくのが小鮎釣りの醍醐味です。
さて、前回の兵法書では、この小鮎がなかなか掛からないと書きましたけど、うまく解決する方法があります。それが、道糸にホンテロンを使うことなんです。
もちろん、ホンテロンは使う前にクセをとってから竿にセットします。
太さはだいたい0 . . . 本文を読む
ちょっと前にハゼ釣りが面白いということを書いたのですけど、もっと面白いと思ったのが小鮎釣り。
これは、縄張りをまだ持っていない小さな群れ鮎を、餌をつけずに毛針や空針で釣るんですけど、食ってくる場所、飛びついてくるタイミング、流し方などなど、ヤマメ釣りと共通する要素もたくさんありましたし、また異なる部分もありました。
偏光グラスで水中をのぞきながら釣りをしてみると、アユ達がとてもすばしこいことに気 . . . 本文を読む
先週のハゼ釣りでは、天秤や直角のヨリトリは使わず、ダウンショットリグで用いるバタフライノットで対処しました。仕掛けは、頻発する根掛かりに阻止され、思ったようにいかなかったのですが、だいたい図1のような感じです。
昔はホームセンターなどでハゼ釣りセットとして竿とオモリや天秤が売られていて、だいたい図2のような専用の天秤がついているという状況でした。
ところがこれは実は、ボートからのハゼ釣 . . . 本文を読む
猫がマタタビに酔うときの状態を神経が酩酊するというふうに書いてしまいましたが、どうやらこれは間違いだったようで。すみません。
マタタビを吸っている猫は快感を感じているわけです。快感というのは神経の興奮なんだそうで。
人間などの高等動物の話ですけど、エンドルフィンによる快感を感じているときも神経はやはり興奮しているんだそうです。覚醒剤ドーパミン系の興奮のモードと、麻薬エンドルフィン系の興奮のモード . . . 本文を読む