倒壊など被害を受けた建物は600棟を超えるという。軍は740人を動員し、がれきに埋まった人々の救助活動を急いでいる。

 今回の地震について気象当局は8日、断層が水平方向にずれる「横ずれ型」だったとの見方を示した。

 内陸直下の「横ずれ型」は局地的に激しい揺れを起こすとされ、今回は震源近くのピディジャヤに被害が集中。建物の強度が弱かったうえ、震源(深さ約8・2キロ・メートル)が比較的浅く、多くの建物の損壊につながった模様だ。

インドネシア西部のアチェ州で7日発生したマグニチュード6.5の地震は、これまでの死者が100人を超え、地元の災害当局は倒壊した建物に取り残されている人がいないか捜索を続けるとともに、現地に軍の医療部隊を派遣するなど、救援活動に全力を挙げています。

7日、インドネシア西部のアチェ州の沿岸部で発生したマグニチュード6.5の地震では、震源地に近いピディジャヤなど3つの自治体で、住宅や店、それにイスラム教の礼拝施設など680余りの建物が倒壊するなどの被害が出ています。

インドネシア国家災害対策庁によりますと、建物の下敷きになるなどしてこれまでに102人が死亡し、750人余りがけがをして病院で手当てを受けているということです。現地では、倒壊した建物の中に取り残されている人がいないか捜索するため、軍の兵士らおよそ1000人が重機を使ってがれきを取り除く作業を続けていますが、重機の不足のため手作業に頼らざるをえない現場もあり、捜索は難航しています。

現地の病院では、けが人の増加とともに医師や医療物資も不足していて、国家災害対策庁では首都ジャカルタから200人余りの軍の医療部隊を現地に派遣するなど、救援活動に全力を挙げています。

地震が世界に広がっています。横ずれ型とは・・・・・・・