【誕生日】
☆レオ・マッケリー Leo McCarey (1898.10.03~1969.7.05)
スラップスティックコメデイ出身で、ヒューマニズムあふれる作風で人気のあったアメリカの映画監督です。
カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ、敬虔なローマカトリックの教育を受けて育ち、南カリフォルニア大学を卒業後の
1918年にユニバーサル映画に入社し、トッド・ブラウニング監督の助手をつとめました。1921年にはハル・ローチ・プロに
移籍して『ちびっこギャング』シリーズやローレル&ハーディの短編ドタバタ喜劇を監督してスラップスティック・コメディの
名手として一時代を築き、1933年のマルクス兄弟による『我輩はカモである』はナンセンス映画の傑作と評されました。
1935年になってそれまでの作風と全く違ったヒューマニズム作品『人生は四十二から』を監督し、1937年『新婚道中記』を
はじめ『明日は来らず』『邂逅』といった軽快な喜劇性の裏にヒューマニズムをのぞかせる独特のスタイルを築き上げ、
その集大成として1945年に下町の教会を舞台にした『我が道を往く』を監督し、戦争で荒んだ社会に人間愛の爽やかな風を
送り込み、その後も『聖メリーの鐘』などでアメリカの良心を温かく活写し続けました。
【主要監督作品】
1930年『極楽島満員』 Let's Go Native
1932年『カンターの闘牛士』 The Kid from Spain
1933年『我輩はカモである』 Duck Soup
1935年『人生は四十二から』 Ruggles of Red Gap
1936年『ロイドの牛乳屋』 The Milky Way
1937年『新婚道中記』 The Awful Truth
1937年『明日は来らず』 Make Way for Tomorrow
1939年『邂逅』 Love Affair
1945年『我が道を往く』 Going My Way
1945年『聖メリーの鐘』 The Bells of St. Mary's
1948年『善人サム』 Good Sam
1957年『めぐり逢い』 An Affair to Remember
【ご命日】
★ジャネット・リー Janet Leigh (1927.7.06~2004.10.03)
可憐な娘役で売り出し、『サイコ』でセンセーションを巻き起こしたハリウッド女優。
主な監督作品として『若草物語』『黒い罠』『ヴァイキング』『サイコ』『動く標的』などがある。