とっとくんへ
この日、どこに出かけるか尋ねるとあなたは
「知らん」と不機嫌に言いましたね。
私は不機嫌なあなたが苦手です。
私はあなたを幸せにするために結婚したのに、
この人は不幸ではないかと錯覚するからです。
しかし向かう場所が月ヶ瀬と知って思います。
あなたは私との思い出を大事にしてくれていると。
態度とは裏腹ではあるけれど、そう思います。
違いますか。
私はあなたの態度が気になるけれど、
私の態度はどうかと言うと、
あなたの望む私ではないと思います。
おそらく私たち夫婦はお互いに態度が悪く、
その事はお互いに気づいていますが、
その上で甘えているのではないかと思います。
違いますか。
あなたはよく怒ります。
それに言い方がキツい。ハッキリ言って怖いです。
でもそんな自分と向き合っていることも、
変わりたいともがいていることも知っています。
違いますか。
今の私は子育てと仕事で時間の余裕がありません。
こんな風に自分の気持ちを整理しながら、
手紙を書くことも仕事帰りの車の中です。
気持ちの整理をするたびに思います。
私にはあなたが必要だと。
あんなに自立を主張していた私ですが、
私はあなたに寄りかかっていないと立てません。
不器用なのは私も同じですね。
あなたのことを唯一無二の存在と思っていても、
伝える術がありません。
月ヶ瀬の桜、見頃は過ぎていましたが、
ハラハラと舞い散る花びらがキラキラしていて、
眩しかった。
とても楽しかった。
ゴールデンウィーク、楽しみにしています。
やりたいこと、やらなきゃいけないことありますが、
どこかへも出かけましょう。連れて行ってください。
月ヶ瀬を歩きながら、いろいろ考えていたことを、
文字にしてみました。
あなたに読まれることのない手紙です。
こんな風にあなたへの想いを綴れる場所が
blogという場所です。
いつか、あなたに想いを届けられますように。
いつもありがとう。
ありがとう。
cocchiy
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