【誕生日】
☆ヴォルフガング・リーベンアイナー Wolfgang Liebeneiner (1905.10.06~1987.11.28)

戦前は俳優として、戦後は家庭向き音楽系作品などを得意とした映画監督です。
旧プロイセンのシレジア(現在はポーランド)で生まれました。インスブルック、ベルリン、ミュンヘンなどの大学で演劇を
学び、オットー・ファルケンベルクから演技指導を受けてラインハルト劇団やベルリン国立劇場の舞台に立ちました。
トーキー時代になって1931年には映画にも出演するようになり、1938年にドイツ映画アカデミーの芸術監督になりました。
1941年には "Ich klage an" (私は非難)を監督して、多発性硬化症に苦しむ女性の自発的安楽死について問題提起を行いました。
第二次大戦後はハンブルグやウイーンの劇場で演出などをしていましたが、 1956年にトラップ・ファミリー を主人公とした
『菩提樹』を監督して映画界に復帰し、その後も音楽を主体とした家庭向きのホームドラマなどを手がけました。
【主要監督作品】
1956年『菩提樹』Die Trapp-Familie
1957年『朝な夕なに』Immer wenn der Tag beginnt

1958年『続・菩提樹』Die Trappe-Familie in Amerika
1958年『鉄条網』Taiga
1960年『三色すみれ』Eine Frau furs Ganze Leben

【主要出演作品】
1934年『大空の驚異』Rivalen der Luft
1934年『セロ弾く乙女』Musik im Blut
1934年『別れの曲』Abschiedswalzer

1935年『間諜アゼフ』Lookspizel Asew Asew der Verrater
☆ジャネット・ゲイナー Janet Gaynor (1906.10.06~1984.9.14)

サイレント時代に純粋で明朗な娘役として売り出したハリウッド女優です。
ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれ、幼い時にサンフランシスコに移住し、ハイスクール卒業後はロサンジェルスで
劇場案内や靴屋の会計係をしながら女優を目指してエキストラとして映画入りしますが、4年間は芽が出ませんでした。
その後、新聞社の重役ハーブ・ムルトンの目にとまってフォックス社のスクリーン・テストの段取りをしてもらい、1926年の
『ジョンスタウンの大洪水』の準主役で認められました。1927年からは『第七天国』『サンライズ』『街の天使』などの
アメリカ映画史に残る名作に立て続けに主演して一躍大スターの仲間入りを果たしました。
サイレントからトーキーに移った時も無難に時代に乗り、1937年の『スタア誕生』で頂点に昇りつめたと思われた矢先に
翌年の『心の青春』を最後にあっさりと映画から退いてしまいました。
【主要出演作品】
1926年『ジョンスタウンの大洪水』 The Johnstown Flood
1927年『第七天国』 Seventh Heaven

1927年『サンライズ』 Sunrise
1928年『街の天使』 Street Angel

1928年『四人の悪魔』 4 Devils

1929年『クリスチナ』 Christina
1932年『嵐の国のテス』 Tess of the Storm Country

1933年『あめりか祭』 State Fair
1935年『運河のそよ風』 The Farmer Takes a Wife
1937年『スタア誕生』 A Star Is Born
1938年『心の青春』 The Young in Heart
【ご命日】
★アマリア・ロドリゲス Amalia Rodrigues (1920.7.01~1999.10.06)

「ファドの女王」として世界的にも人気を博したポルトガルのカリスマ的な歌手。
主な歌唱曲として『暗いはしけ』『わが心のアランフェス』などがある。
★ネルソン・リドル Nelson Riddle (1921.6.01~1985.10.06)

映画音楽などで活躍したアメリカのトロンボーン奏者、楽団指揮者。
主な演奏曲として『懐かしのリスボン』『皆殺しの唄』『はるかなるアラモ』などがある。
★ベティ・デイヴィス Bette Davis (1908.4.05~1989.10.06)

悪女役が多い中でも、どんな役でも無難にこなす迫力ある演技派として活躍したハリウッド女優。
主な出演作品として『痴人の愛』『偽りの花園』『イヴの総て』『何がジェーンに起ったか?』などがある。