着いてみると水がチョロチョロ。これでは6.3を出す必要もない。後から到着した紳士が「上流ですか下流ですか」と聞くので「どうぞ先に降りて下さい」と一番川を譲り、のんびりとラビットサイズのピンチョロを採って5時半スタート。
最初のポイントで20cmに満たないサイズが来る。別なスジを流しても次が来ない。風はないが、うまく馴染んでくれないので仕掛けを03から015に変える。しかし、それでも来ない。
淵。先程の紳士のつけた足跡が残っている。足跡から判断すると流れ込みの中ほどまで立ち込み、そのまま対岸へ押し渡っていったようだ。このような攻め方を郡上釣りの先達は厳しく戒めている。
菱田流ドリフトで静かに釣ると2~3投で簡単にヒット。続けて放流物2尾追加。
念のためチャラ瀬をチェックしていくが、水温はまだ10度しかなく、大体がウグイのアタリだ。瀬の中央に大きな岩があり、バックハンドで振り込むと、ほとんど着水と同時にガツンと当たり、反射的に合わせたが水面でマクレた。岩があったため魚の定居場所のすぐ上を叩いてしまい、結果的にリアクションバイトさせてしまったようだ。確実に20cmあっただけに惜しい。
ウグイだらけかと思ったら意外にヤマメが瀬に着いている。しかし小さいようでなかなかフッキングしない。先行者もいることだし、16cmを釣ったところで意気揚々と凌を仕舞う。
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先行した紳士は「立ち込むとダメだね」と言っていたが根本的に魚のテリトリーが分かっていないのと、最短距離で歩こうとする習慣が良くないのだと思った。渓流釣りに慣れれば慣れるほど、少ない労力で距離を稼ぎたくなる。しかしそれをぐっと我慢して、初心に帰ることが大切だと思った。
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「まだ時間があるし、例の超有名渓流でも覗いて帰るか」。車を走らせるがどうしたわけか道に迷ってしまった。崖の上から本流を眺めていると急に眠くなり、ちょっとだけ仮眠。
すっかり爆睡してしまい気がつくともう12時。もうすでに朝のようなモチベーションはない。俺もすっかり衰えたもんだなあ。のんびりと銘水でも汲んで帰ろうか。
そこでいったん車をスタートさせたところまでは覚えてるんだけど、その後の記憶が飛んでしまっている…
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…ハッと我に返ると、竿を握り流れに立ち込んでいた。目の前には目を見張るような渓相が広がっている。下手に大岩があり、その向こう側で流れが絞られている。上流から仕掛けを流し込んでみるとグングン!いるぞ!瀬の中に恰好の流れがあり、慎重に流すと来た!がまたしてもバラシ。ひょっとして針が悪いのかも。エサはデカピンチョロだが針は改良ヤラズの2号のままだった。次のポイントで18クラスをゲット。すごい。川一面ヤマメだらけだ。しかし風が強く、思うように食わせられない。針をK社V長良LTRに替えたらアワセが多少甘くても掛かるようだ。崖下のチャラ瀬で20超をゲット。ヒレピンで引きが強い。
またしても大岩が転がっている。その横は絶好のポイントになっているが、風のため仕掛けが入らない。続いて巨大な淵。足跡が残っているが18cmをゲット。その上は大きな岩を配した絶好の早瀬になっている。うまく仕掛けが入りスコンと当たった!引きが強い。なかなか流心から出てこない。立ち込んでいって魚を迎えに行く。ようやく浮いてきたところを強引にすくうとまたしても20超だ。完全に1ポイント1尾でヒレピンばかりだ。
次は落ち込みから続く早瀬。明らかに絶好のポイント。ここで取れればツ抜け達成。気合いを入れて振り込む。なかなか食ってこない。風が強く狙ったスジに入らないのでガン玉6号に8号を追加。入った…その時、風が急に強くなり仕掛けが引っ張られる。竿先でコントロールしながら流していく。「クッ」即座に合わせたが乗らない…。仕掛けを見てみるとオモリの上が縮れている。沈みすぎたのだ。完全にこちらのミス。完敗だ。
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今日は20cm以下もキープ。胃の内容物は川虫類、黒い甲虫、カジカの卵。陸生昆虫とカジカの卵が同時に見られるのは珍しい。
釣果:ヤマメ9尾、カジカ×1。竿:朱門峰・凌17尺、天井糸:ブラックラーヂ0.4号、道糸:将鱗鮎ミラクル0.15号、ハリス:ライカ川釣り0.2号、ガン玉:7号~6号、針:Gハード改良ヤラズ2号、カツイチV長良LTR 6.0号、エサ:ピンチョロ、水温10度。
最初のポイントで20cmに満たないサイズが来る。別なスジを流しても次が来ない。風はないが、うまく馴染んでくれないので仕掛けを03から015に変える。しかし、それでも来ない。
淵。先程の紳士のつけた足跡が残っている。足跡から判断すると流れ込みの中ほどまで立ち込み、そのまま対岸へ押し渡っていったようだ。このような攻め方を郡上釣りの先達は厳しく戒めている。
菱田流ドリフトで静かに釣ると2~3投で簡単にヒット。続けて放流物2尾追加。
念のためチャラ瀬をチェックしていくが、水温はまだ10度しかなく、大体がウグイのアタリだ。瀬の中央に大きな岩があり、バックハンドで振り込むと、ほとんど着水と同時にガツンと当たり、反射的に合わせたが水面でマクレた。岩があったため魚の定居場所のすぐ上を叩いてしまい、結果的にリアクションバイトさせてしまったようだ。確実に20cmあっただけに惜しい。
ウグイだらけかと思ったら意外にヤマメが瀬に着いている。しかし小さいようでなかなかフッキングしない。先行者もいることだし、16cmを釣ったところで意気揚々と凌を仕舞う。
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先行した紳士は「立ち込むとダメだね」と言っていたが根本的に魚のテリトリーが分かっていないのと、最短距離で歩こうとする習慣が良くないのだと思った。渓流釣りに慣れれば慣れるほど、少ない労力で距離を稼ぎたくなる。しかしそれをぐっと我慢して、初心に帰ることが大切だと思った。
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「まだ時間があるし、例の超有名渓流でも覗いて帰るか」。車を走らせるがどうしたわけか道に迷ってしまった。崖の上から本流を眺めていると急に眠くなり、ちょっとだけ仮眠。
すっかり爆睡してしまい気がつくともう12時。もうすでに朝のようなモチベーションはない。俺もすっかり衰えたもんだなあ。のんびりと銘水でも汲んで帰ろうか。
そこでいったん車をスタートさせたところまでは覚えてるんだけど、その後の記憶が飛んでしまっている…
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…ハッと我に返ると、竿を握り流れに立ち込んでいた。目の前には目を見張るような渓相が広がっている。下手に大岩があり、その向こう側で流れが絞られている。上流から仕掛けを流し込んでみるとグングン!いるぞ!瀬の中に恰好の流れがあり、慎重に流すと来た!がまたしてもバラシ。ひょっとして針が悪いのかも。エサはデカピンチョロだが針は改良ヤラズの2号のままだった。次のポイントで18クラスをゲット。すごい。川一面ヤマメだらけだ。しかし風が強く、思うように食わせられない。針をK社V長良LTRに替えたらアワセが多少甘くても掛かるようだ。崖下のチャラ瀬で20超をゲット。ヒレピンで引きが強い。
またしても大岩が転がっている。その横は絶好のポイントになっているが、風のため仕掛けが入らない。続いて巨大な淵。足跡が残っているが18cmをゲット。その上は大きな岩を配した絶好の早瀬になっている。うまく仕掛けが入りスコンと当たった!引きが強い。なかなか流心から出てこない。立ち込んでいって魚を迎えに行く。ようやく浮いてきたところを強引にすくうとまたしても20超だ。完全に1ポイント1尾でヒレピンばかりだ。
次は落ち込みから続く早瀬。明らかに絶好のポイント。ここで取れればツ抜け達成。気合いを入れて振り込む。なかなか食ってこない。風が強く狙ったスジに入らないのでガン玉6号に8号を追加。入った…その時、風が急に強くなり仕掛けが引っ張られる。竿先でコントロールしながら流していく。「クッ」即座に合わせたが乗らない…。仕掛けを見てみるとオモリの上が縮れている。沈みすぎたのだ。完全にこちらのミス。完敗だ。
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今日は20cm以下もキープ。胃の内容物は川虫類、黒い甲虫、カジカの卵。陸生昆虫とカジカの卵が同時に見られるのは珍しい。
釣果:ヤマメ9尾、カジカ×1。竿:朱門峰・凌17尺、天井糸:ブラックラーヂ0.4号、道糸:将鱗鮎ミラクル0.15号、ハリス:ライカ川釣り0.2号、ガン玉:7号~6号、針:Gハード改良ヤラズ2号、カツイチV長良LTR 6.0号、エサ:ピンチョロ、水温10度。