【誕生日】
☆イヴォンヌ・フルノー Yvonne Furneaux (1928.5.11~ )
バイリンガルを武器に国際的に幅広く活躍した魅力的なフランスの女優です。
仏独混血の父親と英露混血の母親という複雑な家系のもとにフランス北部の大工業都市ルーベで生まれました。
第二次大戦直前に戦禍を恐れて家族と共にロンドンに移り住み、1946年にオックスフォード大学で法律を学びました。
やがて演劇に興味を持ち王立演劇学校で学んでいた時、ヴィクター・サヴィル監督の目にとまり1952年に同監督の映画
『哀愁のモンテカルロ』の傍役で映画デビューを果たしました。
以後は多国語を話せる語学力を活かし、心理ドラマ、史劇、冒険活劇、ホラーなどの広いジャンルで国際的に活躍しました。
しかし、1967年『殺意』のプロデューサーであったジャック・ナットーと結婚して映画界を退いてしまいました。
(註・ジャック・ナットーは『死んでもいい』などで著名な撮影監督、後に製作者です)
【主要出演作品】
1952年『哀愁のモンテカルロ』 24 Hours of a Woman's Life
1953年『三文オペラ』 The Beggar's Opera
1954年『剣侠と美女』 Il Maestro di Don Giovanni
1955年『女ともだち』 Le Amiche
1956年『リスボン』 Lisbon
1960年『甘い生活』 La Dolce vita
1965年『反撥』 Repulsion
1967年『殺意』 Le Scandale