「東京都の名湧水」の清流が白濁!湧き水が枯渇する 日野市
「東京都の名湧水57選」に指定されている日野市の黒川清流公園で、水路が白濁し、一部の湧水が枯渇しているのが見つかった。現場周辺を立ち入り禁止にし、日野市と都の環境局が原因を調査している。
水路の白濁が見つかったのは日野市のほぼ中心部に位置する「東豊田緑地保全地域」の「黒川清流公園」。100カ所以上の湧き水があることで知られる日野市のなかで、うっそうと生い茂る雑木林の中に作られた清流公園には、サワガニやホタルも生息し、地域住民の憩いの場としても知られる。
東京都によると今月21日午前9時半ごろ、公園を訪れた住民が水路の白濁に気づき、日野市に通報。23日に現地調査した都の環境局職員が、「わきみず池」周辺で白濁を確認し、湧水群の一部が枯れているのを発見した。
現場で、pH値や水中の酸素量、シアンや六価クロムなどの有害物質の有無を調べる簡易検査を実施したが、異常は認められず、今後詳しい水質検査や湧水量の調査を行い、原因究明に向けて対応策を検討していくとしている。東京都心でも湧き水なんてあったんですね