【茨城県北部で震度6弱】東日本大震災の余震 気象庁
茨城県北部で28日夜に震度6弱を観測した地震について気象庁は、平成23年3月に発生した東日本大震災の余震活動との見解を明らかにした。今後1週間は同規模の地震に警戒するよう呼びかけている。
気象庁によると、地震は28日午後9時38分ごろに発生。震源地は茨城県北部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・3と推定される。
28日午後9時38分ごろ、茨城県北部を震源とする最大震度6弱の地震があり、東北から東海の広い範囲で揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは11キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6・3と推定される。東日本大震災の余震と見られるという。
気象庁によると、震度6弱は茨城県高萩市、震度5強は茨城県日立市、震度5弱は茨城県常陸太田市など、東北から関東の広い範囲で震度4以上を観測した。
日本原子力発電によると、停止中の東海第二原発(茨城県東海村)では地震による異常は報告されていない。東京電力によると、福島第一、第二原発とも異常は確認されていない。いずれも周辺の空間放射線量に変化はないという。
茨城県災害対策本部によると、地震の影響で高萩市内の施設で天井が落下したほか、国道461号や県道の計4カ所で落石し、190戸で断水している。北茨城市内では40代の女性が軽傷を負った。
JR東日本によると、東北新幹線は大宮―仙台駅間で一時運転を見合わせた。また、奥羽線は庭坂(福島市町庭坂)―板谷(山形県米沢市板谷)駅間の上下線で運転を見合わせ、停車中の山形新幹線の車内で乗客約500人が約3時間にわたり、発車を待った。
政府は28日午後9時38分、首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。安倍晋三首相は関係省庁に対し、早急に被害状況を確認すること▽自治体と緊密に連携して政府一体で災害応急対策に取り組むこと▽国民に避難や被害などに関する情報提供を的確に行うこと――を指示した
茨城県高萩市の旅館「高萩山の湯」では、棚の上の防犯カメラのモニターや冷蔵庫内のビール瓶が倒れた。宿泊客はなく、従業員にけがはなかった。男性従業員(61)は「突然、ガタガタと強く横に揺れて怖かった。1分近く揺れた。近くの冷蔵庫にしがみついていた」と話した。
気象庁は28日深夜に会見を開き、青木元・地震津波監視課長が「今後1週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意してほしい」と呼びかけた。
来ちゃいましたね・・・・・・お正月に来ないと良いですね