いつもの公園に散歩に行くと、
かなり暗い雑木林の中に1羽のアオジの幼鳥がいました。
巣立って何日も経っていないのか、
初めは何の幼鳥かわかりませんでした。
じっとしてなかなか動きません。
私が声を出してみても、びくともしません。
近くからアオジの声(親)がして、アオジの幼鳥と確信しました。
だいたい同じ方向を見ていますが、
視線の先には親鳥の鳴き声が聞こえます。
この時、私には親鳥の姿は見えていませんでした。
いくら呼んでも来ない雛を待ち切れず、
しばらくして親鳥が近づいて来ると、
ようやく雛も一緒に飛んで行きました。
親鳥は雛が完全に一人立ちできるように、
餌の採り方や敵から身を守る方法などを
教えて訓練させるのでしょうね。
がんばれ!とエールを送ります。
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別のエリアを散歩していると、
3、4羽のハシボソガラスが高い木の枝にいましたが、
よく見ると2羽は幼鳥のようです。
嘴の線が幼鳥とわかります。
親鳥も近くにいたのですが、幼鳥たちは自由に飛び回っていて、
ハシボソガラスらしいガーガーの鳴き声で
何かを訴えているように見えました。
カラスの口の中は、確か赤かったと思います。
公園には結構カラスが多く、小鳥たちには天敵ですし、
人間には嫌われやすいですが、
この子たちも元気に育ってもらいたいです。
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コムクドリの雄が高い枝で囀っていましたが、
口の中は黒く見えました。
ただし、本当に黒いのかはわかりません。
角度でそう写った可能性も。
こちらはコサメビタキ
上が気になっているようですね。
ホオジロが川原に1羽いました。
実はここ、川の水量調節をする所。
(正式名はわかりません)
川原のこれ、好きなんですよね。
赤いハンドルとシルバーの柵、なんとなく絵になる。
ここにはよくモズが止まりに来るのですが、
この日は珍しくホオジロが止まりました。
近くにはメスが飛んでいましたよ。
ペアなのかも知れませんね。
公園の一角にある山桑です。
黒くなると完熟、おいしいでしょうね。
あー、食べたいなあ。我慢、我慢。
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先日の「ダーウィンが来た!」の番組で、
イタリア北部の牧場が鳥の楽園になっているというお話。
とても感動しました。
その牧場は、農薬を使用していないので、
自生する多くの植物があり、ねずみなどの小動物などが棲み、
そこにサギ類、フクロウ類、猛禽類などが捕食や繁殖をしている。
牛も無農薬の牧草を食べ、そのためバクテリアが
良い仕事をして、チーズをおいしくさせるそうです。
地元の方々も、鳥たちを大切にして、
自然災害で破壊されたチョウゲンボウたちの巣を、
新しく作って、掛けてあげたりして、
動物、鳥、植物、人間がうまく共存している。
日本もそんな社会になったらいいでしょうね。