ここあコテージⅡ

鳥撮り、ガーデニング、手作りした物などを紹介します。

赤毛のアン&アンの原書

2022-02-07 06:19:35 | 本・読書

話のネタが無いので困っています。笑

 

そこで今日は、私が以前はまってしまった「赤毛のアン」の本を紹介しますね。

ずっと以前(「ここあコテージ」の頃)に何回か紹介したことがありましたが、

久しぶりにまた触れたいと思いました。

かなりマニアックな内容なので、

興味の無い方々にはつまらないかもしれません。

スルーして下さって構いません。

 

 

これは新潮文庫の「赤毛のアン(村岡花子訳)」シリーズと、

他の訳者の「赤毛のアン」や村岡花子さんのお孫さんの本、

「アン」の生みの親・作家L.M.モンゴメリーの生涯を書いた本などです。

この他、モンゴメリーの著作については、図書館で複数読みました。

(ストリーガール、エミリーシリーズ、丘の家のジェーンなどなど)

 

私がこの「アンシリーズ」にはまったのは結婚してからのことで、

かれこれ30年以上前に遡ります。北海道に住んでいた頃で、

当時は育児と教会のいろんな仕事に明け暮れていました。

そんな忙しさの中、ホッと息抜きができるのが読書だったんです。

同じ教会の若い女の子に借りて読んだのがきっかけでした。

 

村岡花子さんと言えば、何年か前にNHK朝ドラ「花子とアン」の

ドラマ化されたのをご存じでしょう。

(ドラマのあちこちにアンの本のネタバレが散りばめられていて、

それを探すのも楽しいドラマでしたよ。)

 

村岡さんの訳は、言葉遣いが古いので、現代の若者達には

読みづらい面もあり、また、外来語や欧米のグッズなども当時は珍しく、

あるいは日本には全くないものもあったので、

(例えば「パッチワーク」は「さしこ」という風に言い換えたり。)

訳者としてもかなり難しかったと思います。

 

遅れましたが、「赤毛のアン」シリーズは、

孤児だったアンが、マシューとマリラ兄妹の許に引き取られ、

アンの成長と共にマリラも成長するという物語です。

やがてアンはギルバートと結婚し、たくさんの子供達に恵まれ、

戦争や日々の出来事に翻弄されつつも、

乗り越えて歩む姿を描いています。

 

アン(架空)の個性的な人物に共感できたり、

登場人物の台詞にいちいち納得したり、教えられたり、

とても得るものは大きかったです。

20世紀初頭のカナダのプリンスエドワード島が舞台。

(アボンリーは架空の地。キャベンデッシュがモデル)

今のような進歩的、機械的、スピードが要求されている時代とは違い、

とてものんびりとしていて、手作り感満載の暮らし、

自然の風景がすぐ想像できそうな世界は、

私にはひとときのオアシス的な存在でしたし、

教会と暮らしが一体となっていた背景が、一層私の心に

安心感をもたらしたように思います。

(実際、モンゴメリーは牧師の妻でもありました。)

 

そんなわけで、日本訳を村岡花子さん以外にも複数読み比べたり、

モンゴメリーの他の作品や自叙伝なども読むうちに、

原書への要求が高まって、本屋では置いてあった分を買い、

無い本は輸入して買ったりしました。

 

北海道から青森に引っ越してから買った原書です。

(「Anne of green gables」(邦訳・赤毛のアン)、

「Anne of Avonly」(アンの青春)

「Anne of Island」(アンの愛情)など、

タイトルにもアンの行動が広がるのがわかります。)

字がとにかく細かくて、もちろん英語なので、

読むのにかなりの時間を要しました。

モンゴメリーの英文は、とにかく修飾語が多く、

文がとても長いのです。第1巻の冒頭部分が特に。

 

なんと村岡花子さん訳には

大切な部分が大きく欠落していたのがわかり、

原書のありがたみを理解しました。

(現在、他の訳者の訳ではちゃんと載っていましたが。

その一つが、マシュー亡き後のマリラとアンの二人の会話の一部です。

なぜ大切な一コマを抜いたのか、未だにわかりません。)

 

ここ数年は原書を開かなくなりましたが、

最近、NHKの「アンという名の少女」が放送され、

(これは原作とは全然違うので、賛否両論あります。

私としては、原作とは全く別の物語として観る事にしたら、

何のためらいもなく観られるようになったところです。)

また、久しぶりに原書でアンの世界に浸かろうかなと

思っているところです。

 

ホントにアンのファンでなければ共感して頂きにくい内容で

申し訳ないと思いつつも、アンのファンの方もおられると信じ、

今回は載せてみたのでした。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

最後に、「赤毛のアン」の本から一番好きな言葉を。

数々の大失敗をしでかしたアンでしたが、

(髪を緑色に染めてしまったり、屋根から落ちたり、

舟ごと沈んだり、友を酔わせてしまったり。。。)

以下の言葉で励まされていましたよ。

 

明日はまだ何一つ失敗をしない新しい日」(村岡訳)

(原文/Tomorrow is a new day with no mistakes in it yet.

 

明日は、誰にとってもまっさらな新しい日ですよね。

その日に失敗しても、明日はまた新しく歩めば良いのです。

 

 

さて、明日以降のネタ、ありません。どうしようか。

早く鳥を撮りに行きたいものです。涙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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