今日、娘が保育園を卒園した。
娘が1歳と5ヶ月の時から5年間お世話になって、小学校という次のステージに。
初めて親になって、子どもを保育園という第三者に預けて仕事をして、あの頃まだうちの会社で時短勤務を選択する人がおらず、私もフルタイムでの復帰だった。
余裕がないし、夜は起こされでばかりだし、何となく子育てって大変。それに何となく自信が持てない。
そんな時、年配の保育士が「大丈夫よ、お母さんの気持ち分かりますよ」と言ってくれて、背中をさすってくれた。どれだけ気持ちが楽になったか。
2年目、娘が3歳を迎えた頃にあった発表会。ステージの幕が開けると娘がセンター。心ときめく瞬間だった。消極的な娘、先生曰く「最近ものすごく頑張ってたの。だからセンターをまかせたの」
娘のことを認めてくれる保育士のおかげでまた少し自信が持てた。
次の年には参加しない、という娘の行動。夏祭りでは一人踊らず、家に帰ってからお風呂で踊ってた。人前で自信が持てないのか。
秋がきて運動会の練習、まだ参加しない。先生から「ちょっとキツくしてもいい?」聞かれ、お任せしますと答えた。
まずは一回だけやってみるという約束を交わしたらしい。で、一回はするようになった。先生が「できるやん」と褒めると、娘はいつも家でやっとると答えたそうで、次の練習のとき敢えて突き放したそうな。
みんなと一緒に全種類、参加できた運動会。心ときめきながら流した涙。
この年の保育士にも感謝している。
そして、年中さん、あっという間に年長さん。
新しい園長先生になり、年間スケジュールが大きく変わったことで年長クラスにとっては楽しみが奪われた気がして、少し保育園と保護者会が対立した。で、ここで保育士がどれほど子供たちのことを思ってくれているか知ることになった。本音で涙ながらに事情を訴えられ、保護者の多くの心が動いた。
そして両者歩み寄りが見られる中、月日が過ぎて今日、卒園。
とてもアットホームで優しい演出ばかり。
保護者会も謝恩会でお返しする。
子供たちの成長は素晴らしく、今日でお別れなのかと思うと涙が止まらなかった。
今隣で口を開けて寝ている。
そして私はこの子がいてくれる幸せを噛みしめている。
感謝。
そして、共に子育てをしてくれている主人の両親にも感謝。
ご縁いただいた保育士の先生方にも感謝。
ご縁いただいた保護者の皆さまにも感謝。
職場の理解ある同僚たちにも感謝。
娘の父である私の夫に感謝。
娘の卒園式は感謝の日でした。
さあ、次のステージへ。
cocchiy